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稲荷山誠造

『明日は晴れか』を読みました。
これは稲荷山誠造いなりやませいぞう物語だw

稲荷山誠造いなりやませいぞう70歳、
果敢と問題に
ぶつかっていく起点が効いた
爺姿がカッコイイ!


稲荷山誠造 
明日は晴れか
香住泰 (著)

書店員が「世に出したい」
作品を選ぶ
エンタメ小説新人賞
第1回 本のサナギ賞
優秀賞受賞作品
受賞歴多数の著者による
笑えて泣けて楽しめる家族小説

関西の金融会社会長、
稲荷山誠造
(いなりやませいぞう)
のもとに、

既に縁を切った娘、
桃代(ももよ)の息子
――すなわち孫の翔
(しょう)が訪れ、
「お袋がいなくなった」
と告げる。

金のことしか頭にない
頑固物だが、
パワフルな行動力と
肝っ玉をもつ誠造
(70歳)と、
大食いなだけで頼りない翔(19歳)。

かみ合わない爺孫
(じじまご)コンビは、
桃代を見つけ出すことができるのか!?

稲荷山誠造 
明日は晴れか
香住泰 (著)
Amazonより

関西の金融会社会長、
稲荷山誠造(いなりやませいぞう)
は、金のことしか頭にない
頑固な70歳。
しかし、そのパワフルな行動力と
肝っ玉は誰にも負けません。
そんな彼のもとに、
既に縁を切った、
娘、桃代(ももよ)の
息子、翔(しょう)が突然訪れ、
「お袋がいなくなった」
と告げるのです。

翔は19歳。
大食いなだけで頼りない、
まさに「食って寝るだけ」
の若者。
そんな二人が力を合わせて桃代を
探し出すという、
まさにドタバタの
爺孫(じじまご)
コンビが誕生します。
彼らのかみ合わないやり取りは、
読んでいるこちらの腹筋を
崩壊させるほどの面白さです。

誠造の頑固さと翔のマイペースな
性格がぶつかり合う場面では、
笑いが止まりません。
例えば、誠造が翔に
「何でそんなに食べるんや!」
と怒鳴り、翔が
「おじいちゃんの金で食う飯が
うまいから」
と素直に返すシーンなど、
微笑ましくも笑える場面が
満載です。

さらに、
彼らの冒険の中で出会う人々との
エピソードも見逃せません。
個性的なキャラクターたちが
次々と登場し、彼らの関係性が
深まっていく過程で、
家族の絆や愛情が
少しずつ描かれます。
誠造の頑固さの
裏にある優しさや、翔の成長も
見逃せないポイントです。

そして、何よりも
この物語の最大の魅力は、
笑いと涙が絶妙に
織り交ぜられている点です。
笑いながらも
時折ホロリとさせられ、
最後には心温まる感動が
待っています。
特に、誠造が翔に対して見せる
不器用ながらも真摯な愛情には、
思わず涙がこぼれることでしょう。

本書は、
関西弁の軽妙な会話と、
テンポの良い展開が
魅力の一冊です。
笑いと感動を
同時に味わいたい方に
ぴったりの、
家族小説の決定版です。
ぜひ手に取って、
誠造と翔の奇妙な冒険に
参加してみてください。

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