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【おかまとの出会い④】きっかけはビギナーズラック

そんなこんなで初日勤務スタート!

初日は2時間だけというシンプルな勤務。初めにいうと今回勤めたおかまBarのスタイルはいわゆるガールズバーにちょっと似ている感じ。

女の子がお客様を接客してもしお客様がその女の子を気に入ってくれてお酒を注文してくれたらマージンとしてお酒の卸売り金額×5%と売上によってランキングが決まっていく。

私はお酒も作れないからその日はL姉さんの横についてとにかく接客する役。

ただ、こんな表現合ってるかわからないけど自分は右も左もわからない小娘。周りのお姉さん方は本当にTVのおかまさんのようにガンガンお客様とトークを繰り広げていく中、私はL姉さんの後ろに隠れてモジモジするばかり
注、後にこれがぶん殴りたくなる浅倉南と呼ばれる女ということをまだだれも知らない、、、

そんなとき、ふとお客様が

「Lちゃん。その娘新人?」
L姉さんに話しかけてきた。
「そうよーラベンダーちゃんっていうの。可愛がってねー」

源氏名がそれか?てかまず初めに私に教えなさいよ・
それから話は進んでいき

「なんやいじらしい娘やな! よっしゃおっちゃんがサービスしたろ・Lちゃんその娘にシャンパン入れたって」
「え、OOちゃん。ほんとにいいの?」
「ええんやええんや。ラベンダーちゃんの初日記念日や」

何か知らないけど盛り上がってる。そこへL姉さんが背中をぴしゃりと叩き

「やったわ。ラベちゃん。あんたいきなりシャンパン売上よ!」

なんのことやらさっぱり。結局その日の2時間はすぐに終わり。帰りは手渡しで給与を頂く。

初日2時間勤務で9000円也(シャンパン売上マージン含む)

……
しばらく続けてみようかしら。

ラベンダーの初日はそんなビギナーズラックから生まれました。

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