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腎臓の構造と疾患

3ヶ月の勉強で1次試験を合格した私の行った勉強です😊


腎臓の構造

1本目の動画はやや難しい内容も出てきますが、ざっくりと見てもらえると、2本目の動画が理解しやすくなるので、ぜひ見てください!
おすすめ動画です。

学校に関連する腎臓の病気

ネフローゼ症候群(IgA腎症、膜性増殖性糸球体腎炎、巣状糸球体硬化症)

起立性たんぱく尿
朝一番の尿を採尿しなかった場合に、体位の変化によって尿中にたんぱくが混じること。
治療の必要はなく、思春期を過ぎる頃には自然消滅する。
しかし、体位性蛋白尿を否定するために採尿方法について指導が必要。早朝第一尿でも前夜に運動をしたり、就寝前にトイレに行かないままであったりすると、蛋白が出ることがあるため、採尿の前日は夕食後の運動を避け、就寝前には必ずトイレに行き、朝は活動する前にトイレで尿を取ることを伝える。

溶連菌感染後急性糸球体腎炎


おまけ

試験に出るところを厳選できているわけではないが、ざっと読むと、なんで検尿が大事かがわかる資料。ゆとりのある人は見てみてください。


過去問

問1
腎臓の構造やはたらきに関する記述として最も適切なものは、次の1~4のうちではどれか。
1 腎臓は、第9胸椎から第10腰椎の位置で腹腔の背中側に脊柱を挟んで左右に1個ずつ、合計2個ある臓器で、体液の濃度などを調節している。
2 腎臓の皮質には、ボーマンのうを糸球体が包んだ腎小体が多くある。腎臓に入った血液は、血球とタンパク質を除いた成分がボーマンのうから糸球体へろ過されて原尿となる。
3 原尿は、腎細管や集合管を通る過程で、毛細血管へ再吸収される。このとき、グルコースや無機塩類は再吸収されるが、尿素や水はほとんど再吸収されず、体外へ排出される。
4 腎臓では、血圧の低下や血液量が減少すると、傍糸球体装置からレニンが分泌され、その後副腎皮質からアルドステロンが分泌される。

問2
腎臓病に関する記述として最も適切なものは、次の1~4のうちではどれか。
1 ネフローゼ症候群では、大量の蛋白尿のために血中の蛋白が減り、むくみがでる。
2 急性糸球体腎炎では、急性に血尿、蛋白尿を呈し、低血圧を示す。
3 膜性増殖性糸球体腎炎では、血尿、尿糖、蛋白尿を呈し、低補体血症を示す。
4 巣状分節性増殖性糸球体腎炎では、血尿は呈さないが、蛋白尿を呈する。

【解答/解説】
問1
答えは、4。

1 腎臓の位置は「第9胸椎から第10腰椎」ではなく、「第12胸椎から第3腰椎」が正解。
細かい数値がわからなくても、大きさが縦10cmくらい(拳くらい)とわかっていたら、「第9胸椎から第10腰椎」は大きすぎるとわかるのはないでしょうか。
2 「ボーマンのうを糸球体が包んだ」ではなく、「糸球体をボーマンのうが包んだ」が正解。
解剖図を絵で描いてみましょう。
3 「尿素や水はほとんど再吸収されず」ではなく、グルコースや無機塩類、水は再吸収され、尿素は体外に排出される。
水が再吸収されるとわかれば、不正解とわかる。
4 解剖整理の動画で説明した通り

問2
答えは、1。
1 ネフローゼ症候群の症状は、たんぱく尿、低たんぱく(アルブミン)血症、浮腫

2 急性糸球体腎炎の症状は、たんぱく尿、血尿、乏尿、高血圧、浮腫。

3 糸球体腎炎では、尿糖は出ない。膜性増殖性糸球体腎炎といわれると混乱するが、要は糸球体腎炎。それが理解できれば解けると思います。

4 膜性増殖性糸球体腎炎は、尿所見で血尿を伴うネフローゼ症候群。巣状分節性糸球体腎炎では、顕微鏡的血尿がときに認められる。

この問題は、消去法で4番を解くのはすごく難しいため、1番が正解とすぐに導けるようにしよう。

以上

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