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短期(2ヶ月半)&独学&できるだけ無料で、1次試験を突破した方法

私は看護師経験後、私立学校(養護教諭)に勤めていましたが、あることをきっかけに、公立学校の教員採用試験を受験することに。

受験を決意したのが、1次試験の2か月半前だったので、対策セミナーや塾の入会期限が過ぎており、独学を選択するしかありませんでした。
また、看護学部卒業なので、教育に関する授業もあまり受けたことがありません。教科書も持っていませんでした。

そんな私が、できる限りお金をかけず、専門教養100点をとった勉強方法です。
ただし、早めに対策を始めることに越したことはありませんので、その点は真似しないでください😁



【基本スタンス】

・記憶力弱めのため、できるだけ丸暗記は回避
・問題を解き、解説を自分で作ることで知識の定着をはかる。
・Youtube、ブログ(無料教材)をいっぱい活用。
・1日の勉強は、目標達成するまで(時間で区切らない)。
・東京都の1次試験は、選択問題。そして、教職教養、専門教養、小論だけ。

【使用した教材】

・過去問10年分
・問題集(参考書の様に使用)
・参考書(専門教養は問題集として使用)
・Youtube
・各種無料ダウンロードのマニュアル

【1次試験までの2ヶ月半の流れ】

◆0週目◆
試験勉強とは関係なく、
業務として環境衛生検査全般の担当になり、
概要は勉強。
私立学校勤務時に健康診断運営は経験。
ただし、基準値などは意識して覚えておらず😅

◆1~2週目◆
過去問と参考書を購入し、試験範囲を把握。
教職教養と専門教養を1週間ずつ交互に学習。
1週間に1つ小論文作成、2週に1回添削依頼。

◆3~4週目◆
1週間前にやったことを覚えていられず、中々知識が定着しなかったため、3日ごとに教養教養と専門教養を繰り返し勉強に変更。
実働より待機の時間が長い仕事だったため、待機中にYotubeや冊子を使い、隙間勉強。

◆5~6週目◆
自宅受験できる模試を受ける。
やればやるほど、わからないことや覚えられていないことが多いことに気がつき、絶望。
1日の学習時間が30分ほどに低下。

◆7~8週目◆
とにかく過去問を解きまくった結果、
頭の整理と覚えるべきことが絞られ、解ける問題が多くなる。

◆9~10週目◆
模試の結果があまりにもよくなく、かなり落ち込む。
しかし、返ってきた模試をもう一度解いてみると、意外とわかる問題も多かった。
小論文は、3問目を添削。何度かいても、修正部分があり、本番で書けるのか不安になる。

◆1次試験当日◆
色々不安要素はあるが、「なるようになるさ」の精神で受験。
教職教養8割、専門教養10割、小論文?割の正答率で合格🎉

【教職教養のステップ】

★出題範囲を把握
教職教養の範囲は、
①学習指導要領
②教育原理
③教育法規
④教育心理
⑤西洋教育史
⑥日本教育史の6つ。
ちなみに、私は日本教育史は範囲が多いわりに1問以上出題されることがなかったので、勉強するのはやめました😅

★学習法
[テーマ:過去問をやりつくす]
過去問は傾向をつかむものとおっしゃる方もおられますが、私としては、短時間で試験範囲だけをマスターするなら、"過去問のみ実施"と思っています。
というのも、教職教養の範囲は膨大です。
しかし、みんなが解ける問題+1.2問解ければ、平均より上位には入れるわけです。
そして、過去問を解いていると、何度も同じ問題が形式を変えて出ていることに気づきます。
つまりは、「過去問で出るような常識問題を落とさないこと」が合格への第一歩です。

[具体的には]
過去問を解く→ほとんどわからない→この範囲のYoutubeを見る→同じ過去問を解く→少し解けるが、正解以外の選択肢に関する知識がない→この範囲の参考書を読む→やっと理解できる→もう一度問題を解く→自分でその問題の解説が作れるようになる。
これをひたすら繰り返します。
そして、1問ずつ1年分の問題が解けたら、1年分を通して解いてみます。
あら不思議、またできないところが出ます。
それをさらにやりこみます。

【専門教養(養護教諭)のステップ】

★出題範囲の把握
東京都の教員採用試験では、大きく分けて以下の6分野が出題範囲です。
 ①環境衛生検査
 ②健康診断
 ③解剖生理(疾病)
 ④応急処置
 ⑤学習指導要領
 ⑥トピックス

★各分野の勉強スケジュール感
①環境衛生検査と②健康診断
  出題範囲の把握に1日
  範囲の参考書を眺めるのに半日
  問題を解きながら記憶に2日

③解剖生理(疾病)と④応急処置
  出題範囲の把握に2日
  範囲の参考書を眺めるのに1日
  問題を解きながら記憶に3日

⑤学習指導要領
  何度問題を解いても覚えられないため、今回は諦めました🤣

⑥トピックス
 環境問題や花粉症、性感染症などその時々のホットニュースを模試を通して知るのに、半日
それに関する知識を蓄えるのに、半日

【小論文のステップ】

STEP1:自殺や不登校、教育ニュースなど基礎知識を入手
教職教養の勉強中で、模試の教育ニュース部分を復習。それに対する意見もまとめる。

STEP2:とにかく書く
時間を気にしたり、完璧な小論文でなくてもいいので、まずは書く。
そして、すぐに添削をしてもらう。

STEP3:内容を意識して書く
時間は気にしないけど、合格ラインの小論文を書く。そして、すぐに添削を依頼。

STEP4:時間内に書く

★添削を誰に頼むのか?
私の場合は、私立学校勤務時の同僚だった国語の先生にお願いしました。
ただ、そんな状況はめったにないと思いますので、ココナラや模試を受けて添削をしてもらうなど、友人ではなく、その道のプロにお願いした方がいいと思います。
というのも、友人の中で小論文を添削できる人というと、小論文が得意な人なのです。
得意な人の思考を真似しながら自分のものにしていくのが、王道だと思いますが、2ヶ月半では、それは難しいです。
そのため、初めから、自分専用の書き方を教えてもらう必要があります。
それには、プロの力が必要という考えです。

以上。
これが私が実施し、東京都教員採用試験1次試験合格した勉強法です!



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