息子の登校250日ぶり、のあとで
不登校15ヶ月目の中学2年生の息子。
12月、約250日ぶりに学校に行った。
ちょっと遠くのお友だちと朝、待ち合わせ。
その子の通学路だから初めての道。
どんな顔して友だちにおはようって息子は言ったのかな。
道中おしゃべりしてるのかな。
校門をくぐるときどんな気持ちだったのかな。
朝ご飯の片付けをしながら、
通勤電車に揺られながら、
息子が出会うであろうシーンをひとつひとつ思い浮かべてみる。
結論から言うと、息子は無事に登校し、教室に入り、予定通り1・2時間目の授業を受けて早退して帰ってきた。
私が夕方帰宅すると、リビングには(予想通り)脱ぎ散らかした制服。本人は下に着ていた体操服でリラックスして絶賛ゲーム中。
あれ?打ちひしがれて自分の部屋でずーんと重い空気をまとわせてると思ってた。
たまらず『今日、どうだった?』と聞いちゃう。
『あー、疲れたね~』とゲーム画面から目を離さず答える定番の反応が返ってくる。
『明日はどうするの?行くの?』と畳み掛けて聞かない私、エラい?(笑)
今日一日緊張していた私はふっと膝の力が抜けた。息子の横顔をまじまじと見つめる。
彼の頭の中には、きっといろんなことが渦巻いているのだろう。
私は学校に行くことが唯一の正解ではないと思っているし、それを息子にも伝えてきたけど、
息子は「学校にいきたい気持ち」をずっと持ち続けていた。
今日という日は、のちのち振り返ったとき、どんな日として思い出すのだろう。
ちょっとヒゲの生え始めた口元を見ながら、息子の今日の一歩を心でそっと祝った。
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