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”私のこれからの人生の中で””今が一番若いんだから””今 頑張る”『セクシー田中さん』の名言から

芦原妃名子さんの漫画で『セクシー田中さん』というのがある。
この人が描く作品は、恋愛的な要素を中心に置いていても、どこかで主人公を囲む家族や友人との関わりが丁寧に描かれており大人が楽しむことができる。そして読み終わると周りの人を大切にしたくなるものが多い。『砂時計』『Piece』などはドラマ化されているので知っている人も多いのではないだろうか。
 
『セクシー田中さん』は、婚活に勤しむ23歳の派遣OLが、40代の地味で結婚なんて縁がなさそうで、でも仕事はAIなみにできる田中さんの別の一面を知り、一緒に過ごす中で自らも成長し変わっていく様子が描かれている。この漫画を読むと、自己肯定感の低い私は同意できる部分が多く、でも決して卑屈にならず前向きな気持ちになれるから好きだ。
まだ連載途中のため、これからの展開が楽しみ。
 
アラフォーというかもはやアラフィフになり私も『失う』という言葉を実感する機会がある。老いを自覚する場面も増えた。それに比例して、『失う』ことに抗いたいと思う内面に気づくことも増えているように思う。
 
たとえば、医療安全から離れて現場の管理職になり、患者さんや家族、スタッフと一緒に働き看護を提供できるのは楽しいが、もう一度医療安全について勉強したいという思いが強くある。
日本では医療安全管理加算Ⅰの要件に医療安全に専従するスタッフを1名配置することとなっているため病院で医療安全専従(勤務のほとんどの時間を医療安全だけに関わる)人が増えているが、中規模病院では「おひとりさま医療安全管理者」となり不安やストレスを抱えている人も多い。
取り扱っている事案が個人情報保護にかかわること、病院で起こったインシデントやアクシデント
など簡単には他の人に言えないことも多く、相談もできず孤独を感じる人も多い。
もっと勉強して、医療安全専従者が働きやすい環境を作りたいという思いがある。
それが、医療の安全につながると思うから。
 
医療安全で学んだ「安全」を守る仕組みづくりの大切さ これを具体的に今医療で使っているシリンジの使い分けなどで中高生に伝えたい。
せっかく学んだ法律と医療安全を分かりやすく結びつけて看護学生や看護師に伝えたい。
他の医療安全の取り組みについて学んで、日本に取り入れたい。
 
新しい年を迎え、気持ち新たに新年の抱負を子供に伝えてみた。
「お母さん、医療安全についてもう一度きちんと学びたいと思っていて。英語で学べる研修見つけたんだよね。100万以上かかるんだけど。」
「その勉強して給料あがるの?定年まであと10数年しかないのに社会に還元できるの?」
親が稼いだお金についてこんなふうに口を出す子供に育ててしまったことは自分の反省点であるが、それはともかくこれは周囲の正直な反応なんだろうと思った。
 
でも、私は自分の人生の折り返し地点を過ぎて、だんだん体力が衰えて、記憶力が低下している自分にあらがいたいと最近思う。これは生物としての本能なのだろうか。
 
確かに最盛期のサッカー選手のようにコートで走り回ることはできないかもしれない。
でも、少し離れて上手に実況中継ができるかもしれない。
みんなのチームづくりに貢献できるかもしれない。そんな気分なのかもしれない。
そう、流動性知能が落ちてきても結晶性知能はこれからも蓄積できる。
私達アラフィフだって、アラ還だって、まだまだいけるのだ。
 
悩んでいるよりはじめたい。
だって、私のこれからの人生の中で””今が一番若いんだから””今 頑張る”

 

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