見出し画像

あの日とこれからとその先と

写真展をしようと思ったのは、ふとした思いつきからだった。

去年のとある日。
ライブの真っ最中、いま自分のやっていることを明確にしたいと感じた瞬間があった。なんと言うか、その感情には悲しみと悔しさみたいなものが入り交じっていて、どうしたわけか悔しさがおよそ80%のかなりのネガティブ思考からのスタートだったことをはっきり覚えている。
その時初めて声をかけてこの陰謀に加わったのが一緒に主催として動いてくれた2人。私のネガティブな感情に巻き込まれた被害者だ。彼らは快く承諾してくれて私の陰謀にまんまと乗せられる。なんて可哀想な。ごめんなさい。
けれど彼らがいてくれたことで、私一人では出来なかったことや知らなかったことを大きくクリアする事ができた。


とんとん拍子に準備は進み、またある日の出来事だが、とある人に言われた一言で事態が更に動き出す。ライブも一緒にやればいいんじゃないかとの提案を受けたのだ。
…そうか。そこは思いつかなかったと感じながら、センス抜群の提案をしてくれた彼の言葉通り、音楽と写真の祭典にすると決意。

準備段階で色んなハプニングや嬉しい出来事も含め、とても忙しかった記憶しかない。それは私だけじゃなくみんな同じ。仕事や家事をしながら、また旅を続けながら私たちの計画のために沖縄まで足を運んでくれたわけで、みんなが集まれることは滅多にない貴重な時間。
ほんとみんなありがとう。
後日計画してる打ち上げは大感謝祭と銘打って開きたいくらいだよ。二次会の場所は久米島だけど。その時は盛大にやろう。全員強制参加ですよ、もちろん旅費は師匠持ちでね。


4日間開催した音楽と写真のコラボ展。
初めてにしてはとても上手くいった方だと自分で自分を褒めてあげたいくらい、本当に沢山の人に支えて頂き協力を仰いで、滞りなく成功する事が出来ました。
一緒に写真展してくれた師匠とみかちゃん、
会場を提供して下さったアルテ崎山さん、
大好きなミュージシャンの皆さん、
フライヤー貼ってくれたお店の皆さま、
そして見に来てくれたたくさんの方々、
皆さま本当にありがとうございます。

4日間の間、とても素敵な出会いもさせて頂きました。
個人的な事ですが、私の音楽好きの幅がまた広がったなと感じた瞬間もありました。


いつも素敵な人たちを連れて沖縄へ帰ってきてくれるミュージシャンの皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。
いい出会いから、人生の幅も豊かさも変わってくると信じているし、皆さまが私に出会わせてくれる人たちをまた大好きになって、その人たちがまた帰ってきてくれるのを待つ楽しみも出来ました。

久しぶりにいっぱい笑ったし、音楽が凄く楽しいと改めて思わせてくれた彼と、奏でているあいだじゅう、ずっとずっと幸せそうな笑顔でいた彼女。
おふたりとも最高で、すごく大好きになってしまいました(もうほんとただの人好き)

次はそんなふうに出会えた人たちも、私の陰謀に巻き込む(お誘いできる)ように、来年の計画を進めています。
関わる全ての人たちが、楽しく笑顔でいられる時間を作るお手伝いくらいなら、私にもできるんだとみんなが教えてくれました。

思考グセのある私は、昔から考える事だけは立派だけど行動に移せない人間でした。だからこそ今回のライブと写真のコラボ展は、私にとってそれ相応の覚悟も必要だったわけで、最初は不安しかありませんでした。
反省すべき点もたくさんあるけれど、最終日終わって片付けしている時、みんなの楽しそうな声が聞こえてきて、やって良かったと思いました、本気で思いました。
首謀者としてマイクの前に立った時も、本当は泣きそうでした。
目の前には大好きな人しかいなくて、こうやってこの日集まってくれたのも、私が言い出さなかったら無かったことかもしれないと思ったらとんでもない恐怖に駆られました。でも逆にやりたいと声をあげて良かったとも思った。
人間ってつくづく人間に生かされているんだなと感じた瞬間が、あのマイクの前でした。
(話したことは一切記憶になかったので後で確認しましたが大したことは言ってませんでした)

とにかく長くて、でもあっという間の4日間でした。
また来年、みんなで会えることを楽しみに計画を企てていきたいと存じます。
私に声をかけられたらぜひとも陰謀にお付き合い頂けるよう覚悟してお待ちください。

皆さま本当にありがとうございました。