ほんとうの正解は、迷わないらしい【婚活記録 #4】
こんにちは。
1 本で終わるどころか、1 本も公開せずお蔵入りかと思ったけど案外続くかもしれない婚活記録、 4 本目です。
1 本目は私と私の婚活の概要を、2 本目では相談所婚活におけるスケジュール管理の落とし穴を、前回はお見合いののちに仮交際を断る件について書きました。
さて今日はちょっと毛色の違うタイトル。
私は今年の GW 明けに結婚相談所での婚活を開始。夏前にお見合いした彼と 9 月から真剣交際中なのですが、その彼とのお見合いについて書こうと思います。
本当はね、成婚退会なり入籍なりしてから書こうと思っていたのだけど、それだとポジショントークというか、「後からならなんとでも言えるわい」の極致でダサいなと思い、まだまだどうなるか分からないこの時期にあえて書いちゃおうと思いました(ドMなん?
万が一この後彼とサヨナラすることになったら、無論ただの勘違い惚気を晒しただけの記事になるわけで、意地悪な人には「うっわ~」と笑われるんだろうな。でも、もうすぐ彼と会って半年になる今、あの気持ちを思い出したくなったので残しちゃえ。
ということでレッツゴー
待ち合わせ10分前に見かけた瞬間「あっ」と思った
本題に入るまえにひとつ質問。
皆さんは、アプリや相談所経由で 1 度会うも、自然とフェードアウトした人のことをどれくらい覚えていますか?
マイナスかプラスに大きくふれた場合は、時が経ってからも過去のお見合い相手について言及しているものを見なくはない。でも、可もなく不可もなく、しかし好意もなく、で自然蒸発した出会いを世の婚活男女はどれくらい頭に刻んでいるんだろうというのはちょっと気になる。
私は、アプリ & 相談所で 7 人くらいかな、1 度 or 複数回会うもお断りしましたが、なんということでしょう、半年ほどしか経ってないのにもう顔も名前も憶えていません。
皆さん「普通にいい」人だったし、有難いことにこれといった嫌な思いもしなかったけど、いやだからこそというべきか。当時のメモ見返したから名前はわかったが顔はもうさっぱり。
※仮交際中は写真撮らない主義だったし。恋人でもない他人のカメラロールに顔残したくない&私のカメラロールにも要らないし(カワイクナイ)
まぁそのレベルなので、当然話したことなんて本当~~に記憶真っ白。
そんな感じで、おめでたいというべきか失礼というべきか、執着がなくて良いというべきか気持ちが足りんというべきか、とにかく片っ端から忘れる私だけど、いまお付き合いしている彼との初対面は、かなりくっきり覚えています。
いまも付き合っているから、顔や名前がわかるとかそんなとんでもつまらない話じゃあないですよ。
じゃあなぜって、「初めまして」の前、たまたまお顔が見えた瞬間に「あ」と思ったからです。
待ち合わせ 10 分前に着き、居るかな?とふら~っと見渡したら、すぐそこ(体感 7m くらい)で彼を見つけた、その一瞬の出来事でした。わけわからん感覚すぎて、なぜか最速で目を逸らして柱の陰に回っちゃったのを覚えてる。挙動不審じゃん。
"わけわからん感覚" って、2 回目、3 回目と会ううちに言語化できるかと思いきや今に至るまでやっぱりしっくりこなくて。あの短さからして、意識して考えるという意味での「アタマ」ではなく、本能や無意識の次元が捉えたものだったんだろうなと思います。
コンマ 1 秒で恋に落ちたみたいな話じゃない。顔がタイプというわけでもない(そもそも「生理的に無理」以外、タイプの顔などないので)。でも全身にビリビリっと来た「見つけた」という感覚。
なんかこんなに書くと脳内お花畑で記憶を美化してんじゃないの?と思われそうだから、初めて会った日の日記を引用します。もうこの記事はタイトルから生き恥そのものなので何でも晒しちゃえ(やけっぱち怖い)
彼に会った 6 月某日、私はこう書いていました。
約半年の私は「きゅわ」っと表現していた。なかなか恥ずかしいけど、まぁ死ぬまで誰にも見せない前提の日記なんてこんなもんです。
彼と次に進みたい!と思ったのは、もちろんその感覚だけじゃなく、10 分後にちゃんとご挨拶してからの 1 時間(きっかり解散してくれた。誰であろうと、どんなに気に入ろうと 1 時間で返してくれる方が好き)が断トツで心地よかったからです。
が、その先に進んでもあまりにも違和感がないから、やっぱりあの感覚はまやかしではないし、自分が考えることよりずっと自分の腹の底に近い部分が先に教えてくれたんだなという気持ちでいます。大流行の MBTI で言うなら、Ni 的なもの(弊 INFJ、Ni で万物決めているところがある)なのかも。
条件から逃れられない婚活だからこそ、直感を信じようのススメ
必ずしもこの限りではないと思うけど、ある相談所の言う「婚活においては、男性はもっと考えて行動すべき。逆に女性は考えすぎるとロクなことにならないから、もっと感じたままに意思決定して。」は、私にとってはその通りだったな~と思います。
それに私は 1 ミリも恋愛体質じゃなくて、自律心だけは一丁前でその気にならないと隙を作れないし、メンタルコントロール頑張りすぎだし、パーソナルスペース広め & ひとり時間ないと心が死ぬタイプなので、(もちろん後々アタマで考えても好きだけど)思考の伴わないあの感覚を信じたことにしたからスタートできたし、根拠も論理的説明もつかないあの感覚に従って良かったなと心から思う。
別にあの日から馬力 120% で好きになったわけじゃない(数ヶ月じんわり右肩上がりが続いている感じ)けど、でも、圧倒的に心地良い。違和感という違和感がない。物理的に近づいてもふれても、センシティブな話をしても、長時間一緒にいても、沈黙が続いても、互いが疲れている時でも、隣にいられるし、いたいと思える。
それなりに恋愛目的で人に会ってきた人には共感してもらえるかな、何かしら違和感ある人って、その後それが増えることはあっても消えることはないし、違和感ない相手はとことんないものだと思うんです。だからこそ、あの 6 月のくせに超熱い空の下彼を見つけたときの「あっ」という感覚は自分も知らない自分が「おい手放すなよ」とくれた信号だったのかもなと解釈しています。
※ちなみに、よく誤用されているけど「直感」と「直観」は全くの別物。私は婚活ではどちらもポジティブにふれることが不可欠だと考えていますが、この記事では意図的に前者だけについて書いてます。
「僕も迷わなかったよ」
ちなみに少し前、彼とお互いの婚活の話をしていたとき。
彼が私のことを「決断早そうだよね」と言ったので、「うん!なんでもそうだけど婚活は特に迷わなかったな~というか迷って Go してもぜんぶ上手くいかなかった」と答えました。
その流れで、気遣わせるかなと思いつつ気になったので、「○○はどうだった?」と訊いたところ、「優柔不断だけど、これは僕も迷わなかったよ。今回のことは全然。すぐ決まった」とのこと。
本人も言う通り、私と違って、理性的で慎重派だし、心配性なことはよくわかっているので、とても嬉しかった。
とはいえ、男女の違いはやっぱりあるんだな~と思ったのも事実です。だからやっぱり、(一部を除いて)基本考えすぎ傾向の女性は、特に「好きになれない」と悩みがちな方はもっと本能的で根拠のない好意 or 違和感を信じてみたらいいのでは?と言いたいです。
※もちろん、そのあとに言語化することは忘れずに。じゃないといい年して恋に溺れているとか言われかねないし、ましてや関係者が 2 人では済まない結婚となればなおさら。
とはいえ、「直感」の文脈でいうと、
直感のまま進んでも事故らないが、直感が No と囁いてもなし崩しになるのも相談所婚活
で、これがおもしろいところだなと思います。
相談所での活動には、平場の恋愛なら付き合ったその日にでも許されることが成婚退会まで NG だったり、なにかやらかせば本人にペナルティや注意が入る形で第三者に報告することができるという仕組みが抑止力にもなる。だから、直感の赴くまま進んでも、事故る可能性は少ない。
一方で、言葉を交わす前から収入や容姿、学歴といった条件がわっかりやすく可視化されているものだから、本能で刺さってなくても、「でも魅力的だよな」と思い込ませることができる。結婚というものに執着してしまっている人ならなおさら。
まぁでも、ずっと言っている通り、それでもやっぱり後者は長くは続かないんですよ。条件だスペックだと煩い婚活女性の嘆きを見ていると本当に嫌悪感しかないけど(言うな)、本当に厄介なのは、それらを満たした人と縁があっても、性的に刺さらなければ彼女たちは最後の最後で選ばないということです。ひとり残らず、ちょっと社会性が伴っただけの動物だもんね…
オチがひどいですが、時間切れのため今日はこれで!
ではまた。