繋がる?孤独る?
#はじめてのインターネット というお題が上がっていたので書いてみる。
私がパソコンを買ったのは1999年の夏に実母が亡くなってから数カ月後だ。兄妹とも疎遠、親戚づきあいはない。父も既に亡くなっていて、一軒家に一人暮らし。
母が闘病している間は私も母も父親の遺族年金で暮らしていたため、パソコンを買う気分にもなれず、そもそも余裕もなかった。
母が亡くなり、バイトをした。そして買ったのがiMac。すぐにネットに繋いだ。秋になっていた。
好きなバンドのBBS。いつものぞいていた。そこでやり取りをした。家でポツンと。猫は側にいたけど、一人。一人だけどみんなに繋がっている気がした。していた。
いつものぞいていたBBS。そこで知り合った人たちとグループBBSもしていた。
1999年の大晦日、私はいつものようにBBSを見た。誰もいない。何の書き込みもない。何度もリロードした。
一人だな。孤独だな。なんて孤独なんだろう!
みんなはリアルの世界に戻っていった。私だけがインターネットをしていた。
インターネットは世界に繋がっている。それは事実。みんなと繋がれる。それも事実。だけど、私にはとても孤独を認識させるものだった。
はじめてのインターネットは、繋がれた喜びより、孤独を強く感じるものだった。
では、今はどうか。というと、私は未だに孤独を感じる。日頃は繋がって、繋がれて心の支えにもなるときがある。だけど、年末になると、やっぱりみんなリアルに戻っていくんだ。あの時の孤独感が蘇ってしまう。
あの孤独感は、年末だけじゃなく、何気なく、ふと感じるときある。何だろうな。
こんな私は何でインターネットをやるんだろう。それはまた今度考えてみる。
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