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詩「昼夜の瞬き」

目を閉じると暗闇の世界が広がる
望んでもいないのに脳裏からストーリーが襲ってくる
まるで何かに操られていた
夢が怖くて夜が嫌いになった

昼の世界は好きだった
降りおりてくるルーティンをこなせばよいから
何者かを演じればよいのだから

昼と夜 
演じる時と動かされる時 
能動性と受動性
現実の私と夢想の私

同一人物で変わりのない私
どちらも好きで嫌いだ

【了】


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