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“よく見ない”ことが、絵をうまく描くコツ

“よく見ない”方が、うまく描ける。つまり、細部に集中して全体像を見失うことを避けなければならないということである。茂みを描くときに葉の一枚から描写するのではなく、それら集合体をたった一色でどう描写することができるのかについて悩んでみるといい。

Tips「目を細めて」
もっと劣化した視界の中で、生き残る特徴を探す。その特徴は、色と形に表れていて、絵の強固な基礎となる。単純な色と形だけで構成された最低保証の絵がどれだけの完成度を誇るのか、絵描きにとってどれだけ心強いものなのか。それを知ってほしい。

言われてみればポップコーン

言われて見てもポップコーンには見えないかもしれない。

画像の中で小さく映っている理由は、全体で感じてほしいからである。描いているときも同様に、小さく描いて常に全体から受ける印象を大事にしている。結局のところ、「何を描いているか」は大して重要ではなくて、「どんな風に感じるか」が大事なのだ。

たとえば、「おいしそう」だとか。自信はないけれども。


ベタ塗りのラフ
描き込んだもの

チョコとブラックサンダーを描いたスケッチ。日常のスケッチなため特に感じてほしい印象はなく、手順の確認作業みたいなもの。単純なベタ塗りでも十分な完成度だと思う。


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