留学したいあなたへ、留学の真実~ダーク編~

自分の何かを変えたくて、あるいは英語が話せると思って、とりあえず海外留学を思いつく人は多いと思う。

でも実際に留学に行けば分かるが、大抵どこに行ったって日本人はいるし、急に性格なんて変わらないし、英語が突然話せるようにもならない。

外国人とすぐに友達になって仲良くなれる訳でもないし、インスタでよく見る「楽しい!」キャピキャピな生活を送れる人はほとんどいない。あれは見ためだけ。

実際は、孤独で辛い時も多いし、自分に興味を持ってくれる人は日本に興味のある人だけで、いい意味でも悪い意味でも外国人扱いされなかったりもして、現地の人と簡単には仲良くなれない。あなたが近くで留学生を見かけても、チャンスがなければ話しかけず、日本人の仲が良い友達とずっと一緒にいるようにね。

1年も行けば英語が話せるようになると思うのも間違いで、もちろんノリが分かってくるから何となくの会話は得意になるけれど、本当に話せるようになるには、現地でも必死に英語を勉強しなきゃいけない。だけど、それは日本にいたって出来る話。

帰国して、英語話せるとすごいね!仕事いっぱいあるね!って言われるけれど、どうせ帰国して使わなければすぐに忘れるし、英語だけ出来たって仕事なんて基本的にない。英語使って何ができるのか、頭は働くのか、コミュニケーション能力高いのかの方が大事な気がする。

そして、そんなことより辛いのは、海外で好きなところを見つけてしまった場合、日本に戻ってから適応するのに時間がかかることだ。海外に適応するほど、帰国してから日本が窮屈に感じたり理不尽だと思ったりして、生きづらくなったりもする。英語を話せる人、海外行ったことある人にしか通じないものを持って生きるのは、人と違う視点を持つからこそ、簡単には周囲に分かってもらえず、もどかしさを感じることもある。

何かを得るということは、何かを捨てるということ、何かを失うということ。

それなのに、留学で得られることばかりに目がいって、何を失うかを見ずに、留学に行っちゃう人が多い気がする。別にそれでもいいんだけど、どこにもユートピアなんかないし、自分が変われるような都合の良い環境なんてないし、自分の力で変わっていくしかない。その成長を最大化させたいのなら、どういう成長がしたくて、それにはどういう経験が必要なのかを考えるべきである。テキトーに「留学!」って考えずに、どこの国と地域なのか、内容は大学の学部留学か、語学留学か、ワーホリか、旅か、インターンか、とかちゃんと考えて、自分の現状と理想に合ったものを選ぶべきなんだと思う。




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