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自然の対義語

自然⇔人工

小学生のころ国語で対義語を習ったとき、
自然の反対は人工。
ということを知って、ちょっとした違和感を感じたことをはっきりと覚えている。
「なんか意外だな〜」
くらいの小さな違和感だった。

ヒトという動物は、他の生き物とは違って特別なんだな。
そんな印象も受けた気がする。

ちょっと大袈裟な言い方をすると、
人間は、文明を築き、人間のみで世界を成り立たせようとしているものだと思うようになっていった。

妊娠中、人間の妊娠周期が10ヶ月と10日ということを知り、他の動物の妊娠周期も気になり調べてみた。

体の大きな動物は妊娠周期が長く、ゾウは1年10ヶ月とか妊娠しているそうです。

反対に体の小さな動物は妊娠周期が短く、20日とかで出産を迎えるそうです。

人間って地球の中で特別な生き物だと思っていたけれど、いち哺乳類なんだよね〜。
地球の生物の中の一種なんだよね〜。

そう思ったときに、小学生のころに抱いた小さな違和感を思い出した。
そして、自然の対義語はこれだと思った。

自然⇔不自然

自然派育児。そんな考え方を知り、2人目を自宅で出産することになったこともあり、
おむつなし育児をしてみたり、
家中の洗剤をせっけんに変えてみたり、
ノンワクチンで育ててみたり、
子どもが小学生に上がる頃には地域の小学校ではなくちょっと遠くても、体験型の学びを重んじるようなそんなスクールに通わせてみようかなんてことを企んでみたり、、、

色々やってみた。笑

良くも悪くも、
既存の価値観にとらわれず、
自分も家族も、より良く生きたい。
そんな想いを抱くようになった。

途中までは、
〇〇でなければならない。という
悪い意味での正義感や義務感に囚われていた。

でも、できない自分や理解してくれない家族に対して、残念な気持ちを抱くようになったときに気がついた。

結局、〇〇でなければならない。に縛られていたら、それは自然じゃないじゃんか。
自然育児をしたいなら、
世の中の流れに、自然に乗っかるってのも、心軽やかでいられるのではないか。

ケースバイケースでいいんだ。

そう思ったら、
ゼロウエストにせねば!!から、
ゴミを減らそう。になり、

学校も普通に校区のところでいいかな〜。
その分、子どもたちが色んなことを経験できる環境をつくってあげればいいのかな〜。

そんな感じで
こだわりの蛇口をゆるめた。

そして気がつく。
自然の対義語はこれでもいいな。

自然⇔無理

無理せず、自分のペースで、ケースバイケースに。
〇〇せねばならない。に縛られすぎず、

〇〇せねばならない。に縛られているなら、それならそれもいいじゃないか。

無理しない。
って結構自然体でいられる気がする。

周りに反対されているのであれば、それが例え正しくても、周りに流されちゃっても全然良い。

ただ、こだわりの蛇口を緩めると、ジャンキー(食べ物的にも、文明的にも)どばーーーーっと、堰を切ったように流れ込んでくる。笑

この辺りの蛇口のひねり具合は、これからの自分の課題なのでしょう!!

自然の対義語は、今も変わらず人工なのでしょうか。
こたえはひとつではないのでしょうね。

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