スペインで400ユーロ、スられた話
¡Hola!
スペインはマドリードに留学中。
以前留学していた、マラガという、比較的治安のいいはずの地域でスリにあいました。
今回は、
気を抜いてたらホントにスられるよ!!
っていうのと、
気をつけたら大丈夫だよ!!
っていう話です。
あと、わたしが間抜けすぎる。
※長いので、読みたいところから読んでくださいね。
ストーリー
留学初日のこと。
「留学中は、積極的になる!!」と心に決めていた私は、初日からアクティブに行動。
マラガのCentro(中心街)に意気揚々と向かいました。
そこで、人の列を発見。
なにやら観光名所のAlcazaba(アルカサバ、11世紀にイスラム教徒が建てた城塞)が、この日の午後は無料で入れるみたいでした。
ドキドキしながらも無事入場!!細い通路に沿って歩き、展望台のひとつに登ろうとしたとき…
「パスポートケースがない!!!!!!(絶句)」
普通、パスポートケースは、首からかけて服の中にしまうものだと思うんですが、
なぜか、ショルダーバッグにそれごと入れてしまっていました。
現金約400ユーロ、パスポート、クレジットカード2枚、航空券のコピー、ボールペン、、、
一旦冷静になり、すぐに入口へ。両親に電話していると、スタッフの人が
「これ、あなたの?」
渡されたのは、砂まみれのパスポートとクレジットカード2枚。
「!!!!」
嬉しさと、緊張が緩んだのでわんわん泣いていると、スタッフさんが優しく、
「さっき誰かが拾って持ってきてくれたんだよ。君のだよね?アジア人は君しか見当たらないから、そうかと思って。気をつけてね。」
って言ってくれました。
一部始終をビデオ通話で見ていた両親も、ほっとして、「良かったね~」なんてみんなで言ってるうちに、思い出しました。
「現金は?!?!?!」
さすが、マヌケ日本代表。忘れてました。かなり探しましたが、見つかりませんでした。
パスポートとカードだけが、抜かれて捨てられていたんです。恐怖。
その後もホストマザーと警察に行ったり、保険会社に電話するも、お金は返ってきませんでした。
※保険会社によるかもですが、わたしの保険は「モノ」とかでないと保険金が降りませんでした。今回はパスポートケースが唯一盗まれた「モノ」なので、適用しても2000円ほど、、諦めました。
初日にこんな洗礼を受け、危うくマラガのこと、大嫌いになりそうでした。当たり前のように、それからはスリに気をつけるようになりました。
原因
①慣れてなかった
いくらマラガの治安がいいとはいえ、スペインです。しかも観光の中心地。スリなど日本であまり気にすることがなかったので、まだ緊張感が足りてなかった。
スられたのは、細い道です。「人とすれ違うときにカバンに気をつける」は、今になっては当たり前になりましたが、当時は意識できていなかったんだと思います。
あと、今は、持ち歩く現金は20ユーロまでにしています。ほぼカードで何とかなってる。
②「スリ視点」に立ててなかった
ホストマザーによると、スリは、「こいつはいけそうだ」っていう人を、見た目や行動で見極めるそうです。
特に、アジア人がそれほど多くないマラガではアジア人観光客は目立つので、目をつけられたんじゃないか、とのことでした。
また、あまりにも怯えてカバンを守りすぎていても、ダメらしい。周りに溶け込むように自然に、でもしっかり見ておく、ってのがコツらしいです。(難しい)
③「入場無料」の落とし穴
スペインでは、入場や入館が無料になるところが多くあります。例えば日曜日の午後無料とか。
無料で入れるのは嬉しい反面、イコール誰でも入れるってことに、気づいてなかった…。
無料すなわち、スリも気軽に入ってこられるということでした。
私はこのときから、「無料」とはそういうことだな、って覚悟して入るようにしています。または、場所によっては少しでもお金を払って入るようにしてます。
その後
それからは、一度もスリにあっていません。ていうか、マラガでスリにあうの、珍しいらしい。(ホストマザー談)
「スペインは治安が悪い」って聞いていた私は、「常に危険と隣り合わせ?!」と極端に考えていましたが、全然そんなことないです。
周りでもスられていたのは私だけでした。マドリードでも今のところそういう話は聞いてません。(バルセロナはよく聞く)
ただ、気を緩ませすぎるとすぐスられるよ、という感じです。可能性は潜んでいます。
怖がらせたいのか、安心させたいのか全然分かりませんが、長くなったので今回はこれで。
お付き合いいただき、ありがとうございました!
¡Hasta pronto!
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