「仮交際を断るのが申し訳ない」??【婚活記録 #3】
真剣交際に入って 1 ヶ月半経とうとしていることに驚き。
お互い忙しくて 2 週間会えなかったので、次はこれとこれ話すぞ、これやるぞ、と気合を入れて次のデートに備えている a6 です(笑)
という感じで向き合う相手が定まった今となっては、大切なのは個に対して理解を深めていくことなので、ノウハウや暗黙のルールを読み漁ることはなくなったんですが、それでも個人的な婚活記録は相変わらずたくさん拝見しています。
その中で気になったのが、
断るのが申し訳ない
断らないといけないのが重荷だから、お見合いを組みたくない
相談所特有の、お断りがオフィシャルな仕組みが嫌だ / もやもやする
等々、「お見合い後に仮交際を断る」件についての皆さんの嘆きです。
結論から言いますが、私は過去、アプリで 3 人(=1 度会った人全員)と相談所で 3 人にお断りをいれましたが、ただの一度も申し訳ないと思ったことはありません。
だから、断るのが悪くて…と書かれているのが 1 つとならず有って、結構びっくりしました。ただ別に相手の感情を考えられてなかったということではないことは、そう考える人たちの前後の文章を読んでも私の気持ちは変わらなかったことから確信しました。
(1 ミリも申し訳ないと思わなかったとかいうと性悪に見えそうだけど、むしろ、申し訳ないなんて「あなたは私のこと好きみたいだけど、私はあなたを選ばないの。ごめんね」という、傲慢な自己陶酔に聞こえるのは私だけでしょうか…?)
性根の話に落としても下品な水掛け論になるだけなので、もうちょっと理性的な要因を考えると、仮交際を断ることに申し訳なさを抱くかか否かは、人柄なぞによるものではなく、婚活のスタンスの違いによるものだと思います。
つまり、スタンスさえ変えれば、断ることへの申し訳なさという婚活の歩みを進める悪しき感覚を抜け出せるのでは?という提案です。
自分との仮交際を望んでくれているお見合い相手に、仮交際を断る申し訳なさについて、それを嘆く人たちの発信に勝手に返信するなら大きく 2 つ言いたいなと思ったので(おせっかいも大概)、書いてみます。
相手の好意を感じ取ったのに、「もう 1 度会ってもいいかも」とすら思えない時点で縁がない
はい、2 つと言ったけど、もうこれに尽きる。
基本的にね、人間はそうでない人に比べれば好意を示してくれる人を好きになるようにできている。が、それでも、好意(あるいはそれ未満の give)を確実に受け取ってもなお、好きどころか「もう 1 回話してもいいかも」と思わないのはナシ中のナシ。たとえこちらがそれを飲み込んで続けても、双方にとってどんどん悪しき沼にハマるだけなので、断るのがむしろ win-win。
お相手だって、正直プロフィールと 1 時間そこらの逢瀬でしかあなたに対して「ご縁だ」とか「好きだ」と思う根拠はないので、まだまだ底の浅い盛り上がりで、したがって傷も浅い。まやかしの盛り上がりを早期で断ち切って差し上げるのが、一度接点を持ったが次を望まない相手に唯一できる誠実な態度だと思います。
やや話それますが、申し訳なさを手放すことは、断りを入れるまでのスピードにもかかわってきます。私は、断るときは最速で、をポリシーにしていました。他の人を見ても、たぶん上手く行く人こそこうしてる。多くの相談所では、お見合い後 2 日以内など、もともと短いルールがあると思いますが、それをギリギリにするのがせめてもの優しさなんて勘違いです。3 分後に断られた方が、30 時間生煮えにされるよりよっぽどマシです。
断られる恥も落胆も、すべて「好意を示すことを選んだ人間」が負うべきもの
2 つ目。これは婚活どころか人生に渡る私のポリシーなんですが、健やかな健全思考ができているか?という観点です。
断るのが申し訳ない、という心情の正体は色々あるでしょうが、ひとつには自分が断られたときのあの恥ずかしさや落胆、悲しさ(狭量だと怒りすら覚えるらしい)があるのではないでしょうか。
要は、私が断ることで、お相手はあの感情を味わうことになるんだろうな、と思うから申し訳なさを覚える、という方がいらっしゃるように見受けられます。
ただ、これは「自分で決めて、その結果を自分で引き受ける」という、本来的な意味での「オトナ」ならできていてほしい態度に欠けているだけじゃないかなぁと。
向こうが好意を示してきたのは、向こうの選択。なぜか上手くいくと踏んでいようが、賭けに出てくれたんだろうが、断られる(= 恥をかいたり傷つく)リスクを引き取ってその行動を選択したのは相手です。
だから、断りで生じる気まずさ、浮いた好意という恥ずかしさは示した側で処理してもらうしかありません。(※無論後ろ足で砂をかけるような断り方はダメですん。)
そしてこれは当然、逆でも同じこと。
断られたときにがっかりしたり、何がダメだったんだろう…と落ち込んだり、それは正しい姿で、むしろ婚活中の人間としてよき態度だと私は思います。だからそれを引き受けたらいいんです。「こんな思いしたけど自分で選んで行動したんだもんな、次行こう!」って。そう受け止められずに相手に「なんだよ」と思ったりするのは、一言で言うと甘いというか、健やかに自分の選択の結果を引き受ける態度に欠いているから。
幸せに近づくのは、その逆の態度だと私は信じています。だからまずは自分のマインドを変えてみる。それができたら、当然相手にもその態度を求める資格がある人間になるので、相手にも不要な配慮をすることはなくなるのではないでしょうか?
まとめ
超私見ですが、でも強めのトーンで言いたい。
お見合いは、申し込みがどちらであろうと能う限り誠実に向き合う
断るときは、相手への感謝とリスペクトを忘れない
という人としての当たり前は守らないといけませんが、逆にこれをやったらその後は「いちいち断ることに申し訳なんか抱くな!それ謙虚の面を被った、自己憐憫か自己陶酔!そんなものに浸っている暇があったら次だ次!」
これに尽きます。
婚活って、別に夢でも最後の砦でもなく、ただ自分を理解し、自分で選択して行動に移し、前に進み続けた人だけが、お互いが生涯たった 1 人の相手として選び選ばれるという奇跡に辿りつける、超シンプルな競争フィールドだと思っています。
スパスパ断る、ということは、その分容赦なく断られることを意味します。当然。でも、それを健やかに受け入れた者勝ちなんだと、note に数多いる婚活者と、少しの成功者を見て思います。誰にとっても選び選ばれる場所なんだという絶対原則を腹落ちさせることで、まだ見ぬ相手との出会いにどんどん近づいていくし、縁の前髪あたりを掴んだあとも、その成就にフルコミットできるはず。
私もまだまだ頑張らねば。
ではまた!