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【『414(よいし)カード』をやってみた

以前、終活ジャーナリストの塚本優さんがシニアガイドの記事https://seniorguide.jp/column/tsukamoto/1369702.html
でご紹介されていたカードで、気になって早速取り寄せました。

私の解釈では、子どもから大人まで誰でも気軽に体験できる“死生観”を育むカード、というものでしょうか。

対象年齢が小学校5年生~ということなので、オンラインゲームで忙しい次女を無理やりひっつかまえて、一緒にやって貰いました。
(姿出しNGとのことで、写真は撮影許可が下りなかった)

カードは49枚あって、『生』と『死』の、両方を深める対話ができるというもの。

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同じような主旨で、すでに数年前から普及している『もしバナゲーム』https://www.m3.com/news/open/iryoishin/611942 は、医療・介護・終活業界では有名で、体験したことがある方も少なくないと思います。(私も持っています)

ですが、もしバナゲームカードは、言葉や概念がちょっと難しく取っ付きにくい印象があって、その部分の克服を試みたのが、『414カード』と言えると思います。

実際に、小6の娘も十分に主旨は理解できたようで、カードに書かれていることの意味もよくわかっているようでした。

ルールも非常に単純で、コレ!と思うカードを決めて、なぜそれを選んだのかを、言葉にして伝えるだけなのです。

また、選んだカードを裏返すと、「なぜこのカードを選んだのか?」を掘り下げることができる質問が書いてあり、一生懸命それを伝えようとすることで、自分自身の思考の整理に繋がるのだと思いました。

カードで使われている言葉は、どれも優しく単純明解なので、専門家ではなく、一般のご家庭などで、おじいちゃん、おばあちゃんから、小学校高学年くらいのお孫さんの世代まで、気軽に試せるであろうところが、このカードの最大の長所だと言えると思います。

死生観を育むって大切なことなんだろうなって、なんとなくは思っていても、具体的に何をしたらよいのかわからないものです。私の子どもの頃と違って、人の死というものが非日常のはるか彼方に追いやられてしまっているなぁと、日々痛感しています。

小6の娘は、意外にあっさりとこのカードに向き合ってくれました。もしかしたら今の子ども達にとっての『死』は、最近のアニメやゲームの影響もあるのか、親世代が思うより、特別なことではないのかもしれません。

しかし、単に『死』を身近に感じるだけではなく、『死ぬ』ことの意味を問い、そこから『生きる』ことの意味を考えることが大切なので、それができるこのカードは、やはり素晴らしいと思いました。

私が思うに、取り組む際に気を付けたいこと、工夫したいことがあるとしたら、『子どもを交えて行うようにする』ということでしょうか。

年齢を重ねた大人たちだけでやると、やっぱりどこかズシンと重たい雰囲気になるような気がします。

子ども達にも参加してもらい、純粋な気持ちで一緒にやってみると、このカードの良さが最大限生かされるように感じます。

ご興味を持たれた方はぜひ
購入先は、こちら↓
https://414yoishi.thebase.in/items/42123424

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以上、『414カード』のリポートでした
現場からは以上で~す!

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