見出し画像

南房総の棲家

『海が見える家』を読みました。
感動作でした。
夏のジリジリした感覚が
肌に染みる様な読み物でした。

父の死を契機に
都会の喧騒から離れ、
南房総の自然豊かな環境で
新たな人生を模索する
文哉の成長物語です。
各章を通して描かれるのは、
親との関係性の再認識や、
地域社会との絆の重要性、
そして自然の中での
自己発見です。


海が見える家(1−4)
はらだみずき (著)

1・父の足跡

就職の道、迷いの先に、
辿り着いたのは父の家。
疎遠の中で迎えた訃報、
南房総の風に揺られ。

孤独な死の影響下、
何も知らぬ父の姿。
遺品を手に取りながら、
新たな価値観が芽生える。

海の見える家の中、
東京とは違う時間が流れ、
父の足跡を追い求める。
静かに問いかける、
「幸せとは何か?」

Kindle版

Audible版


2・風の記憶

一ヶ月の短き道、
都会の喧騒を離れ、
父の死に向き合う時。
霊安室での出会い、
記憶とは違う風貌に驚く。

丘の上の家に残された、
父の足跡を追いかけて、
自然豊かな地での日々。
元彼女からの知らせ、
都会を捨てた理由を問う。

自問自答の末に、
新たな道を見つけ出す。
南房総の風に乗せて、
未来への一歩を踏み出す。

Kindle版

Audible版


3・嵐の中で

三年目の海の家、
起業の夢に向かい進む。
しかし、
嵐が全てを変え、
大きな台風が生活を奪う。

通信途絶え、孤立の中、
地域の人と共に立ち上がる。
農業の師、便利屋の友、
深い絆が生まれていく。

自給自足の暮らしを目指し、
食べる道を模索する。
悩みと共に成長し、
新たな決意が芽生える。

Kindle版

Audible版


4・新たな決意

台風の傷跡に、
追い打ちをかけるコロナの影。
日常を取り戻せぬ中、
思いを馳せる師の倒れる日。

心配する友の言葉に、
旅立ちの決意を固める。
山の集落、自然の懐、
新たな生活の中で答えを見つける。

自然薯を掘り、薪を割り、
自然と共に生きる日々。
自らの答えを見出し、
新たな決意を胸に抱く。

Kindle版

Audible版


1. 父の死と遺品整理

文哉は苦戦した就活の末に
ブラック企業に就職するも、
すぐに辞職。
その後、
疎遠にしていた父の
訃報を受け、
南房総にある父の家で
遺品整理を始めます。
初めての海辺の町での
生活を通じて、
文哉の価値観が
徐々に変わり、
父の足跡をたどることに
なります。

2. 父の足跡と新たな問い

入社一ヶ月で会社を
辞めた直後に
父の死を知り、
文哉は霊安室で
記憶とは違う風貌の
父と対面します。
丘の上の海が見える家で
遺品を整理しながら、
父の人生の真実に
迫っていきます。
自然豊かな南房総での
暮らしの中、
元彼女からのメールを
受け取り、
田舎に逃げてきただけの
自分に問いかける日々が
続きます。

3. 台風と地域の絆

文哉は父が遺した家で
三年目の生活を送る中、
起業するも
大型台風により生活が一変。
地域の人々と協力して
復旧作業に取り組む中で、
自給自足的な生活を目指し、
自分の生き方を
模索することになります。
農業の師や便利屋の
仲間との交流を通じて、
新たな決意が芽生えます。

4. コロナ禍と自然の中の答え

台風被災後、
コロナ禍により日常生活が
困難になる中、
農業の師の倒れる姿を見て
思いを馳せる日々が続きます。
心配する友人のすすめで
旅に出た文哉は、
山間の集落で
自然と共に生活し、
自分なりの答えを
見つけていきます。
そして、
新たな決意を胸に
前進を決意します。

海が見える家(1−4)
はらだみずき (著)

文哉が父の足跡をたどり、
自らの人生を見つめ直す過程は、
読者にとっても多くの
共感を呼びます。特に、
都市生活から田舎暮らしへの
シフトや、自然との共生を
テーマにした部分は、
現代社会の問題を反映しつつ、
読者に新たな視点を提供します。

はらだみずきの筆致は繊細で、
南房総の風景描写は美しく、
物語の舞台を鮮やかに
描き出します。
文哉の心の葛藤や成長が
丁寧に描かれており、
最後には読者に深い感動を
与えます。

全体として、著書は、
人生の再構築と自己発見を
描いた秀逸な作品であり、
現代人が抱える多くの悩みや
疑問に対する一つの答えを
示してくれます。
読後には、穏やかな感動とともに、
自らの人生について
考えるきっかけを
得られることでしょう。

Kindle版

Audible版

30日間無料
オーディブル登録はこちら
👇

プライム会員限定
3ヶ月無料キャンペーン
👇

………………
自己紹介
noteがスキ
❤️になってきた。より

#私の本棚
#本
#読書
#勝手にオススメ本
#オーディブル
#海が見える家
#はらだみずき



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?