思考ぐるぐる

夏休みを迎えた。
最後のレポートを書き終わり、不安になってちゃんと提出できたか何度も確認した。これから卒論、院試、教育実習、絶対に落としてはいけない単位が待ち構えている。

いろんなことがプレッシャーになる。全て自分で選んだことなのに。
全てをやりきらなくてはいけないと思うと気持ち悪くなって、つらくなって、涙が出てくる。

友達が「理来はえらいよ、ちゃんと全部やろうとするから」、「これはいいやって諦めないのえらいよ」と言ってくれた。嬉しかった。

留学している間はとても楽しかった。自分の学びたいという欲求と成果がどんどん比例して、違う国で生活をして新しいことを知るという単純ながらも新鮮な日々がたまらなく楽しかった。

ここまで頑張ってこられたはずなのに、一番大事なここで立ち止まってしまいそうになっている。でも立ち止まったらいけないから、頑張るしかないと思ってもいる。

離婚した父が養育費を納めていないと母から連絡がきて、私が父方の祖母にそれをやんわりと伝えると祖母はとても申し訳なさそうに謝った。離婚したことも謝られて、今まで祖母とそういう話をしたことがなかったからそう思っていることを初めて知った。私は元気に生きてるし気にしてないよ、と言ったけれどなぜだか悲しくなった。
先日恋人と一緒にいるときも祖母から電話がかかってきた。電話を切ったあと、祖母の電話や仕送りのご飯がありがたいのにプレッシャーに感じると彼にこぼした。そんなつもりじゃなかったのに涙が出てきてしまった。彼はうつむく私を何も言わずに抱きしめてくれて、優しいと思った。泣いたのがばれたかはわからない。

大学院の奨学金申し込みのための資料は前もって用意した。今は志望理由などをゆっくり書いている。こういう類の資料は書いてるだけで以前の失敗を思い出して気持ち悪くなるので少しずつしか進められない。そして今更だけど、大学院に提出した研究計画書で誤字を見つけた。

祖母が送ってくれた野菜を腐らせてしまった。もったいないことをしたし、わざわざ用意してくれたのにその気持ちを無駄にしてしまってとても申し訳ないと思う。

ネットでミニスカートを買ったら思ったよりも丈が短かった。これは私でも大丈夫か不安になって妹にテレビ電話をつないで確かめてもらった。「いける、てか痩せた?」と言われて嬉しかった。

しまむらで買ったスニーカーに穴が開いた。また同じのを買おうとしたらサイズがなかった。でもピンクのスニーカーを新しく安く買えたのでラッキーだと思う。

私の部屋の冷蔵庫が絶対にいかれている。冷蔵の部分に霜ができるし、霜ができないように温度を少しだけ高めに設定すると冷凍の部屋が全部溶けた。

期末課題などでずっとパソコンを見ていた日々が終わり、頭痛もなくなった。一晩中頭が痛かったり、全く寝られない日もあったけれど、最終レポートを出してからぱたりとなくなった。

こうして文章を書いていると気持ちが楽になってくる。前半は泣きながら書いていたけど、今は落ち着いている。

すごく自分は弱い人間だと思うし、自分で選んだことに逆に押しつぶされそうになっているからあーあ、と思う。noteを書いても卒論は完成しないし、やることも減らないけれど、こんな中でも自分で自分を落ち着かせられる方法を知っていてよかったと思う。

このまま文章を書く仕事にありつけられたらいい。

これは誰にも言ったことがないかも(もしかしたら言ったことあるかも)だけど、本当はエッセイストとか物書きになりたい。文章を書いていると気分が楽になるのだから、それでお金がもらえれば私は永遠に幸せだろう。友人や恋人、家族とうまくいっても、いかなくても、嬉しいこと嫌なことがあっても、疲れても、全てをネタにしちゃって、それはとても楽しいし今やってることと大して変わらないからいいなと思う。

こんなことまで話を広げるつもりなんてなかったのに書いてしまった。楽しい感じで終われてよかった。今日は17時から22時までアルバイト。行ってきます。

ちょろい女子大生の川添理来です。