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息子よ。母は毎日が修行じゃ。

こんにちは。にこままです。

今朝、息子が妙に静かだ、影に隠れて何をしているの?
静かに近づくと…


オロナイン軟膏の小さな瓶が開けられていて、
中身が全て息子の手の中…。
両手を広げて、真っ白な手のひらを私に見せて笑っている…。


母 「ひゃああ。」
  →カーペットも壁も、オロナインだらけじゃないかああああ。
   でもここで、大きな声をださないように、怒らない、叱らない。
母 「おててが、真っ白だああ。にこにこ。」
  →いいぞ、怒ってない。笑顔だ。さあて、どうするか…。
母 「〇〇くん、おてて拭こうか。」
息子「やーだ。」
母 「じゃあ、おてて洗いにいこうか。」
息子「やーだ。」にこにこで逃げ出し、壁やカーテンを触ろうとする。
母 「きゃああ!! やめてー。」
  →洗濯しなくちゃいけないのは、カーペットと、カーテンと…。
   あとは、こことあそこの壁を拭いて…。
息子「あははは。」と笑って追いかけられるのを喜ぶ。


まあ、こんなことはよくあることで、
母を試して、喜んでいる息子を見ると、一人前の人間だなあ、と
つくづく思う。
最近、息子の体重もかなり増えてきて、だっこするのも一苦労。
そんな息子が手を踏んだり、体当たりされると、
母もなかなか痛い。手も足もあざだらけだ。
止めてほしいことは、「止めて」と伝えるが、
分かっているのか、いないのか。あざや痛みは、一向になくならない。


母は、一生懸命努力してます。
あなたに怒りで伝えないよう、言葉で伝える努力を
脅して、行動を促さないよう、伝える工夫を
誰かと比較しないよう、ありのままのあなたを見ることを
思い込みで判断しないよう、あなたの行動を観察することを
何を考えているのかわらかなくならないよう、表情を見て話すことを
そして、何よりも、母が遣う言葉が、あなたを創っていると自覚し、
聞いて気持ちのいい言葉を遣う努力を

母は、毎日修行です。
でも、この修行は苦しくないのです。
あなたが幸せになる土台を作っていると思うと、全然苦しくないのです。
時々、反省して、息子に謝ることもあるけれど、
不完全な母は、この修行のお陰で、親にさせてもらっていると思うのです。


今日は、暖かい春の一日。
カーペットも、カーテンも、早く乾いて、よかった。よかった。

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