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セットポジションにおける「自由な足」

 今日の試合では牽制球の回数がとても多く、一塁走者がどこでスタートを切ったらいいかを迷っていましたので、試合が終わった後に投手の自由な足と盗塁のスタートの切るタイミングについて、子どもたちに話をしました。
 
 盗塁のスタートを切る上で、自由な足というのが大事なポイントになります。
 自由な足というのはプレートを踏んでない方の振り上げることができる方の足のことを指します。
 自由な足がプレートの後縁を越えた場合、ホームに投球しなければいけないというルールが以下のようにあります。

「左投げ、右投げ、いずれの投手でも、自由な足を振って投手板の後縁を越えたら、打者へ投球しなければならない。ただし、二塁走者のピックオフプレイのために二塁へ送球することは許される。」(公認野球規則6.02a(1)原注)

 例えば、 左ピッチャーが1塁に牽制する際、この自由な足を1塁にしっかりと踏み出さなければいけないのですが、自由な足を上げたときにプレートの後ろ側のライン(後縁)を越えた場合にはホームに投球しなければいけないので、越えた瞬間に1塁走者は躊躇なくスタートを切ることができます。 もしも自由な足が後縁を越えてない場合だと、そのまま自由な足を一塁方向に踏み出して一塁に牽制することができるので一塁走者はアウトになる確率が上がってしまいます。
 これは右ピッチャーが3塁に牽制する際も同様のことが言えます。

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