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校長(校長経験者)が担任をする時代がまもなく来ます

教員の定年が少しずつ65歳に近づいていきます。
2023~24年度は61歳定年、以降2年ごとに1歳ずつ定年年齢を引き上げ、2031年度に65歳定年が完成します。

今年度退職する校長は60歳定年で区切りがいいのですが、来年度からは61歳定年ですので60歳で校長を終え、61歳になる残りの1年は教諭職で終えることになります。いわゆる役職定年という形です。
もちろん管理職のなり手のいない都道府県では校長職を延長することができるでしょうが、そうでない都道府県では教諭職に戻るのです。

校長を役職定年で終えると教諭職に戻ります。おそらく同じ学校というわけにはいかないでしょうから、1年ではありますが他校に異動することになるでしょう。異動して担任ということはないでしょう。専科の可能性が高いです。

では、今回のタイトルが「校長(校長経験者)が担任をする時代がまもなく来ます」なのでしょうか。

精神疾患の教員の割合がどんどん増えていることが関係します。例えば、担任が休職したとします。担任を補充しなければなりません。今、休職者が出ても講師不足で補充されることはなかなか難しいです。
そうなると、

専科である校長経験者が担任をせざるを得ない状況になります。

校長から担任を頼まれたら断るわけにもいきません。

したがって、定年延長になる校長は校長職をしているときから積極的に子どもの前に立って授業をしたり、生徒指導したりする等、担任と同じようなことをして準備しておく必要があります。
そうしないと使い物になりません。

「元校長なのに、こんな授業しかできないの?」
「校長を経験しているのに、子どもたちをきちんと指導できないの?」

定年延長になる校長は60歳以降自分自身が担任になることを覚悟して、日頃の業務にあたる必要があると思います。

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