雨宮和男<ニッチな飲食店のマーケティング企画室>

ニッチはすき間ではありません。ビジネスにおけるニッチは「独自地位」です。価格競争ばかりの飲食店は儲かりません。独自地位には競争は不要です。ニッチは飲食店ビジネスにも社会にも必要な考え方です。https://concept-restaurant-marketing.com/

雨宮和男<ニッチな飲食店のマーケティング企画室>

ニッチはすき間ではありません。ビジネスにおけるニッチは「独自地位」です。価格競争ばかりの飲食店は儲かりません。独自地位には競争は不要です。ニッチは飲食店ビジネスにも社会にも必要な考え方です。https://concept-restaurant-marketing.com/

最近の記事

新カテゴリー。発酵性食物繊維の店「マメとムギ」構想

 食物繊維の新しい常識として「発酵性食物繊維」が話題になっています。この分野に詳しい京都府立医科大学の内藤裕二教授の本『健康の土台をつくる腸内細菌の科学』も注目されています。       2024年9月27日付朝日新聞の記事でも内藤教授が発酵性食物繊維について、いろいろと語っています。       発酵性食物繊維は新カテゴリー。「ニッチな飲食店のマーケティング企画室」の出番ですね。内藤教授の新しい見解から新提案の「ニッチな飲食店」を構想してみました。        食物繊維に

    • 富士山の湧き水で水の大切さを知る「水のレストラン」構想

       水は大切です。水がないとヒトは3日で死んでしまいます。関東に国替えが決まった徳川家康も真っ先に江戸の飲み水を探しました。地震と火山の国日本は湧き水や川など水に恵まれています。ところが食糧自給率が低いことから実質的には水を輸入しています。実は水不足の国だったんですね。気候変動で水に関心が集まっています。富士山の湧き水を使う「水のレストラン」を構想してみました。円安で世界から観光客がやってきます。観光客は日本の食に期待しています。富士山の湧き水で歓待できないでしょうか。良くも悪

      • 急成長する日本のヴィーガンレストラン。世界市場に大きなチャンス

        日本のヴィーガンレストランはまだ夜明け前です。しかし世界ではヴィーガンやベジタリアンが急速に増加しています。畜産業による気候変動への影響を若い世代が懸念しているからです。日本でもあと数年でヴィーガンが増えるはずです。しかしヴィーガンの食事は少し物足りません。日本の飲食店技術と食材ならカバーできそうです。世界のヴィーガン市場に出ていくべきです。世界は日本のヴィーガンレストランを待っています。これまでのヴィーガン思想を超えた大きなコンセプトをもつことで成功するはずです。(すいませ

        • 苦い味が好きな人がしあわせになる「苦い物レストラン」構想

          世の中には苦い食べ物が好きという人がいます。でも飲食店で専門に出す店はありません。当たり前ですね。だれもが行きたいという店ではありません。しかし好きな人がいるなら、そして東京でなら「ニッチな飲食店」としてうまくいくはずです。あまり明らかになっていませんが苦い食べ物には効用があるからです。また東京の人口1,400万人のなかに潜在的なお客さまがたくさんいるからです。ニッチな飲食店のビジネスチャンスです。(約4500字です。ホームページは「ニッチな飲食店」で検索してください) 1

          茶道にならって和食の道を開く「和食道レストラン」戦略

           料亭・割烹(かっぽう)をはじめ天ぷら、そばなどの和食の市場規模は減少を続けています。また日本人の主食であるコメの消費量も減少しています。そこで農林水産省は懸命の努力で和食をユネスコ無形文化遺産に登録しました。一方で日本の食事は外国人観光客にとって大きな魅力となっています。しかし人気の日本食も和食の店が減り続けてしまうなら危機です。このままではファストフードの店ばかりになってしまいます。問題解決のお手本は「茶道」にあります。和食の店も「和食道」を確立させて道ビジネスとして日本

          茶道にならって和食の道を開く「和食道レストラン」戦略

          来年も未来も暑い。亜熱帯国ジャパンの「冷や飯レストラン」構想

          「冷や飯レストラン」は書いておきながら名前が良くないですね。「冷や飯」は社会人としてたくさんいただきましたから。冗談ではなく身体を冷やすための食事の店が必要になりました。2023年の暑さなら日本はもはや亜熱帯国です。これまでとは違う気候変動に対応するレストランが必要です。いまから頑張れば2024年の夏に間に合うかもしれません。 (ムダに長い約5000字。ホームページは「ニッチな飲食店」で検索してください) ●2023年夏。ソーメンが食べたかった 2023年の猛暑中、私のブロ

          来年も未来も暑い。亜熱帯国ジャパンの「冷や飯レストラン」構想

          やってきた貧困日本の時代。「コラボ給食チェーン店」大繁盛の予測

           おにぎり屋さんがブームです。「おいしいから」ということもあります。しかし本当は値上がりしたパンやパスタよりも低価格でソコソコに満腹するからです。日本は貧しくなりました。しかし急にではありません。気がつけば20年以上前から進んでいました。もし超低価格の飲食店があれば救われます。給食と外食のコラボでできそうです。日本社会の先行きを考えるとビジネスの機会(チャンス)です。それだけではなく社会的意義のある飲食店ビジネスになりそうです。 (約3500字。ホームページは「ニッチな飲食店

          やってきた貧困日本の時代。「コラボ給食チェーン店」大繁盛の予測

          食事で心配事を減らす「メンタルヘルスレストラン」の構想

           昭和バブルのころに社会人でした。毎日がパーティのようでしたね。平成になってぐっと厳しくなり自分の未来が心配になりました。令和ではさらに停滞する社会や気候変動で日本の未来までもが心配になってきました。心配が重なると心に不調をきたす人も出てきます。問題です。世界から観光客を引きよせる魅力的な日本の飲食店。その力で心の健康回復にも貢献できるのではないでしょうか。 (約4000字。ホームページは「ニッチな飲食店」で検索してください) ●人工知能が私を追い越していく。未来が心配 「

          食事で心配事を減らす「メンタルヘルスレストラン」の構想

          スリム国ジャパンでアメリカ人を健康にする長期滞在型レストラン構想

           外国人観光客が増えました。気になるのはアメリカ人旅行者の体型。OECDレポートによるとアメリカ人の73.1%は肥満を含む太りすぎです。ハンバーガーにフライドポテトにコーラ。おいしいですね。一方日本はOECD諸国中もっとも肥満が少ない国です。「スリム国ジャパン」の魅力でアメリカ人を健康にする長期滞在型の飲食店ビジネスができそうです。日本の経済的なやせ我慢はもう限界。この企画で日本を太らせたいですね。 (ホームページは「ニッチな飲食店」で検索してください) ●平均医療費1万ド

          スリム国ジャパンでアメリカ人を健康にする長期滞在型レストラン構想

          新レストラン予測:ニッチ!「こんにゃくレストラン」妄想繁盛記

           ニッチな飲食店を探しています。見つからない店もあります。こんにゃく専門の飲食店です。群馬県のこんにゃくメーカーさんの工場にはあるようですが専門飲食店とはいえません。       でも、こんにゃくは多くの人が食べています。スーパーの棚にはたくさんのこんにゃく商品がならんでいます。だからといって、こんにゃく専門飲食店ができるかと考えるとちょっと無理かもしれません。「どうしても食べたい」という人が少ない気がします。     しかしニッチな飲食店のマーケティング企画室です。どんな難

          新レストラン予測:ニッチ!「こんにゃくレストラン」妄想繁盛記

          ニッチな飲食店の予測例:一年中おせち料理を提供するニッチな飲食店「おせちや」

           ここ3年のコロナ禍で飲食業界は大きな影響を受けました。しかし激減した海外からの観光客3,000万人が復活することは間違いありません。当企画室では欧米からの観光客専用レストラン「おせちや」が出現することを予測します。  (ホームページは「ニッチな飲食店」で検索してください) ●日本の正月文化を味わいたい欧米の観光客 欧米の外国人観光客が期待するものは「日本らしさ」です。日本のお正月は、その日本らしさにあふれています。ところが、それは1月のわずか数日でしかありません。    

          ニッチな飲食店の予測例:一年中おせち料理を提供するニッチな飲食店「おせちや」

          笑える料理の店「くすくすレストラン」をつくりたい

           楽しく食事したいものです。笑いが大切です。レストランの料理そのものが笑えるのなら楽しくなりますね。笑いは、楽しいだけではありません。ガンの予防など健康にも効用があります。また笑いのビジネスも成長中です。人びとは笑いを求めています。これに応える、笑える料理の店「くすくすレストラン」をつくりたいですね。 ●「笑い」はコミュニケーションと健康のため なぜ笑うのか。笑いは人類にとって重要な機能があるからです。犬が階段からすべり落ちたり、赤ちゃんが眠いのをガマンしてごはんを食べたり

          笑える料理の店「くすくすレストラン」をつくりたい

          睡眠不足解決レストラン「お昼寝食堂」。スタッフもいっしょに寝ちゃう?

           睡眠に注目する人が増えてきました。市場も成長しています。「睡眠負債」という言葉も定着しましたね。睡眠不足は仕事の能率の低下ばかりかヒトの寿命も縮めてしまうようです。睡眠の改善には腸活など食事も大きく影響します。ニッチな飲食店として睡眠改善の食事と15分ほどの睡眠をセットにする「お昼寝食堂」が提案できそうです。しかもスタッフもいっしょに寝てしまう食堂です。 ホームページは「ニッチな飲食店」で検索してください。 ●睡眠の問題は社会の問題 2017年6月に放送されたNHKの「睡

          睡眠不足解決レストラン「お昼寝食堂」。スタッフもいっしょに寝ちゃう?

          ラーメン屋がたくさんあるのにソーメン屋がない。2023年の暑い夏

           ソーメン屋はニッチな飲食店です。ラーメン屋さんがたくさんあるのに、同じような名前のソーメン屋さんはほとんどありません。夏のメニューなので難しいようです。しかし一年中営業する大人気のかき氷専門店はあります。ニッチなソーメン店もマーケティング力を活かせばラーメン店のようになれるはずです。ニッチな飲食店はニッチを磨きあげることで確かな地位を築けます。 ※以下「ソーメン」は食品の標準表記である「そうめん」とします。ホームページは「ニッチな飲食店」で検索してください。 ●ラーメンと

          ラーメン屋がたくさんあるのにソーメン屋がない。2023年の暑い夏

          提言。「お客さまは神さまじゃない、友だちだ」宣言の飲食店

           ていねいなサービスをしない友だち対応の飲食店です。飲食サービス業は儲からないビジネスの筆頭です。特に個人の飲食店は外食チェーン店と同じようなサービスをする余裕はありません。お客さまが友だちなら「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」「またご利用くださいませ」は不要です。サービスを見直して、新しいメニューをつくり、儲かるビジネスを目指しましょう。 ●日本でもっとも稼げない業種なのに、無料のサービスもする 「お客さまは神さま」は大手の外食チェーン店の仕事です。外食チェ

          提言。「お客さまは神さまじゃない、友だちだ」宣言の飲食店

          お寺や神社の危機脱出を「ニッチな飲食店」で考える

           3年続いたコロナ禍もあってなのか、お寺や神社は存続の危機のようです。このままでは日本の文化の危機にもなってしまいます。危機脱出の方法として「ニッチな飲食店」があります。「子どもだましだ」なんて言わないでください。いま増えている孤独感に悩む人びとを救えるかもしれません。 ホームページは「ニッチな飲食店」で検索してください。 ●お寺も神社も危機。回復のために「お客さまを創造する」 宗教法人も信者数も減少の一途のようです。コロナ禍でお葬式は簡素化されました。初詣なども敬遠され

          お寺や神社の危機脱出を「ニッチな飲食店」で考える