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頑張りすぎず、心地よく

毎日お疲れさまです。
長いお休みは、いつも以上に
ごはんを作るのに追われている人も
多いのではないかと思います。

ふじわらさん、
いつもどんなごはんを食べていますか?
とよく聞かれるのですが、
仕事で料理を作っているので
自分のことは決して頑張りません。

毎回ゼロからごはんを作るのは
大変なことだから、
自分に合った方法で
いろんなものの力を借りて、
食事を楽しめるように。

わたしが家でしていること、
たとえば。

すぐに食べられるものが
ひとつかふたつ、
いつも冷蔵庫にあるようにする。
常備菜をばっちり仕込むのもいいけど、
半分加工したくらいの気楽さが
明日の自分の役に立つと思う。

お肉はパックからあけたら
切ってしまって、かるく下味をつけておく。
野菜も、小松菜なんかは
いっぺんに一束洗っておくだけでちょっといい。
まとめてカットして
ジップロックに入れておいたら、
炒めものや汁ものにすぐ使える。

切っただけで出せるものや
マリネやたれ、なんかも
あるだけで気持ちが楽になる。
最近は、おいしい干物と水餃子を
冷凍庫にストックしている。
どちらもすぐに食べられる、うれしいもの。

ひとつ作っておくと
何通りかで食べられるおかずも重宝する。
ふじわらでいつもお出しているひじきのサラダは※
おいしいひじきを戻して
しょうゆ、米酢、オリーブオイルで
マリネしたもの。
そのまま食べても、お肉のソースにしても。

残り野菜をまとめて使うお料理も
いくつか知っているといい。
わたしなら、かき揚げ、お好み焼き、
野菜のグリル。
たまに偶然はっとする組み合わせに出会えると
すごくうれしいし、
同じ季節のものは相性がいいことが多いから、
旬のものを使うと無駄がなくなったりもする。

献立の決まらない日は
作るものを決めておく。
友人は豚汁をつくるのだそう。
わたしは刺身を買って帰る。

いちばん手っ取りばやく
お料理上手になるには、
すてきなうつわに盛ること。
これは、費用対効果ばつぐんの秘策。

塩、オイル、しょうゆにお酢など、
毎日使う調味料を少しグレードアップするのも
ほんとうに効果的。
おいしいだしやびん詰めなど、
自分を助けてくれる食材を見つけるのも◎。

あとは、とにかく
炊き立てのごはんがあれば。
ごはんがおいしいと、
食事全体の満足度がぐっと上がるから。

頑張りすぎず
自分に合った方法で。
おいしいものを食べて、よく寝て、
どうぞすこやかにお過ごしください。


2020.3 北欧暮らしの道具店 メールマガジンに寄稿
https://hokuohkurashi.com/note/236689

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