column:自撮りの心理
こんにちは、YukaMitsufujiです。
たくさん自撮りを載せている張本人です。
被写体の方へのサンプルとして撮っていますが、やはり自己満足もあります。
そんな中、「自撮りの心理」が気になったので、少し調べてみました。
①ナルシスト
③容姿コンプレックス、自己肯定感
②目立ちたがり屋
④セルフブランディング
⑤記念
ざっくり言ってこんな感じでしょうか。
これら①〜④はSNSに載せて承認を得たいという心理が働いていると言えるでしょう。
私自身もそれは否定しません。承認欲求は誰にでもある心理だと思っています。それがどれだけ先行するかだと思っています。
私が自他共に得意とする、①ナルシスト。正式にはナルシシズムですが、これは幼少期には誰にでも芽生える感情だと聞きます。大人になるにつれて落ち着いていくそうです。これがエスカレートし、病的になるとナルシシスト(自己陶酔型)となるでしょう。
②容姿コンプレックス・自己肯定感についてですが。だいたいの人は、自分がよく見える・美しく見える角度をよく知っているものです。もともと人間の顔は非対称なので、本人の好みの角度があるのもよくあることです。自撮りをして、これにより出来栄えの良かった作品をSNS等に載せ、賞賛を浴びれば、自己肯定感が増します。
③目立ちたがり屋は、後天的というよりは先天的に備わっている性分ですね。その度合いの大小はあっても、自分で撮った写真をアプリなどで盛ってSNSに載せる方が近年増えていると思います。ここまで来れば、もはや一つの文化でしょうか。
したがって、①と②の心理がどんどんスパイラルになり③が上昇します。
④セルフブランディングはSNSはじめ、とくにインターネットを使用して自己プロデュースをするために活用するものです。ビジネスであるかないかは関係ありません。しかし、本格的にフリーランスで活躍する際には、いかにセルフブランディング、セルフプロデュースができているかがキーとなります。サブリミナル効果も必要なので、画像を随時アップするためには、1枚の自撮りだけでなく何パターンかあるほうがいいでしょう。
⑤は、その時その場所にいたという記憶を留めておくためのものです。SNSに載せる載せないはあまりこだわらないものです。
以上のように、とくに①、②がうまくいき③がエスカレートしすぎないように承認欲求と常識の狭間で自撮りをして楽しむことができるのが現代の技術の進歩だと思います。さらに考える余地があれば④もやってみる。すでに無意識にやっている方もいるでしょう。ただしやりすぎると現実とのギャップが激しくなりますので注意です。これを楽しめるのは、スマホカメラとSNSの進歩の恩恵ですね。
さて、私が自撮りを楽しんでいるのは"自撮り熟女"のマキエマキさんの影響が大きいです。
彼女は三脚に取り付けたカメラで全て自撮り、基本加工なしで(テイストの違いはありますが)昭和のエロティシズムを1枚の作品として制作されています。
非常に見ていて面白い。そして社会へのアイロニー(皮肉)を感じます。
そんな、意味のある"作品"を私も自撮りで発信しているつもりです。
セルフブランディングは、行って損はないものです。自撮りをうまく活用してSNS時代を楽しみたいですね。