#2022年下半期VTuber楽曲10選 9月分

こちらの記事は「野良猫のユウ」さんが主催されております『 #2022年下半期VTuber楽曲10選 』という素敵な企画に参加させて頂き、10選(×6)の3本目となります。

細かい事につきましては1本目となる7月分の冒頭に書いてありますので、そちらをお読みください。

※この記事はあくまで『独断と偏見』によりピックアップさせて頂いたものですので「この方が入ってないじゃん」や「私の思い描いた感想と違う!」といった相違的な部分もあると思いますので、ご了承ください。

※記事内にある『EverRain』及び『インターネットお友達』関しまして。
この曲が入ったアルバムのリリースは今年の上半期なのですがMVが上がったのは9月となっており、下半期の10選の中に入れて良いものかどうか微妙なラインなのですが今回は入れさせてください。

※以下、一部敬称略


1:ココロポレート/ココロニ・ノンノ

ポエトリーに初挑戦してみたという事でご自身の自己紹介や活動内容を纏めた内容となっているのですが、暖かみのある優しい言葉の数々がたっぷりと詰まっていてほっこりする気分になり、初挑戦とは思えない程のクオリティに驚かされました。
コロコロとした軽快で明るいリズムと共に奏でられているのでポエトリーと楽曲に一体感があり、喜怒哀楽の感情がコロコロと移り変わっていく様に感じられる感情の込められ方や可愛いイラストや今までの配信の一部が切り取られたMVにエモさを感じられたりと、見ているだけで笑顔になれそうな癒し成分が広がっておりました。

2:静寂にて(或いは世界を誠実に描くたった一つの方法)feat.メタモエ/橙ミャオ

重厚でありながらも美しく透明感のある歌声が合わさり落ち着いている煌びやかな曲……かと思いきや、次の瞬間にガラリと曲調が変わっていったりと先の展開が見えない難解なリズムに度肝を抜かれました。
ですが不思議と曲中で引っ掛かったり不自然に思う様な違和感は全くなく、常に変化し続け流れていく時間の中にある『静寂』とは何かを考えさせられる歌詞や、星々や銀河を描いている美麗なMVの構成とも相まって終始圧倒され続け、理解が追い付く頃には曲が終わってしまうのでもう一回……とすっかり虜になっておりました。

この曲のボーカルを担当されております「メタモエ」さんは残念ながら9月末をもって活動を終了してしまいました。
元気で過ごしていることを願っております。

3:ペンギンガール/水標ぺち

爽やかでふわふわした雰囲気や弾むようなポップな可愛さに加えて、元気な姿や優しい姿へと忙しなくコロコロと移り変わっていく多感な頃の女の子の内面を描いている様な要素が、透明感のある歌声によって描かれておりこの曲から「女の子」としての内面が見て取れる様に感じられました。
そして「恋」に落ちていくみたいに胸踊りキラキラと輝いている様子や仄かに抱く甘酸っぱい想いが垣間見えたり、次は何が起こっていくのかとワクワクさせてくれる音楽や歌声がすごく可愛さ溢れるものになっていて癒されました。

4:Morning Firework/ViANKiE

9/24「LaLaLa to You」と同時にリリース。
ゆったりとして落ち着いた雰囲気が心地よくお洒落で、穏やかな気分になれます。
夜明けに訪れる特有の何とも言えない爽やかさや晴れやかな気分の中に身を委ねながら聞いたり、好きな飲み物を片手にリラックスしながら過ごしている時に流れていると贅沢な気分になれたりと、優雅な一時にぴったりな曲だと思いました。
またライブ等の時には、サビの部分で「Morning Firework」をベースとした思い思いの絵文字等を入れたコールや段幕で彩られていき、コメント欄が溢れていく光景も圧巻です。
ちなみにMVが付いて『youtube』に投稿されており、夜明けが強調された明るく美麗なMVとなっておりますので、そちらも是非見てみてください。

5:Plastic/Dupli City -eilie-

最初に聞いた時は透明感や爽快感があってタイトル通り身近にある存在で、注がれるものによってどんな色にも染まれたり夜がとても似合いそうな輝きを放つ雰囲気がお洒落で綺麗だという印象や感想を抱きました。
ですが歌詞に目を通しながら聞いていくと曲中で歌われている相手との関係性が見えてきたりプラスチックの持つ「透明感」の意味合いが「綺麗で美しく何色にでも彩る事ができる存在」から段々と「軽薄で中身を詰めないと意味のない虚無なもの」へと変わっていきました。
聞けば聞くほどに最初に抱いていた印象やお洒落さから遠ざかり切なさやもの悲しさに思ったりと、結局相手も感想も見る部分次第で幾らでも変わっていくという事に繋がっている様に感じられました。

6:EverRain(feat.園田優)/mokz

気分が落ち込んでいて切なく陰鬱とした気持ちを抱かせたり暗く冷たい無機質な雰囲気が広がっていたりと、空一面に広がる黒い雨空を思わせる儚くも美しい曲調の様な印象を感じられました。
そしてそんな中で問答をしていく内に答えや希望を見つけ出せで全てを払っていく様に伸びやかな歌声には研ぎ澄まされた疾走感や透明感を感じられたりと、同じ様な暗さでも今度はどこか晴れやかだと思えてくる『夜明け』の様な壮大さや美しさがありました。
同じ曲調でも前半と後半では抱く印象がガラリと変わってくるように思え、聞けば聞くほどこの曲に対して新たな発見ができる奥深さが素敵でした。

7:タイムラプス/Flare Rune

突き抜ける様な爽やかさや透明感を感じられるだけではなくどこか物憂げで儚い雰囲気を憂いを帯びていたり、まるで写真を見て自分の過去を一つ一つ振り返りながら「これで良かったのだろうか」という考えを巡らせたり思いを馳せているように感じられました。
そして『現在』の自分を形作るまでに積み重ねてきた『今まで』や出来上がったものを信じていこうとする気持ちに段々と切り替わっていく様子や、嘘偽りのないこの気持ちを胸に前を向いて真っ直ぐ進もうとする力強い想いが込められていたり凛とした立ち振舞いが見えてくるような歌声がかっこ良くて素敵でした。

8:烈火/百瀬ヒバナ

ロックな要素を全面的に押し出されている曲調の中にあっても伸びやかで力強くありながらも繊細な抑揚の付け方による歌唱力が際立っており、曲とヒバナさんが持つ魅力が噛み合いお互いに引き立て合い作り出していく壮大な雰囲気が素敵でした。
それに加えて格好良さとは別に胸の内に秘めたる『決意』や『慟哭』といった、心の中で燃え上がる想いに通ずる様子が滲み出てきていたりといった繊細さも兼ね備えていて、バッチリ締める所は締めたり決める所は決めるといったメリハリが効いていたりと聞き応え抜群でした。

9:こんぽん☆えぶりでいまじっく!/朝比奈こん&小日向ぽん

今まで「朝比奈こん」としてのソロ曲はありましたが、今回はこんぽんの二人で歌う初めてのオリジナルソング。
二人の何気ないやり取りや日常風景を切り抜いた様な掛け合いやボケと突っ込みが微笑ましく思えたり、ハチャメチャな元気が爆発しているパワフルさに加え明るく可愛い二人の魅力がぎゅっと詰め込まれておりました。
そんな二人の可愛さが全面的に押し出されている雰囲気とポップでモチモチしたイラストがこの曲とすごく合っていて、二人の持ち味が存分に引き出している歌を聞く事に加えてMVを見ても元気を分けて貰えて楽しいと感じられる一曲でした。

10:インターネットお友達/93poetry

切なさや憂いを帯びている様に思えるトラックに乗せられて淡々と紡がれていく言葉の数々、聞き流してしまえば大したことはないのかも知れませんが一度耳を傾けると胸の奥へと突き刺さってくるものがありました。
SNSで使用している名義をその人の名前として呼び合ったりアイコンやアバターの姿がその人の顔や姿として捉えられていくのが『当たり前』となり数々のSNSやを通じて今まで以上に気軽に自由にコミュニティを築ける便利で広い世の中に移り変わっておりますが、住所どころか本名に加えて相手の顔も知らないという事に何の疑問を抱かなくなりつつあるからこそ余計この曲から伝わってくるものに対して思う所があるのかも知れません。


終わりに

やはり『節目』として相応しい季節なのか新たな可能性の道を模索して旅立って行った方や、新たな可能性の場所として活動を開始される方が数多く見受けられる季節に感じられました。
あと、夏が過ぎ去った影響による気温の変化で体調を崩す方も結構おりましたので、体調に気を付けてお過ごし下さい。

もし気に入りましたら、他の記事も読んで頂けると幸いです。

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私が聞いた9月分のオリジナル楽曲達が気になる方用の再生リストはこちら↓

上記の再生リストだけではなく、普段は個人的な趣味の一環として
・今日投稿された楽曲
・翌日以降に投稿される予定の楽曲
・その日に投稿された配信や楽曲一覧
として再生リストに取り纏めています。
また、その日に投稿された楽曲を一つの再生リストに纏め、私のTwitterの固定ツイートに吊るしてあります。
紹介しきれていない中にも、まだまだ素敵な楽曲はいっぱいありますので、活用して頂ければ幸いです。

それでは最後まで見て頂きありがとうございました

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