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20歳からの21歳

もうすぐで20歳の自分とはおさらばしてしまう今日。

今と明日からの自分に向けて手紙のようなものをつらつらと綴っていきたいと思います。

私のハタチの一年を振り返ると、POPEYEの二十歳特集みたいにキラキラとした1年だったとはお世辞にもいえないけれど、精一杯生きた1年でした。

19歳より20歳で感じる孤独というものが大きくて、でも1人になりたいという気持ちも同じくらい大きくて自分の情緒がよくわからない夜もたくさんありました。

でも、ふと辛いなと思った時に支えてくれる人がたくさんいることも知れて安心することも多かったです。

でもね、ここじゃないどこかに行って生活したい気持ちが強くて、焦燥感に似た孤独感とどこか安心できる場所を求めて動き出したい自分がいるのは1年前くらいから変わってなくて、世はコロナで大変だしセンシティブになっているけれど、それでも「生きたい、苦しい、しんどい、生きたい」のように大きく揺れてる自分には「自分を受け入れてくれて落ち着ける場所」を探すことが命綱な気がしています。

出なきゃいけない講義を休んだり、出さなきゃいけない課題をすっぽかしたり。

コロナで特に私の生活圏なんて田舎だから噂の広まりはすごいし、自分がコロナになったら度々メディアで報道されてるみたいに私生活が物理的に追い詰められていたかもしれないというデメリットがあるにもかかわらず、兵庫、岡山、島根に旅行しに行きました。

しかも親に反対されるってわかってたから、旅行当日の玄関でいざドアを開けるぞって時に「ちょっと数日家を空けるね」って話して出て行くほど追い詰められてました。

でも、家の中じゃなくてネットの世界では温かく見守ってくださってる人がいたし、温かい言葉もたくさんもらいました。大丈夫、ひとりじゃないよ。

なんだか2020年下半期は特に「未来の自分がしんどい思いをするかもしれないっていう危機感」はあるものの、「死ぬことよりいい」という基準でその日その日の自分を守ってきたことが多いなと思いました。でも、個人的にそれでよかったと思ってます。自分の選択をちゃんと自分なりに正しいと思う方向に導くことができたということに対してもよくやったぞ自分という気持ちです。えらい。

21歳の私は、自分の今、そして将来についてのじっくり時間を使うモラトリアム人間になる予定なので、今よりも時間の融通が利く分、20歳の頃よりも生きやすくなるのではないかと予想しているけれど自分の人生はほんとうにいろんなことが急変するって今までの人生の経験上わかっているので、期待しすぎずに生きようとは思います。

…でも、自分のことだから期待しちゃうんだろうな、しょうがないなあ……その期待に応えられるようにいつもの私(「昨日の自分よりも今日の自分が好きでいられるように」)でいられるようにつとめるね。

孤独を知るっていうのは、幼少期だったら「寂しい」っていってもそんなにリスクを負わずに何かもらえたけれど、今の私が「寂しい」っていうと、やっぱり男性に対しての恐い経験(痴漢に遭ったり、いきなり私の許可なく物理的に接触されたりしたこと)や、学生だけど年齢は成人だからオトナのくくりで求められたりすることも影響していて素直に「寂しい」「つらい」って言いにくくて葛藤した日がたくさんありました。

他人を変えるのは自分を変えるよりも難しいし、簡単なのは自分の行動範囲を変えたり、付き合う人を変えることだと思ってるから、今は自分が望んだ関係を築けないなと思った人ばかりでも、今まで通り、自分が理想とする人と出逢えるまではリセマラするように人とのコミュニケーションを図ったり、自分の孤独と戦っていくんだろうなと思う。

でも、いつか私の至らなさも含めてぎゅっと抱きしめてくれるような、トーチのようなホットココアのような温かさを持つ私が安心できる人と出逢って、私を安心させてくれる人に同じような安心を与えられるような人間関係というか生活ができるって信じてる。苦労した分、その人と出逢えた喜びってきっと言葉に言い表すことが難しいぐらいステキなんだろうなって思う。

私はわがままでなかなか譲らないことが多いからこそ、自分の望みって“普通”って言われがちな大衆派の人たちの望みよりも叶えるのが難しいって自覚してるし、その分、何か行動しなきゃって思ってるし、行動してるって少なくとも今の自分は胸を張って言えます。

自分の気がいつもより繊細な時は、未来を悲観的に捉えがちだけどやっぱりどこか自分の望む未来って明るいし、世の中が暗くても心持ちだったり、自分の意志や行動で自分自身の未来って明るくすることができると信じてて、きっと自分の幸せにこれからも執着していくんだろうなって思う。

二十代の0章が終わって明日から1章へと突入するわけですが、頑張りすぎず、ぼちぼちあなたのペースで生きていてね。

お誕生日おめでとう、21歳という歳があなたにとってステキな幸多き1年になりますように。

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