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初めてのガリガリ君

偏食で食わず嫌い、特に甘いものが苦手なうちの中学生。

チョコもクリームもあんこもダメだし、アイスも食べれず。

そんな我が子が、「ガリガリ君というものを一度食べてみたい」と言うので、びっくりしながらさっそく買ってきた。

自ら甘いものを買ってきてと言うなんて。

珍しいなと思い聞いてみたら、「友だちとコンビニに行った時、自分もアイスくらい買って食べられるようにしておきたい」とのことだった。

なんだか、かわいい理由だな。

ということで、人生初ガリガリ君チャレンジ。

「つ、冷たい」

「んん、食べれるかも」

「意外と美味しいかも」

「うん、これはアリだね」

おお、良かったよかった!

アイスが食べられるようになったね!

おやつの選択肢が増えたね!

うれしいねぇ。


しかし、頑張って3分の2くらいまで食べすすめてきたところで、パタっと動きが止まる。

この先の食べ方が分からないらしい。

「棒が喉に刺さるけど、どうしたらいい?」

そうか、初めてだとそんなことで迷うのね。

ぼたっと落ちないよう左右から偏りなく齧るんだよ、などとアドバイスしてみる。

少し幼い我が子が心配になりつつも、これまでの「こだわり」がまた一つとけて、彼女の世界が広がっていくのを感じた6月の夜。

中高生時代の友だちの力は偉大だなと改めて思う。

次は、スタバのフラペチーノが気になるよう。

最近の中学生は、スタバ片手に勉強するのがちょっと格好いいらしい。

うーん。

これはまた甘さが段違いだから、どうなることやら。

意外とハマって、実は甘党だったかも!ってなったりして。

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