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仕事小説本色々

最近ブルシットジョブ
(クソどうでもいい仕事)
が注目されている中

仕事ってなんなんだ?
楽しいのが仕事なのか?
何も考えなくても
できる仕事もある
ただただ
見ているだけの仕事もある
やり甲斐があればそれは
いい仕事なのか?

社畜でいるのがいいのか
企業して
独立するのがいいのか

社畜は、何もせずとも
なんらかの仕事があり
それは、かなりの確率で
ブルシットジョブと言われる
物が多い

独立したからと言って
仕事は降ってこない
わけだから
なんらかの仕事を見つけ
それを形にして
形にするまで、
どのくらいかかるだろう?
形ができたとして
それを、買う人がいないと
お金が入ってこない
営業しなければならない
営業は…
そもそも向いていない場合、
外注に頼むのか?
SNS発信を、
ひたすらするのか?

いずれにせよ長い道のり

一体そこまでどのくらい
の時間を費やすのでしょう

いつだったか
私がフェイスブックで
毎日誕生日の花言葉を
載せていたら
年上の知り合いに
「それは、仕事だな」
と言われた

お金もらってないのに?

毎日毎日同じ時間に
今日お誕生日のかたおめでとう
ございます
今日の花言葉は〇〇です
花の名前は〇〇
今日生まれた方は
こんな方です
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これが仕事?
ブルシットジョブではないか

たまに感謝の言葉
だったり、
「私の誕生日が来るのが楽しみ
それまで続けてください」
と言うコメントを見ると
嬉しくなり
また明日も載せよう!
それが、なんか
辞められなくなった

お金を貰っていないのに
三年くらい続いたw

そう考えると仕事って
作ろうと思ったら案外簡単で
今日からでも何か
出来ちゃうものなのかな


この世にたやすい
仕事はない
津村 記久子 (著)

芥川賞作家
・津村記久子さんの新作は、
面白いけれども、
きつい仕事に
燃え尽きてしまった36歳の
女性主人公が、
異なる5つの仕事を経て、
自分と仕事との
健全な関係を
取り戻すまでを
描いた連作短篇で、
まさに全編
「おしごと小説」。

津村さんいわく、
主人公が
「こんな仕事が
あったらいいな」
と思った職場を旅する、
"しごとファンタジー"だ。
なぜ仕事がファンタジーに?

「『私、
普通に仕事してます』
と言う一人ひとりの話を
聞いてみると、
本人はなんとも思わず
こなしている
ルーティンワークでも、
私からしたら
びっくりするような
未知の作業を
こなしていたりします。
他人の仕事は
はかりしれない。
ほとんどSF的な世界です」。

もちろん、
登場人物が見るもの、
聞くもの、食べるもの、
好きな映画や
音楽などのディテール
を微に入り細に入り描写し、
独特のおかしみに満ちた
津村節は今作でも全開。
読者は時にクスッと笑い、
時に「アホやなあ」と
ツッコミを入れながら
読み進むうちに、
自分と仕事との健全な関係を
考えさせられる
作品になっている。

また、津村作品といえば、
就職活動の厳しさや職場の
人間関係によって
傷ついた人がしばしば登場し、
自らをおびやかすものを
乗り越えていく
小説が多いのだが、
今作ではまわりに
嫌な人がいて、
といった職場にありがちな
対立構造は
はっきりと出てこない。
津村さんはこう語る。
「やりがいのある
仕事は人から頼りにされ、
誉められもしますから、
仕事と愛憎関係にも
陥りやすい。
その結果、好きな仕事に
裏切られると、
心身ともに
ボロボロになってしまいます。
そういう人が、
やりたい仕事ではなく
やれる仕事からやってみて、
仕事と自分との関係を
建て直す。それが、
この連作の通底にあります」。

同世代の特に女性の共感を
呼ぶ小説として定評のある
津村作品だが、
その同世代の女性も
今や会社では中堅。
彼女たちの境遇の変化をも
すくい取っている
作風の変化も垣間見える
注目作である。

この世にたやすい
仕事はない
津村 記久子 (著)
Amazonより

この本実際にドラマ化
され、ドラマで
観ました。
個人的には小説の方が、
面白いと思います

Kindle版


私労働小説
ザ・シット・ジョブ
ブレイディ みかこ (著)

「自分を愛するってことは、
絶えざる闘いなんだよ」。
魂の階級闘争の軌跡!

「あたしのシットは
あたしが決める」

ベビーシッター、
工場の夜間作業員に
ホステス、
社食のまかない、
HIV病棟のボランティア等。
「底辺託児所」
の保育士となるまでに
経た数々の
「他者のケアをする仕事」
を軸に描く、
著者初の自伝的小説にして
労働文学の新境地。

「自分を愛するってことは、
絶えざる闘いなんだよ」

シット・ジョブ
(くそみたいに報われない仕事)。
店員、作業員、配達員に
ケアワーカーなどの
「当事者」が
自分たちの仕事を
自虐的に指す言葉だ。

他者のケアを担う者ほど
低く扱われる現代社会。
自分自身が
人間として低い者に
なっていく感覚があると、
人は自分を
愛せなくなってしまう。
人はパンだけで
生きるものではない。
だが、
薔薇よりもパンなのだ。

数多のシット・ジョブを
経験してきた著者が、
ソウルを時に燃やし、
時に傷つけ、
時に再生させた「私労働」
の日々、魂の階級闘争を
稀代の筆力で綴った
連作短編集。

■声を出さずに泣く階級の
子どもがいる。

■水商売では年齢と美醜で
判断されて、
失礼な言葉や態度を
許容することでお金を貰う。
失礼を売り、失礼を買う。
失礼は金になるのだ。

■何かを感じたり、
ムカついたりする
主体性のある存在として
認識しない者は、
相手の賃金だけでなく、
人間としての主体性さえ
搾取している。

■革命とは転覆ではなく、
これまでとは逆方向に
回転させること
なのかもしれない。



【目次】

第一話 一九八五年の夏、
あたしたちはハタチだった

第二話 ぼったくられブルース

第三話 売って、洗って、回す

第四話 スタッフ・ルーム

第五話 ソウルによくない仕事

第六話 パンとケアと薔薇

あとがき

※本書は「小説 野性時代」
2021年4月号、22年1月・5月
・9月号、23年1月・5月号に
掲載された作品を
書籍化したものです

私労働小説
ザ・シット・ジョブ
ブレイディ みかこ (著)
Amazonより

まだ読んでいないけれど
「この世に
容易い仕事はありません」
読んだ後に
これを読んだら
違った視点が生まれそうな
気がした

プレディみかこ
さんの話題の本?
と言えば、ノンフィクション
『ぼくはイエローで
ホワイトで、
ちょっとブルー』
こちらの本も読んでみたい

「ザシットジョブ」は
Audibleで
配信予定になっている
それまで、
待ってにみようと思う

Kindle版


それでも会社は辞めません
和田裕美(著)

物語の舞台は、
人材派遣会社の
「AI推進部」。
表向きは業務のIT化を
促進する
部署と言われているものの、
〈実際のところ、
AIにとって替わられる
人たちの部署〉。
要は、「お荷物」
という烙印を押された人々が
集まる部署だ。

 例えば、全編において
キーパーソンとなる
新卒社員の福田初芽。
太鼓判を押して
メーカーに勧めた
派遣社員の女性が、
不当解雇の訴えを起こし、
損害賠償を請求してきた。
その際、
初芽がメーカーではなく
派遣社員の側に
加担したため、
怒った先方に
会社の全ての契約を
打ち切られてしまったのだ。
その後も一話ごとに
フォーカスする
社員が変わり、

彼らがなぜ「お荷物」
とされてきたかが
明かされていく。
確かに「お荷物」という
評価は、
人間を数字として表す、
生産性や効率といった
指標から見れば
正しいのかもしれない。
しかし、
生産性がなく非効率な、
「目の前にいる人」を
大事にする彼らの
仕事ぶりには、
数字に表れない価値が宿る。
その感触が
積み重なっていった
最終第七話で、
予想だにしなかった
サプライズが発動する。

 その展開は、
紛れもなく小説家の
発想だ。
と同時に――多様性とは
可能性であり、
会社の未来を作る。
そのメッセージが、
絵空事とは
感じられないはずだ。

それでも会社は辞めません
和田裕美(著)
BookBangより

和田裕美さんは
よく、自己啓発本など
仕事本を書かれている方

仕事小説本として
こちらの
本面白いと思います

ど田舎から上京してきた
福田初芽はじめ
右も左も分からないし
仕事の仕方もわからない
でも初芽はじめらしく
仕事に一生懸命だったのに
部署移動させられ…
この時点では
まぁ仕方ないのかなぁと思う

側から見たら、
右も左もわかっていない
新卒田舎娘だけれど
読み進めていくと
初芽はじめ結構出来てるじゃん
と途中で、応援している
自分がいる

Kindle版


………………
自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より


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