#2022年下半期VTuber楽曲10選 12月分

こちらの記事は「野良猫のユウ」さんが主催されております『 #2022年下半期VTuber楽曲10選 』という素敵な企画に参加させて頂き、10選(×6)の6本目となります。

細かい事につきましては1本目となる7月分の冒頭に書いてありますので、そちらをお読みください。

※この記事はあくまで『独断と偏見』によりピックアップさせて頂いたものですので「この方が入ってないじゃん」や「私の思い描いた感想と違う!」といった相違的な部分もあると思いますので、ご了承ください。

※以下、一部敬称略


1:神社の裏のカエルさん ~The Frog-San Who Lives Behind My Shrine~/鬼ノ鈴 燐

引っ越しする事になり、周りにいたカエル達との別れを惜しんだ歌。
皆が良くしっている「カエルの歌が聞こえてくるよ」というフレーズが盛り込まれてる歌詞に遊び心を感じられたり、お祭り騒ぎが止み静けさへと変わり行く中にちょっぴり切なく思える終わり方と涙を誘う演出がされていたり「何だかんだ言って一緒に過ごして楽しかった」と風物詩に別れを告げる寂しさを感じられるエモさが伝わってきて素敵でした。
コロコロとして可愛く描かれたイラストやまるでお祭りをしていると思わせてくれる様な豪華絢爛な作りをしたMVに見聞きしていて凄く「楽しい!」と思える作品でした。

2:carry on/YSS

スローテンポで重低音の響き渡る心地良さが身体に染み込んで馴染んでいき、楽曲のテンポアップと共に自分も徐々にギアが上がっていく感覚に段々とまっていくのが楽しく感じました。
今まで行ってきた数々のライブや様々な写真を繋ぎ合わせ振り返ってる様なMVにエモさを感じたり、ライブの際には『きゃりおーん!(きゃーりーおーん!)』という掛け声で染まるコメント欄も一体感が産まれている事もあって、今まで様々なアプローチで音楽を手掛けてきた「YSS」としての積み重ねが実を結んで出来上がった『集大成』の様に感じられる感慨深い一曲だと思いました。

3:メッセージボトル/未確認動物うまぴ

「うまぴ」としてデビューしていく過程や皆を笑顔にしていきたいという熱い想い、誰かの側に寄り添える存在でありたいという願いが込められていて余すことなく描かれていたり、エンドクレジットにはCF参加者全員の名前が載っているエモさ溢れるMVも素敵でした。
こちらは2022年の4月末~5月いっぱいにかけて行われた『"現在"を残す作品を一緒に作り、広めたい!』製作キャンペーン!のCFなのですが、0円プラン……金銭的な援助はできずとも応援したい!という想いも集う中で無事に成就し、約半月の年月をかけて完成した『みんな』の作品となっておりますので是非とも見てみて下さい。

4:I'll be with you/天音 彩

ご自身のモチーフにもなっている人魚……その中でも『人魚姫』が題材になっていると思える作品で、二人の出会いから幸せな一時を共に過ごしている二人だけの秘密の時間と空間が広がっており、その一部を垣間見ている様な甘酸っぱさや温かみが感じられました。
幸せいっぱいの中に『永遠に続いて欲しい』という少しの切なさがアクセントとなっており、悲劇的な結末で終わるお伽噺とは違いまるで泡に包まれている様な優しさや柔らかさを感じる歌声とも相まってとても綺麗で癒されました。

5:シェアハピザ!/音影カナ×ひとなつおもい

子供の頃は誕生日やこういうイベントの時に出てくるご馳走って凄く特別感が増して輝いて見えていたり、そんな一緒に過ごしたい人が仕事に行ってしまったり帰りが遅くなったりする事で『自分より仕事が大事なんだ』と子供の頃は思ってしまい悲しく感じていた事を思い出させてくれる様で懐かしい気分になりました。
今だからこそ分かる仕方ないと思う部分や、みんなでワイワイ楽しく騒いでご飯を楽しんでいる様子が明るく軽快なサウンドと共に奏でられていて、聞いている内に一緒に晴れやかで楽しい気分になってくる一曲でした。

6:餞/MaiR

夢を追いかける事は輝かしい事だけではなく失敗や挫折、後悔といった苦難もあるけれども、残念な事ばかりではなくこの経験があるからこそ『今』に繋がる事ができたという考えやこれで良かったと思い胸を張る事ができたという強さ、これから進んで行く皆を後押したいという想いが感じられました。
「星野めあ」そして「MaiR」として経験してきた事を元にしているからこそ伝わってくる力強く熱い言葉が詰まっていたり、『星に託してね』という歌詞やお互いに切磋琢磨しながら成長していく二人の姿を描いたMVがピッタリで胸の内が熱くなってくる一曲でした。

7:届かないと思った虹の赤にこの手届くように/焔魔るり

自分の歌をより多くの人まで届けていきたい、繋がっていきたいという真っ直ぐな想いが美しく伸びやかな高音と共に奏でられおりました。
日本で見られる虹だと赤色の配色は一番外側にあり、まず内側にあり一番近い紫を目指すのではなくもっと遠くを追い求めていきたいという気高い意志や美しさに見入っておりました。
自然やピアノに囲まれていて穏やかで曇りない気持ちを形にした様な壮大で光輝くMVも美しさに拍車がかかっていて、見応え抜群でしたので是非とも聞いてみてください。

8:Stella("星"Planetarium Ver.)/魔法少女シュネー×Ambientflow K.ᴗ.

12/14にあった『ふたご座流星群』に合わせて公開された「Ambientflow K.ᴗ.」氏とのコラボ楽曲。
ゆったりと落ち着いていて優しく美しい旋律からは安心感や温もりが感じられ、耳を傾けていると徐々に音楽が身体の中にじんわりと染み込んでくる感覚が芽生える様でした。
そして段々と楽曲だけではなく宇宙と一体になっていく様な心地の良さが素敵で、夜空を観ながら聴くのにピッタリな一曲でした。
この楽曲は上記のコラボ相手以外にも数多くの方々が協力して製作されている大切な曲となっており、この曲のMVは『こちらにて』に公開されておりますので要チェックです。

9:Hound of Aubergine/NEGナス

12/18に活動2周年を迎え、それを記念し製作された初のオリジナル曲。
ゲームサウンドの様なピコピコ音が随所に盛り込まれていてバーチャル世界から歌っている事を連想させる部分や、物静かな雰囲気の中に自分の歌に対しての熱い思いを込めて歌い上げている凛としたかっこ良さが堪りませんでした。NEGナスさんはオーストラリアの方なのですが日本語によるカバー曲を多数投稿しており、それを通じて培ってきたものが存分に発揮され更にラップまで披露されるという堪能さに衝撃を受けましたので是非聞いてみてください。

10:遭難者/EDGAR

この道を突き進む過程で遭遇した数々の逆境や苦難に加えて見えてきたものが伝わってくる様であり、それらを乗り越えて尚たどり着く場所が見えてこない事によるもどかしさや諦めて他の誰かと同じフリをしてしまおうかという葛藤や諦めが垣間見えたと感じました。
それでも他の誰かと同じになって染まっていくのではなく『自分』として生きていきたいという芯の強さや力強さ、凛々しさを感じさせながら「EDGAR」としての『生き様』をこの曲の中に描き出し、最後まで貫き通した様なかっこ良さが胸に突き刺さりました。

こちらの方は残念ながら12/5をもって活動を終了されてしまいました。
元気で過ごしている事を願います。


終わりに

という事で計60曲の選出となりました。
どういう風にするか二転三転させながらも何とか最後までこぎつける事ができました。
振り返ってみると、心なしか実写のMVが増えてきた様な気がしました。
最初こそ『バーチャルの世界の住人が実写と交わるな』みたいに忌避されており縛りプレイを課されている様に感じられましたが、段々とそのボーダーが取っ払われている様で今後も幅広い活躍ができると思えました。
もし全て読んで頂けたならありがとうございました。


⇐Before(11月)

私が聞いた12月分のオリジナル楽曲が気になる方はこちらの再生リストから↓

上記の再生リストだけではなく、普段は個人的な趣味の一環として
・今日投稿された楽曲
・翌日以降に投稿される予定の楽曲
・その日に投稿された配信や楽曲一覧
として再生リストに取り纏めています。
また、その日に投稿された楽曲を一つの再生リストに纏め、私のTwitterの固定ツイートに吊るしてあります。
紹介しきれていない中にも、まだまだ素敵な楽曲はいっぱいありますので、活用して頂ければ幸いです。

それでは最後まで見て頂きありがとうございました

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