見出し画像

秩父のシンボル「武甲山」に登ってきたレポート!(2023.6.10)

都心から2時間以内で行けて、観光客も多い秩父。
土日祝日になると大勢の観光客が登山するお山「武甲山

今回はその武甲山を登山してきたレポートです。
武甲山の概要や登りやすさ、注意点などもご紹介!
今後武甲山に登るときの参考になるような記事にしました。
それでは本編に移ります。


概要

埼玉県秩父市と横瀬町の境界に位置する山。
都心から電車で2時間圏内なので、多くの観光客が登山しに訪れる。
また初心者でも簡単に登れる山でもあり、ハイキング感覚で登山ができる。なお、往復4時間で戻ってこれるため日帰り登山としてちょうど良い山です。

歴史

大昔、秩父は海だったこともあり石灰岩が採掘できるため、現在進行形で山を削り、石灰岩を採掘している。そのため山の形は日々変化してきています。昔と今では形が全然違います。ちょっと悲しいですよね…

削られる前の武甲山
引用:おもてなし観光公社Facebook

「日本3大曳山祭」や「ユネスコ無形文化遺産」に指定されている秩父夜祭とも大きく関係している山であり、日本二百名山にも選定されている。

場所(登山口)

表参道の生川(うぶかわ)から登り始める。
ほかの浦山口ルートもあるが、上級ルートなため通常の方はここから登ることをお薦めします。
筆者もこちらから登りました。

スタート地点

また、山奥に登山口があります。
よって、最寄駅は西武鉄道「横瀬駅」ですが徒歩で登山口まで向かうとそれだけで1時間半かかります。車かタクシーなどを利用して向かうことをお勧めします。
途中、採掘した石灰の仕分け工場が立ち並んでいてロマンを感じます!
車で向かわれる方はトラックの出入りが激しいので事故に気をつけてください。


武甲山登山前の注意点

今回登山してみて気になった注意点をご紹介します。
念頭において登山するとといいかもしれません。

①携帯の電波が入らないor入りづらい
②熊がごく稀に出現する
③トイレが出発地点と山頂にしかない
④休憩スポットが少ない

①携帯の電波が入らないor入りづらい

筆者の携帯会社・・・ワイモバイル
登山口に向かう途中の工場群を過ぎたあたりから電波が入らないのを確認しました。
また、登山中に電波がかろうじて入ったのは大杉の広場付近と山頂付近でした。ところどころで入りはしますが回線が不安定と感じました。

②熊がごく稀に出現する

武甲山では過去に熊が出没しています。
登山中、でくわさないように人間がいることを熊に知らせましょう。
とは言っても頻繁に出現しているわけではありませんのでそこまで怖がることなく登山できます。また熊鈴をつけて登山したり複数名で登山することををおすすめします。登山客が多い時間帯や日にちに行くのもお勧めです。
ビビリの筆者は一人、熊鈴をつけて熊が出ないか不安に怯えながら登りました(笑)

熊さんに向けた注意書き
熊さん字読めたっけ…
熊の目撃情報と対応方法が書いてあった

③トイレが出発地点と山頂にしかない

登山途中にトイレがありません。
なので、トイレは登山開始前に済ませるか、山頂に到着してからかの二択です。
さらに、山頂トイレは雨水をためたり、登山者に水を運んでもらって使用できるトイレです。場合によっては使用不可だったりするので注意が必要です。

↑こちらでトイレ情報を確認できる。

登山口前の観光トイレ
山頂トイレ

④休憩スポットが少ない

道中、少しひらけた場所が少しある程度で、休憩用ベンチを確認できたのは2つだけでした。軽く立ち休みできるスポットはいくつかあります。

十四丁目にある簡易ベンチ
大杉の広場にある木のベンチ(写真右手)

以上が注意点になります。
この4点以外に気になることは特になかったのでこれを知っておけば失敗することなく登山することができると思います!


実際に登山してきた

午後12時
登山口の「武甲山御嶽神社一ノ鳥居」に到着。
20~30台ほど駐車できる駐車場が鳥居をくぐった先にあります。
登山口手前に観光トイレと登山届の箱があります。

観光トイレから見た駐車場内

ちなみにGWシーズンや長期休暇なんかではここの駐車場が満杯になり、途中の道で路駐するほど混雑するとか!


午後12時半 
スマホのアプリを起動していざ登山開始!
アプリはYAMAPを使用。あらかじめ地図をダウンロードしておいて開けば電波がなくても位置情報の取得と地図を表示させることができます。

当初は砂利とコンクリートの道が続きます。

登山開始後すぐ右手に民家がある
登り始めてすぐにカフェがある
人様の敷地のようなところを進む
最初はコンクリートの急坂を登る
ここが行きも帰りもきつかった
写真では分かりづらいがなかなかの急坂
十丁目石

武甲山は一丁目~五十二丁目まで丁目石がある。
登るときの目安になるためお勧めです。

道中橋がいくつかある

十八丁目付近にある不動滝で山頂トイレの水汲みができます。
体力のある方はぜひ!
余談ですが、アニメ「ヤマノススメ next summit」で武甲山が登場します。アニメキャラのあおいは500mlのペットボトルを2本、ひなたは4Lの焼酎ペットボトルを運んでました!
???「おやおや?筆者はビビって運んでないぞぉ〜?」
次回登るときは運ぶようにします(笑)

ここで一息入れるには最適
水も冷たく心地よい
不動滝すぎてすぐに橋がかかっている
ソロ登山なので安心して渡った
がんばります
大杉の広場までの道のりは綺麗に整備されていて登りやすい
二十六丁目
筆者も石を積んできた
器用に積み上げてある

13時半 大杉の広場
ここまでくるのに約1時間ほどかかりました。
登山道も比較的しっかり整備されているので軽々登ってこれます。
山頂までは大杉の広場から約50分となっています。

大杉の広場を出て山頂に向かう道中は、整備されていて比較的登りやすい登山道と、大きな石が転がっているガレ場があります。
特にガレ場は滑りやすかったり、怪我をしたりする危険性もあるので慎重に登ることをお勧めします。また、ガレ場を避けて登山したであろう横道が歩きやすいので状況に合わせて進んでください。

比較的整備された登山道
ガレ場が多い登山道
ゴツゴツした石の上を進んでいく(写真中央が登山道)

道中は危険と思うような場所は少ないです。
しかし、滑落した場合は怪我をする恐れのある箇所があるので注意が必要です。

靄ってて幻想的な雰囲気

14時半 山頂付近
大杉の広場を出てから約1時間ほど登ったところで山頂に到着!
山頂には大きな広場とトイレ、神社、展望台があります。
ベンチは見た限り2つのみだったので、もし昼食やコーヒータイムなどをする際はレジャーシート必須です。

また、山頂ともなると気温がだいぶ低くなるので肌寒かったです。
汗をかいているとシャツの冷たさで余計体力を持っていかれるので着替えを用意するか、羽織れるものを持って行った方がいいでしょう。(6月初旬)

武甲山御嶽神社
神社裏手に展望台がある
第一展望台は左へ
登山道の反対は今も石灰石の採掘をしているため、
重機の音がしていた

展望台に到着!
が、天候不良により景色拝めず…
天気のいい日はここに秩父の街並みや周りの山を見ることができます。
次回に持ち越しということで(笑)

第一展望台
登頂成功!
時折見える街並み

帰り道
きた道を戻るルートにしました。
登りで約2時間ほどだったので帰りはスムーズにいくと1時間半くらいで下山できます。下山時は心拍数はあまり上がらないものの、気温の変化や足腰への負担があるので自分のペースで下山することをお勧めします。


感想

今回は秩父の山「武甲山」に登山してきました!
都心から近いこともあり、土曜日の午後で天気がすぐれなくても登山客が多かったのが印象的でした。また、秩父の水や秩父の祭りに大きく関わる山なので歴史を感じながら登山できてよかったです。午後から登っても夕方には帰ってこれるのも大きいです。
さらに、先述したアニメ「ヤマノススメnext summit」の5話で武甲山登山の回があるので視聴してから登山するとより楽しめるかと思います!
ヤマノススメはいいぞぉ〜


帰宅後もそれほど疲れを感じることなく過ごせたので初心者でもお勧めできる山です。ただ、道中休憩スポットが少ないため、こまめに体調を管理しながら登山することをおすすめしたいです。

また、夏などの虫が多く飛来する際に登山する方へ。
危険性のある虫は見ることはなかったですが、顔周りにやたら飛んでくる虫や大きな羽虫はいたので虫除けスプレーなどを持参してふりかけておくといいなと思いました。


おまけ

筆者おすすめの西武秩父駅周辺の飲食店
登山後、西武秩父駅には温泉がありますのでひとっ風呂浴びたり、秩父名物のホルモンを食べながらビールを流し込むのは最高です!(笑)
お時間のある方はぜひ行ってみてください!

高砂ホルモン
秩父のホルモン屋さんと言えばここ!
ここのレバーは食べれない人でも食べれるようになるほどおいしい(地元の方から)

まる助
秩父市内に何軒かあるホルモン屋さん
普通のお肉もあります。

餃子菜苑
あの松重豊さん主演の「孤独のグルメ」に登場した街の中華屋さん
安くて美味しい。お母さんが人気!

省松
オーナーさんが鉄道好きで、いたるところに鉄道グッズがあります。
店内にはNゲージが走ってます!やきとりが美味しい。


これを機に登山の趣味を再開することにしたので、今後も登山した山はできる限りレポートしたいと思います!
以上、秩父のシンボル「武甲山」に登ってきたレポートでした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?