自分がどうにかするんだ、という感覚

深夜まで家計簿をつけていた。

お金の管理がどうにも苦手で、ずっとなぁなぁにしてきた。
なんとなく昔からずっと、お金を使うことへの罪悪感があるせいか、大きな投資も浪費もせずにきたから、支出が収入を上回ることはほぼなく、現実的に困った事態にはなっていない。
だけど、コントロールできている訳ではないからお金にまつわる漠然とした不安がつきまとう。
ちゃんとしなきゃな、でも苦手なんだよな、よくわかんなくなっちゃうんだよな、と誤魔化し続けてきた。
そんな自分が嫌だった。

これから先のことを迷いながら、お金の心配がなければもっと自由に決められるのに、と思う。
明日の生活に困るほどではないけど、将来を考えると不安になる。
「大丈夫」と思えるようになりたい。

家計簿に並ぶ数字を見ていると、くらくらしてくる。
数学は好きだったけど、好きなのは概念的な数字で、具体的なものを表す存在になった途端、頭が痛くなってくる。

でもね、なんとかしたいんだ。
ここで踏ん張って頑張れば、もっと自由に将来を考えられるはずなんだ。
不安なこと。心配なこと。先が見えないこと。
他人任せにしたくなる、でもここで頑張ってみる。
私がなんとかしてみせるんだ。

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