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「エゴ」 2年 中川 広土

こんにちは。ヴァンフォーレ甲府ユース出身、危機管理学部2年、中川広土です。

今までの経験を通して思っている事を書きます。最後まで読んでいただけると幸いです。

私は5歳でサッカーをはじめてから中学を卒業するまでは地元のクラブチーム、高校1,2年は強豪校とは言われていない高校でサッカーをしてきた。ほぼ毎試合出ることができて、チームの中心選手としてプレーすることができた。私が点を取れば勝つ、取れなければ負ける。チームに必要とされていると感じていた。

高校3年、ヴァンフォーレ甲府ユースに入ってからは違った。私のほかに点を取ってくれる選手、チームを勝たせてくれる選手がいた。

私が出なくても、点を取らなくてもチームは勝つ。試合に勝っても貢献できなかった自分に悔しくて喜べないことが多かった。このチームの中で必要とされる選手になるためには、自分の価値を示すためには、どうすればいいのか考えた。

「エゴ」を出す。

俺が点を取って、俺が活躍して、俺がチームを勝たせるんだと強い意志を持たなければ、自分の価値は示せない。

そのために自分がこうしたいとか、このようにプレーしたいとか、こういうプレーが得意だからとかを、仲間に要求して自分の良さを発揮できる状況を自分で作ろうとした。

もちろん初めからうまくいくことはなく、ヘタクソな私の要求が受け入れられることは少なかった。

だからこそたくさんボールに触って練習して技術を磨いて、チームメイトと監督から信頼されるように行動した。

そして次第に自分のやりたいプレーを表現できるようになり、大事な試合で使ってもらえたり、点を取ってチームを勝たせられるようになったりし、自分の価値を示せたと思えるようになった。

「エゴ」は使い方によってはポジティブな意味でもネガティブな意味でも捉えられると思う。

「自己中心的」や「わがまま」などのネガティブな意味の「エゴ」は、他人からの信頼を失い良い人間関係を築けない。それによって自分の価値を示すことが難しくなることがあると思う。一方で、「自分らしさ」というポジティブな意味の「エゴ」は、自分の価値を示すためには必要だと思う。

自分の「エゴ」をコントロールしてポジティブな意味での「エゴ」をたくさん出し、ピッチ内でもピッチ外でも誰からでも信頼される人になる。そうすることで自分の価値を示せるようになると思う。

最後まで読んでいただきありがとうございます。今後も応援よろしくお願いします。

中川 広土 (なかがわ ひろと)

<経歴>
ヴァンフォーレ八ヶ岳→アメージングアカデミー→駿台甲府高校→ヴァンフォーレ甲府u18

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