もう一度、また歩んでいこう
やっと“前”に進んでいける気がする。
私の一つの過去を小さな冊子にまとめた。
それはまるで、記憶を小さな宝箱にそっと仕舞い込んで、鍵をかけるような時間だった。
たったひとつの区切りをつけるのに、こんなに時間を要した。でも、その時間の中にもきっと意味はあったんだろう。
楽しいこと、辛いこと。毎日尽きることなくたくさんあるけれど、目を向けるものできっと世界は180°姿を変える。
悲しみや苦しみに目を向けることにも絶対に意味はある。あるけれど、見えにくい。それならば、その意味を見出していくのも自分の人生に課せられた使命なのだろう。
私の世界は、私が作る。何度でも、私が彩る。
なんでこんな世界、
って悔しくなること、きっと山程ある。
泣きたくなる夜は何度もやってくる。
それでも、そこに意味があると知っていたなら、意味があるって信じることを希望にできたなら、明日が、ほんの少しだけ明るくなる気がする。
そんな夜が、きっと少しだけ楽に過ぎてゆく。
私たちは大丈夫。
何度だって唱えよう。
わたしたちの今日は明るい。
明日はきっと、もっと輝く。
だから一緒に、手をとって歩んでいこう。
向かい合わなくても大丈夫。
支え合わなくても大丈夫。
“隣に君がいる”
“君が前を向いている”
その存在だけで私もまた前を向いて、どこまでも、何度だって歩んでいける気がする。
愛しい白銀の世界がもうすぐやってくる。
きっと天国に一番近い、キラキラ輝き、シンと静まり返る、真っ新な世界。
そんな世界に背中を押され、私もまた一歩、もう一度歩んでいこう。
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