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顔面神経麻痺を発症しました。第3回: 治療とリハビリの開始


治療法の選択と初期の段階

前回の記事では、顔面神経麻痺の診断プロセスについてお話ししました。今回は、実際の治療とリハビリの始まりについて詳しくご紹介します。

治療法の選択と医師との相談

診断が確定した後、私は医師との相談のもとで治療について詳しく説明を受けました。顔面神経麻痺の治療には、薬物療法、物理療法、手術などがありますが、私の場合は薬物療法と物理療法の併用が推奨されました。

薬物療法の開始

医師から処方された薬2種類は一日3回服用と目が乾燥したとき用の目薬でした。

開封済みですが・・・

①アデホスコーワ顆粒10%
 頭部外傷後遺症。
 心不全。
 調節性眼精疲労における調節機能の安定化。
 消化管機能低下のみられる慢性胃炎。
 メニエール病及び内耳障害に基づくめまい(顆粒のみ)。

②メチコバール錠500μg
 神経の核酸・蛋白合成を促進し、軸索再生、髄鞘形成を促すことにより、    
 傷ついた末梢神経を修復してしびれ、痛みなどを改善します。
 通常、末梢性神経障害の治療に用いられます。

物理療法のプラン

物理療法のプランには、顔の筋肉を強化し、神経の回復を促進するための具体的なマッサージ方法(下図)と注意点の説明をうけて、一日3回程度行うこととなりました。

医師から渡されたマッサージ図

あとは、首の後ろあたりを温める事も良いと言われましたので、入浴時には首まで湯船に浸かるようにしました。

自身で行った事は、毎朝のウォーキングをはじめました。毎日30分歩く事と太陽の光をあびる事は、精神的ストレスに効果があるとの情報をネットで発見した事がきっかけです。

治療の進行と効果

発症してから1ヵ月間は、治療の効果を感じることはできませんでした。最初の診察で通常より時間がかかる事は説明を受けていたので焦りはありませんでした。
ウォーキング効果については不明ですが、体重はマイナス4㎏となりました。これもウォーキング効果か味覚がないことにより、食が細くなった効果かわかりませんが・・・。

次回予告

発症から1ヵ月で変わった事は、麻痺して動かない顔での生活に少し慣れてきた事です。慣れてきたとは言っても、瞼が閉じないことでの目の疲れや喋りづらさはとても辛いものでした。特に味覚がないことにより、食の楽しみがないのはとても辛く寂しいものでした。
次回は治療の進行と経過観察をお伝えいたします。

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