ミュージシャンは常に進化していてすごいと思う。KREVAについて。キンプリもちょっと。
昨日、音楽ネタを書いたので今日も音楽ネタで。
かなりギャップがありますが。
KREVAについて。
日本のヒップホップ業界で最も成功している人、と言われています。
私はKICK THA CAN CREW 時代の「マルシェ」(ヒップホップで初の紅白出場曲)が好きで、キックが活動休止をした後にKREVAのソロデビューアルバムとして出した「新人クレバ」をふと手にとったことから(ずっと貧乏なのでCD買うことは私にとってはすごく贅沢)ファンになりました。
アメリカのストリート系が正しいヒップホップ、という流れが強い中、ジャパニーズヒップホップを牽引してきた人だと思います、(他にRIPSLYMEも影響力ありましたね)
30代後半から40代前半、聴き倒しました。
そして、たくさんのリリックから力をもらいました。
特にこの曲。
PVはありません、すみません。
とにかく私には歌詞が刺さりました。
進め 悩むよりまずとにかく
行く手はばむ目の前の壁を崩せ
自分の両手で崩し続ける
道が開ける 進め
大きな悩みとストレスを抱え、自分で作り上げた小さな組織から離れるかどうか、気持ちが揺れ動いていた時期です。
そして組織を離れ、新たな自分の場所を作ろうとして失敗した時期です。
精神疾患を発症した時期でもあります。
混乱してへこたれてずるずると廃人になってしまいそうだった私を、鼓舞し続けてくれた曲です。
今も閉塞感は感じています。
でも、年齢から来ることなのか、壁を崩して前に進む、ということではないなと思います。
じんわりと動いて、自分の納まりのいい場所を見つける、という感覚のような気がします。
今でもKREVAは大好きだけど、残念ながら昔のようにライブに行く元気はありません。
PVを観たりするくらいです。
TVに出る機会が少ないので。。。
マツコさんの番組に、文房具好き、として出演したりはしていましたが。
そんななか、昨年すごく嬉しいことが有りました。
KREVAがジャニーズのキンプリ(今はほぼ解体してしまいましたが)に「ichiban」という楽曲提供をして、それがとてもいい楽曲でキンプリさんがとても素晴らしく歌いこなしているところを見ることができたのです。
キンプリについてよく知りませんが、これ最高傑作なんじゃないの?と思ったりして(笑)
5人体制で最後となる昨年末の紅白でも歌っていたし、先日5人での最後のTVパフォーマンスでも歌っていました。
KREVAのアーティストへの寄せ方のうまさ、を感じました。
そして、歳を重ねて父になって世界が広がっているなぁ、とも感じました。
(石川さおり姐さんともコラボしたりしているし)
ミュージシャンは歳を重ねて変化、進化していくのだと改めて思います。
私はこの歳になって積み重ねて血や肉になっていることはあるのだろうか?
進化しているのだろうか?
無いかもしれない。
でも、生きている、生き続けている、それだけでいいんだと自分に言い聞かせている。
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