#2022年下半期VTuber楽曲10選 7月分

初めましての方は初めまして。
以前に別のものをお読み頂けた方はお久しぶりです。

今回は趣旨を変更致しまして、「野良猫のユウ」さんが主催されております『 #2022年下半期VTuber楽曲10選 』という素敵な企画に参加させて頂くことにしました。
こちら10選と書いておりますが、絶対に10選にしなければならないという事ではないらしいので(詳しい内容や決まりは本人のnoteをご参照ください↓)

という訳ですので、最終的な10曲を選び出す事に加えて(気持ちを整理する意味合いも含めて)月毎の『これ最高だった』10曲(×6ヶ月)を出していくことにしました。
一週間の中ですらヒィコラ言いながら取捨選択しているのに、6ヵ月もある中で10曲まで絞り込むなんてまぁ無理でしたよね。

そういう事ですので、これら毎月分のこれ良かった!はオマケみたいな記事の立ち位置になりますので、読みたい方はお読み下さい。
という緩い感じで書いてありますので宜しくお願いします。

※この記事はあくまで『独断と偏見』によりピックアップさせて頂いたものですので「この方が入ってないじゃん」や「私の思い描いた感想と違う!」といった相違的な部分もあると思いますので、ご了承ください。

※以下、一部敬称略


1:I'm Your Treasure Box *あなたは マリンせんちょうを たからばこからみつけた。/宝鐘マリン

通称「マリ箱」として親しまれており、歌ってみただけではなくShort動画やTikTokの『お手軽に見られる』という強みを生かした数々の踊ってみたも輩出して一世を風靡した、もはやVを追ってるなら一度は聞いたことがあるであろうレベルとなったこの曲を、流石に取り上げない訳には行かないと。
グリグリと動くアニメーションがふんだんに盛り込まれたMVの中で船長のキャラクター性や魅力を遺憾なく発揮しつつ、まるで消されるか否かのギリギリのラインを攻めている様にyoutube何かとチキンレースをしている内容が色んな意味で刺激的でした。

2:アイコガレラブランナー/aMatsuka

Mixを除く全てを自分で製作しているこの曲やMVを見ていると、可愛らしくポップで美麗なイラストが目を引きます。
そんな見た目とは裏腹に内容は非常にメッセージ性の高いものとなっており、愛の量や大きさ、目に見える数字や他人との比較に加えて「応援」や「推す」って何だろうって考えさせられました。
気持ちがぎゅっと押し潰されそうになる切なさや、みんなの愛に包まれていく暖かみに溢れていて感情がぐちゃぐちゃになり、見終わる頃には感極まっておりました。
※九月末、契約期間終了に伴いライユニオン所属けら個人勢として現在活動中です。

3:ao/あくまのゴート

日々生きている中で決して避けることのできない日常の中にある「あるある」や「世知辛さ」を抜き出して見ているようで、暗く感傷的なMVとも相まってすごく共感しやすい内容となっているので自然と感情移入していき涙が込み上げてきそうになります。
そんな時には辛く当たってくる世の中でも、我慢せず本当に涙を流してみたりとか、綺麗な夜景や星空を見たりとか、こういう音楽を聞いたりとか、気持ちのリセットや息抜き、小さな幸せを見つけたり大事にして頑張っていこうと思える力が湧いてくる様な感じがしました。
こんなとんでもなく素敵なものを投稿するなんて、まさしく悪魔の所業。

4:Early Summ:eR/御伽田カズヤ

父親の背中が大きく感じていてそれを見上げていたあの頃を振り返っているような気分になっていき、じんわりと染み込んでくる優しい歌声に癒されたり、ありし日の夏の思い出を見ている様な懐かしい気分になりました。
モノクロでひたすら防波堤の脇道を歩いているMVも懐かしと思う気持ちを引き出しており、途中からカラーへと変わる事によって「昔の思い出」→「現在」へ引き戻され、よりこの曲に対しての没入感が増すという演出へと昇華されている様に感じられ、7分という時間があっという間に過ぎ去るエモさに満ち溢れておりました。

5:Baby Baby Baby feat.棗いつき(from LA prière)&アラン(from memex)/玲音

バーチャルとリアルを行き来する音楽作品クリエイターのユニット二組からゲスト参戦(それも好きな方々)という豪華なコラボに胸踊りました。
デフォルトでお酒が似合いそうなダウナーで落ち着きのあるお洒落なかっこ良さに、少女としての甘さがほんのりと漂う独特の空間に加えて大人の妖艶さが醸し出されているビターな要素が惜しげもなく混ざり会う事で、三者三様のお洒落さに更なる深みが増しており、聞き終わった後には何とも言えない満足感に満ちておりました。

6:バスタイムプラネタリウム/HACHI

澄み渡る様に落ち着いていて美しい歌声からは理想と現実のギャップに苛まれている悲しげな雰囲気が伝わってきたり、そこから抜け出すために夢や力強い意思を持ち続ける事の大切さを感じさせてくれました。
光輝く幻想的な世界で駆け抜けていく姿とバスルームや路地裏で止まっている対比を見た後、途端に入れ替わったり最後に姿を消す演出も、かつて理想を夢見て追い求めていた頃から脱して行けたという暗示にも思えました。
美麗で圧倒的な映像製作に携わっているのは、最早V界隈ではお馴染みの『ヲタきち』さん。
それに加えて、ここで初お披露目となった新衣装には驚かされました。

7:blaze/猫は陽だまりを歩く

力強さの裏に見え隠れする切ない心境を物語っている様な感情の込められ方をしている歌声と、美しくも儚く聞こえてくるピアノやバイオリンの伴奏と相性がぴったりで、この美しく神秘的な世界観に引き込まれていきました。
二人の出会いと別れがイラストでも紡がれており、深くは語られずとも二人の関係を察する事ができそうな内容が散りばめられているので、まるで一つの物語を見ているような気分になっていくので音楽が一層映え、短編作品ー見ているようでした。
MVだけではなく全体で一つの作品となっており、クオリティがハイレベルなものとなっておりますので是非ともご覧になって下さい。

8:Raise The Flag/夕月ティア

「うぉーおーおー!」の掛け声と共に始まる事で気持ちが切り替わってテンションが一気に爆上がりし、どこまでも突き抜けていけると思える程にパワフルな歌声と共にどこまでも付いて行けたり元気付けられたりと、逞しい生命力や力強さを感じさせてくれる歌声が魅力的でした。
MVの方も聖女や女神を彷彿とさせる聖堂や『月』と『太陽』をモチーフにした神殿から抜け出し、晴天が広がる新たな場所へと皆を引っ張りあげて行ける様な爽快感や躍動感、旗印としての希望やカリスマ性を見せつけてくれている様でした。

9:唯一星(Rebirth)/心咲(KOE)

神秘的で透明感溢れる音楽と歌声に、そっと目を閉じて音の中に溶け込んで行きゆったりと漂っている様な浮遊感や、優しさに包まれていく様な感覚に身を委ねていくのが堪りませんでした。
中国の方なのですが、そうは思えない程に日本語も堪能な事に驚かされたり、「星」や「宇宙」を現しているMVも色使いや光の加減が絶妙ですごく独特で幻想的な世界観を醸し出しており、バーチャル楽曲の世界に対して無限の可能性を示している様でした。

10:afterglow/AZKi

4ヵ月連デジタルシングルリリースの第一弾。
沈んでいく夕日に対し、もう思い馳せる事しか出来なくなった時の切なさが込み上げてきて、まだ一緒の時間を過ごす事ができる「今」を大切にしようと思わせてくれました。
afterglowは「夕焼け」の他にも「残光」や「余韻」といった、『後に残るもの』としての意味合いも持ち合わせております。
AZKiは当初の予定では7月末に活動を終了し我々の前からいなくなっていた可能性の事も考えると、この曲達や「AZKi」としてあったものがずっと後にも残っていく様にとの意味合いが込められてると、尚更そう思わせてくれるのかも知れません。



終わりに

いざ振り返ってみると7月からもうボリューム満点で10選の枠へと納める事の難しさを思い知らされたり、「そういやこれ7月だったっけ」と月日があっという間に流れている事に驚かされました。
ハロウィンやクリスマスみたいに特にこれといったイベントがない月ですから他の月は……はい、ガンバリマス。

もし気に入りましたら、他の記事も読んで頂けると幸いです。

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私が聞いた7月分のオリジナル楽曲達が気になる方用の再生リストはこちら↓

上記の再生リストだけではなく、普段は個人的な趣味の一環として
・今日投稿された楽曲
・翌日以降に投稿される予定の楽曲
・その日に投稿された配信や楽曲一覧
として再生リストに取り纏めています。
また、その日に投稿された楽曲を一つの再生リストに纏め、私のTwitterの固定ツイートに吊るしてあります。
紹介しきれていない中にも、まだまだ素敵な楽曲はいっぱいありますので、活用して頂ければ幸いです。

それでは最後まで見て頂きありがとうございました

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