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18-1 社会主義時代の面影残る不屈の街 〜ポーランド・ワルシャワ〜

ウィーンから夜行バスで9時間、ポーランドの首都・ワルシャワに到着しました。ポーランドには魅力的な街が多いですが、数日立ち寄るだけなら割高になる事もあって一気に移動しました。気付けばかなり北上してきました。曇りが続いた事もあり、春でも気温が一桁でかなり冷え込みます。ヨーロッパは意外と北側に位置することを実感しています。

世界遺産にもなっている旧市街は第二次世界大戦によって跡形もなく破壊されましたが、ポーランド人の情熱によって復興を成し遂げました。街自体が持つ歴史的価値ではなく、ワルシャワ市民の熱意が評価されて登録が決まった唯一の史跡です。そんなポーランド人の熱い想いが詰まった旧市街は「北のパリ」と呼ばれたほど美しい街です。レンガ造りの建物物が目を引きますが、過去に火災が続いたことからレンガや石のみの建築が許可されたみたいです。

Old town in Warszawa

第一次世界大戦後に建てられた「無名戦士の墓」は、ポーランドで最も重要な場所です。墓には永遠の炎が灯されており、365日二人の衛兵によって警備されています。厳粛な雰囲気があり、考えさせられる事も多いです。日本も悲惨な経験をしてきた過去があるので、どこか重なる部分も感じました。過去を未来へ語り継ぐ事は、自分が思う以上に重要なのかもしれません。

無名戦士の墓