世界に絶望するあなたへ

自分の感情と向き合おうとするだけで、エモーショナルになる。

自分の世界に戻ろうとして、戻ってきた。海外は居心地が良かったし、地方もなんだかんだ楽しかったのに、どこか孤独で、自分の世界に戻ってこようとした。
自分が苦しんだ世界だったのに、それをまた自ら選んだ。
自分ならできると、自分なら大丈夫だと思って、戻ってきた。

この感覚忘れてた。どうしてだろう。
どこにいっても、自分は理解されないことが多くて。
でも、障がいがある訳でもマイノリティの要素を持ち合わせている訳でもないから、普通の感覚を持ち合わせているつもりなのに、その前提で人と関わると、まるで自分は全然違う生き物なんじゃないかと気付かされる。信じがたい事実。

私が生きる居場所はここにないのかなと、疑いそうになる。自分はそこにいていいのかと分からなくなる。

そんな時がね、あなたには何度も訪れるかもしれないの。苦しいよね、辛いよね、孤独に感じるよね。時には死にたくもなるよね。

自己肯定感とか自尊心とか、そういう言葉で片付けられたくないほど、あなたは自分が間違って存在しているんじゃないかと思う時があるよね。

でもね、あなたは生きてていいし、あなたが生きることで、生き続けることで、あなたが知らないどこかで、あなたは世界を救っているんだよ。自分を信じれなくてもいい。誰かを信じれなくてもいい。でも、この世界を信じてあげようよ。

あなたはどんなことを感じてもいいし、どんなことを思ってもいい。

あなたは必要とされていると感じようが、感じまいが、そんなの世界にとってはどうでもよくて、でもあなたはこの世界に必要とされて生まれてきたんだ。今は信じられないかもしれない。ただ、死んでから有名になった人も、功績を残した人だっているんだ。何も現世で報われるとも限らないんだよ。残念に思うかもしれないけどね。それでも、一生懸命に生き続けてほしいんだ。何度絶望しようと、失望しようと、前向きに生きていってほしいんだ。

お気づきの通り、この世界は決して甘くない。人々は争うし、憎しみ合う。奪い合い、排除し合う。そんな現実を見て、あなたは悲しくなるだろう。その牙をあなたに向けられたなら、あなたは耐えがたいムチに打たれたような気分にもなるだろう。

自分が優しい心を持っているから、なんて言われたくない。ただ、弱くて、繊細な心を持っているだけ。それがまた自分を苦しめる。それでも、私は自分を苦しめたって、世界を救いたいと願うんだ。私は、あなたが誇らしいよ。

あなたは人には簡単に理解されないほど、よく人を見て、よく世界を見て、感じて考えている。だからこそ、周囲50cmの範囲しか視野がない人には見えないものが見えるんだ。50m先のライオンも見えてしまう。でも、あなたには遠くに咲く花も見る視力がある。それを見るか見ないかあなた次第だし、もっと視野を広げればもっと美しい景色が見えるかもしれない。何が言いたいかって、今見えているものがこの世の全てではないということだし、環世界のように、我々は同じ世界を生きているというより、それぞれの生き物には別の世界があるんだよ。あなたがキリンなのであれば、フンゴロガシさんはあなたの考えていることを理解できないかもしれない。それは、どちらかが間違っているということじゃなくて、ただ見えているものが違うっていうことだよ。

そして、フンコロガシさんがたくさんいる世界では、あなたが同じように力を発揮するのが難しいことがあるだろう。でも、なぜ自分はできないんだろう、自分はダメなのかなと思わなくたっていい。あなたはキリンなのだから、同じようにできないこともあるかもしれない。でも、あなたにはあなたの力がある。キリンさんの世界じゃなくても、フンゴロガシさんの世界でも、どうやったらあなたの力が使えるのか考えてみるんだよ。

あなたに言いたいことは、決して自分が他人と同じ生き物だと思わない方がいい。
理解されたい気持ちはあるかもしれないけれど、あなたを理解できる人は、かなりレアキャラだと思う。ごめんね。でも多分事実だと思うから、受け入れた方がいいんじゃないかって私は思う。でも、理解されなくても、いいって思ていた方がいいよ。あなたはこの世界にあなたしかいないの。この世界にたった1人なの。世界中のどこか探してあなたは他にいるの?いないでしょ?それだけでユニークな存在なのよ。

あなたが変わっていれば変わっているほど、あなたの代わりはいなくなる。希少価値が高くなるっていうことだよ。その分、他とは分かり合えなくなることも多いかもしれないけれど、分かり合えることで安心はできても、分かり合えることがその人の価値を高めることにはならないかもしれないよ。

いいのよ、あなたはそのままで。認められたい人に認められないかもしれない。
でも、あなたはあなたなんだし、世界中のどこか探したら、あなたと似たような人は絶対いるんだから。決して自分の生きる価値を否定したり、しないで。

そして、マジョリティに負けてはならないよ。マジョリティはね、一部のリーダーによって作られてるだけ。一部のリーダーの声を聞いて、それを全体の意見だとも思ってはダメ。あなたがマイノリティなのであれば、他にもマイノリティはいる。そちらに耳を傾けられる人になってね。そして、勇気を出して、あなたの声を届けられたなら、それに救われる人も必ずいるんだよ。別にそれをしなくてもいい。あなたが孤立してしまうリスクは必ずあるから、怖かったらしなくてもいい。でも、することで、誰かの希望にはなり得るのだよ。


これから先、あなたは何度も苦しむかもしれない。だって、あなたは理想が高いからね。自分への理想もそうだけど、他者とか社会への理想も高いじゃない?その分、現実見て絶望することも多いんだよ。でも、だからって理想を捨てられるほど弱くはないでしょ?人への悪意も人からの悪意も、全てナイフで心臓を突かれるような痛みがあるよね。それでも、死んじゃダメだよ。生きるんだよ。死にたくなることがあるかもしれないけど、私はあなたに生きててほしいと願うよ。

あなたが生きることを選択すると信じることが、今の私にとっての希望だから。
そして、その事実は、また誰かをも救える希望になるんだよ。

私はあなたを愛しているよ

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