クリスマス アドベントコーヒー 5日目
クリスマス アドベントコーヒー5日目
結局毎日更新できず、これを書いているのはもう7日。
溜まっていく宿題のようです。地道に更新していきます。
5日目のコーヒーは中米の生産国コスタリカのハニープロセスのコーヒー。
コスタリカは2019年に農園訪問した思い入れのある生産地です。
今日も昨日に続いて異なる生産処理のコーヒーです。
ハニープロセスはナチュラルとウォッシュトのちょうど間の生産処理。
ナチュラルは実がついたまま乾燥させる生産処理、
ウォッシュトは実を剥いでミシュラージ(種のまわりのヌメヌメ)を落としてから乾燥させる生産処理、
その中間のハニープロセスはミシュラージを残したまま乾燥させるやり方です。
ミシュラージのことをハニープロセスが生まれたコスタリカでは「ミエル」と言います。「ミエル」はスペイン語ではちみつを意味する言葉なので、そこから「ハニープロセス」と呼んでいます。
ハニープロセスはミシュラージをどのくらい残すかによってさらに細分化されます。
最もミシュラージがついていてナチュラルに近いのはブラックハニー、ほとんどミシュラージが取り除かれていてウォッシュトに近いのはホワイトハニー、その中間がミシュラージが付いている順にレッドハニー、イエローハニーです。
写真をみるとそれぞれ乾燥中の色から名付けられているのが分かりますね。
以下、農園情報です。
生産国:コスタリカ
生産処理場:サンタ・テレサ2000マイクロミル
地 域:タラス ドタ サンタ・マリア
標 高:1,950~2,050m
品 種:レッド・カトゥアイ
精 製:ホワイトハニー
焙煎度:中煎り
マイクロミルというのは、小規模生産者さんが持つ自前のウェットミル(コーヒーをパルピングしたり、乾燥させたりする施設)のこと。
コスタリカでは従来、収穫されたコーヒーチェリーをメガミルと呼ばれる大きな生産処理場に持ち込むのが一般的でした。しかし、それでは自分のチェリーと他者のチェリーが混ぜられてしまうこと、いくら良いチェリーを収穫しても同じ単価で買い取られてしまうことに危惧した生産者さんがだったら生産処理を自らで行い「自分がつくったコーヒー」として消費者に届けようと生まれたものです。2000年ごろから始まった取り組みで、コスタリカのマイクロミル革命なんても呼ばれています。
さて、コーヒーを飲んでみます。
粉に挽くと華やかな香りが広がります。
飲んでみるとレモンティーのようなさっぱりした口当たりです。
冷めてくるとだんだんとチョコレートのようなコクやチェリーのようなフルーツも感じます。
温度帯でガラッと印象が変わるコーヒーなのでゆっくり飲むのがおすすめです。
こちらのコーヒーは先日好評のうちに販売終了いたしました。
来年は同マイクロミルのイエローハニーのコーヒーをご紹介出来る予定です。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。
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