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100万円で買った経験【スクールビジネス】

nicoと申します。

よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。

4年前、技術を身につけたくてとある企業内の講座に応募しました。
ものづくりが好きなこと、人の役に立てる技術であることに加えて、当時の職場環境が辛くて講座修了後その会社に入社できたらいいなという気持ちも、正直ありました。

最終的には入社のオファーはなく、業務委託で仕事を回すことは可能という評価でした。

私が受講費の100万円と、3ヵ月間毎週土日の午後の時間で手に入れたのは、「手順は理解したけど材料の入手が難しく再現不可能な技術」と「自分で思っているほど器用ではない」という事実だけでした。

会社や講座、技術の名前などは伏せさせていただきますね。決して後悔はしていないのですが、不思議な経験だったなあと今でもときどき思い出します。

50人ほど集まった説明会で、受講費を1週間以内に振り込む決意をしたのは10人です。
人数も経歴もバラバラなメンバー。でも技術を身につけるため作業を行うので、お互いに質問しあったりだんだんに打ち解けあっていきました。

でも、そこで話題になるのは会社としての対応への不信感。
おそらくなのですが、小さい会社のためしっかりとした組織運営になっていなかったのだと思います。

小さい会社は、はまれば居心地がよいのですが、合わないととても辛い状況になってしまう、ということを私はこれまでの経験から感じています。

3ヵ月修了時までにそんな見極めをつけていましたので、正直選ばれなかったことにほっとした思いもありました。

でも説明会時に聞いていた内容とはまったく違う結果ですし、メンバーによっては会社や学校を辞めて講座に参加していたので辛い思いがあったに違いありません。

また残念だったのは、一部のメンバーは入社(と言ってもアルバイト)したため、メンバーが分断されてしまったことです。
穿った見方をすれば、入社した人々はもともとパート等の非正規雇用で、同レベルのお給料しか払うつもりがなかったようにも思います。

しばらくは入社しなかったメンバー間でやりとりがありましたが、昨今の状況もあり今は途絶えてしまっているのは少し寂しいです。

私はと言えば、このことがあって今の会社の待遇と対応の良さを見直すことができました。
職場環境も、我慢している必要はないなーと思うようになり、パワハラ上司に直接「辛い」「嫌だ」と言うようになってからあまり手出しをされなくなって少しましになりました。

100万円は決して安い金額ではありませんでしたが、当時の私には必要な経験だったのかなと思っています。(と自分を納得させたいだけかもしれないですがw)

技術を身につけてとか、資格を取ってとか、スクールビジネスもさまざまありますが、うまく仕事につながる訳ではないものもあるよ、ということを何故か今日ふと思い出したので書いてみました。

お読みいただきありがとうございました。
ではでは。

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