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ねむれない夜に

ねむれなくなった。
こんなことは初めてだった。

何年も毎日のように当たり前にしていた仕事で
つもりにつもったものが爆発したのか
涙が止まらなくなって仕事に行けなくなった。

そしたらねむれなくなった。
ねむろうとするのがいやになった。


それがもう一年以上。
なんともないときと、ねむれなくてねむれなくて
そこの踏切に歩いていきたくなるときと、
自分でもよくわからない波がある。


だけど最近気づいた、見つけた。
わたしがねむれるあったかいもの。

すうすう寝てくれる友達の寝息が聞こえる空間。
枕カバーにふりかけた無印良品のおやすみブレンド。
いいかおりのするハンドクリーム。
横に置いているだけの抱きまくら。


ねむれないこと、
これまでの自分と変わってしまったこと、
かなしくなったこともあったけど、

なにかあったととしても、
自分を守ってくれるなにかを
見つけることができる自分であったこと、
それに気づけたことは
わたしを強くしてくれたとおもう。


ねむれない夜があったとしても、
わたしを癒してくれるものたちを周りに置いて
あったかい空間を守っていこうとおもいます。

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