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ポートフォリオ・キャリアのいまここ

2020年6月3日に独立、丸2年たちました。ホントにありがとうございます!

この2年間は、いろいろな人やプロジェクトに支えていただきながら、
マインドフルネスをお届け、おすそわけしながら、穏やかに過ごせる日々でした。

facebookやLinkedInの投稿をみていただいて、「ご活躍ですね!」とお声がけいただくこともあり、順風満帆のようにみえていたかもしれないですが、実はここ半年ぐらいは、だいぶ迷走(not 瞑想)しておりました。

GW直前はどピークであり、
GWの前半は引きこもって、ひたすら読書と内省。
GWの後半はデジタルデトックスと交流会、合宿。

いま思えば、このタイミングで、このようなプロセスに出会うべくして出会っている、この経験は必然であり、しっかりと振り返っておきたいと思い、
その軌跡をここに残しておきます。

この実体験プロセスは、いまフリーランスで活躍中の人、これから副業を目指す人にとって、当てはまることが多いかもしれません。

奮闘期

丸1年経ったときのnoteを読み返すと、このような振り返りがありました。

1. 理想の働き方は自分でオーダーメイドすることができる
2. それぞれの会社で強みを発揮し、一発言、一行動し続ける
3. 自分の範囲を少しずつストレッチする仕組みが必要である

この時期で思っていたのは間違えなくそのとおりなのですが、
もう1年経って読み返すと、すでに兆候がでているようにも思えます。

それは、何かといいますと、

・自分でコントロールできるような仕事、仕組みをつくろうとしている
・自分の発言や行動には価値あるべき(価値発揮ドリブン)
・たいてい自分目線である

です。

そして、何より奮闘していたのは、2021年10月以降、約半年かけてずっと水面下で取り組んでいたサイバー大学「マインドフルネス入門」の準備です。

全8回(1回あたり60分)のスライド・小テスト作成、収録を隔週サイクルで進めていくにあたり、正直言いいますと、ほかの仕事を手抜きしたり、サボったりしても、自ら追い込んで追い込まながら、何とかやり切りました。

迷走期

2022年4月に、ようやくお披露目することができ、スタンプやコメントの反応もあって、アドレナリン的な高揚に気持ちよくなっていたところ、
アレとアレがきました。

アレとアレとは、「契約更新時の役割確認」と「燃え尽き症候群」のダブルコンボです。

関わらせていただている会社やプロジェクトでは、いわゆるジョブ型な役割であり、2年も経つと当初の役割はある程度一段落してくるものです。
(逆に一段落していかないと、何やってきたんだ?となりますね)

また、サイバー大学に打ち込みすぎていることも透けてましたので、「あの人は何やっているんでしたっけ?」「いまの役割と条件って、みあっている?」となるのも当然です。

さらに追い打ちをかけるように、サイバー大学のをやり切ったからこそですが、燃え尽きてしまっていました。心身ともに相当疲れていたことを自覚してはいたものの、仕事で関わっている方々にはできる人、いい人を振る舞いたいがために、自己開示範囲がごく限定的で、誰かに打ち明けることなく、一人で抱えていて塞ぎこんでいきました。

となると、焦りと不安、心配など立ち上がってきたのが、GW直前。

・何とか新たな役割やタスクをがないと、価値発揮できない
・価値発揮できていないと、契約を切られてしまう
・お仕事ないと、生活やお金が困ってしまう

など、どんどん自分の身を守りたい、守らないといけない、守れないとダメになっちゃうと、ネガティブスパイラルで迷走していくわけです。

ん、待てよ、この思考や感情パターンって以前にもあったような、、
繰り返している人生パターンを目の前に、いよいよGWに突入です。

脱皮期

GW前半で読んだ本(10冊)を並べると、、だいぶディープです。

半数以上はkindleに入っていた本を再読したものですが、何かにすがりたいの一心で、読み漁っていました。

GW合間に、妻と娘が実家に帰省していた際、自分だけの時間で見たのは、
X JAPANとMJです。いやー最高でした。


ひたすら引きこもって、読書と内省しまくって、たどりついたのは、

・安全圏にいたいから、コントロールしたがっている(FFS理論:保全性)
・典型的なメンタルモデル回避、闘争パターンに陥っている(価値なし)
・私は一目置かれる存在だ、家族にお金の苦労をさせたくない(理想像)

という境地と、自己開示する勇気です。

表面的な振り返りよりも、もっと深層的な振り返りであり、奥底まで潜って、ようやく浮きでてこれそうな感覚の手前で迎えた、GWの最終日。

RELATIONSの社員合宿をごいっしょし、システムコーチング、対話、キャンプファイヤー、焚き火、食事など、自然あふれる土地で豊かな時間を過ごしながら、すべてがつながりました。

・力んでいたら、ゆるめる
・コントロールしたがっていたら、ゆだねる
・目線が上司や自分にむいていたら、目の前の人に

ああ、そういうことか。
この場面、あの場面でも、いつも価値発揮しなければならないと、
ずっと頑なに張っていた、力んでいた(頑張っていた)
のですね。
いわゆる恐れドリブン。

「価値なしってなんだ? 価値発揮ってなんだ? 価値ないってことある? 価値ないことなんてない、すべての存在に価値あるんだ。むむ、価値発揮にこだわりすぎていたかも、まあいいや(手放し)」

いままでの思考や感情、行動パターンから、少し路線変更できそうな気づきを得ることができました。1、2周ぐるぐるまわって、ようやく自己受容できたGWだったように思います。

余韻期

GWのどピークから約1か月ほど経ち、いま、どのような状況か。

劇的に何かが変わってきたわけではないですが、何となく抜けた感がある、そして、だいぶ気楽になれた気がします。

GW前には、内なる声(セルフトーク)がとにかく止まなかったのですが、いまは、不思議とほとんど聞こえません。聞こえてきたとしても、次第に止まります。この現象はどういうことなのか。

あらためて、この10日間の過ごし方は、
GWの前半は引きこもって、ひたすら読書と内省
GWの後半はデジタルデトックスと交流会、合宿
でしたが、

もしかすると、ポリヴェーカル理論でいう、背側迷走神経と腹側迷走神経が整ったからかもしれません。

前半:背側迷走神経を整える(休む食べるモード)’
(一人でひたすら休む、デジタルデトックス、ジャンクフード食べまくり)
後半:腹側迷走神経を整える(つながりモード)
(L-Base meetup、RELATIONS合宿、軽井沢ラーニングフェスティバル、鎌倉サウナ合宿、MiLIえむこん、イトーキOpenworkingなど、リアルな場に参加)

上記の本を読んで、GW前後に自分の身に起こっていた現象や心境は、このようなメカニズムが働いて癒されたのかもしれない、神経調整機能のサーモスタットが作動して、自動調整してくれていたと思うと、実にしっくりきました。自ら計画的に考えたではなく、身体がそうしてくれていた感覚です。

まだまだポリヴェーガル理論はかじった程度ですが、後付けでも、このような理解が進んだことで、余計な力みが抜けてきました。

力みが抜けたからなのか、これまで滞っていたものが、また巡りはじめたようです。また疲れたとしても、このようなプロセスをたどることで疲れを癒せそうと思えると、やはりこのタイミングで必要な経験でした。

日頃お世話になっている方々には、私が陥っていた状況を吐露し、皆が口をそろえて、「そうだったんですね」という一言をかけていただきました。
その一言にホントに救われまして、ようやく消化できそうです。

価値発揮しなきゃという恐れドリブンを手放すような余韻にひたりながら、
ポートフォリオ・キャリアのいまここは、

・GW前後の経験をへて、自己脱皮、自己解凍しつつあります
力んでいたらゆるめるという、新たな行動指針ができました
・心身を整えるとは神経系を整えることという気づきを得ました

という景色をみています。次はどのような景色がみえてくるのか。
引き続き、3年目もよろしくお願いいたします。


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