見出し画像

コロナとGIGAスクールによって、欠席することに抵抗がなくなってしまった

昨年の2021年度の「児童生徒の問題行動・不登校調査」の結果が公表されました。
不登校の児童生徒数は244,940人(前年度196,127人)で20%アップ。
なお、新型コロナウイルスの感染回避によるものは59,316人ですが、この数は不登校に入っていません。

まだ、コロナ感染回避の欠席が今年の2022年度も認められています。
もしも、コロナ感染回避の欠席が無くなったら、ものすごい不登校者数になると思います。

また、GIGAスクールによって一人一台タブレットがありますので、家庭でオンラインでつないで勉強するから休んでも構わないという風潮も少なからず出てきました。
欠席者が授業を受けられるようにと、教卓の前に、タブレットが置かれ、先生や黒板を映し出して授業を進めている姿を見ることが珍しくなくなりました。

文科省は「生活リズムが乱れやすく交友関係が築くことが難しくなり、登校意欲がわきにくい状況にあった」と分析しています。

校長として、学校生活の中で「交友関係を築く場」「登校意欲がわくような場」を教職員みんなでどのようにつくっていくか、もっともっと真剣に考えていかなければなりません。

全国学力・学習状況調査の順位付けをするぐらいなら、いっそのこと不登校者数の千人率の順位付けをしたらどうでしょう。
そうすれば、各教育委員会、各学校がもっと不登校を減らす努力を必死にし始めると思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?