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独居問題と健康問題

シルバー世代専門パーソナルトレーナーの栗原です。

今回は独居問題について焦点をあてます。
「独居」所謂一人暮らしの問題です。年々シルバー世代の方の一人暮らしが増えています。
パートナーを既に亡くされた方もいますし、自ら一人を選ばれた方もいます。
人は人である以上、人と繋がりを求めコミュニケーションを何かしらの形で図ろうとします。
また孤独を覚えるとストレスを感じてしまい、身体的影響にも繋がっていきます。

孤独からのストレスを感じるとどのような問題を与えてしまうのか記載します。

・抑うつ
・認知機能低下
・免疫機能低下
・心筋梗塞のリスク
・脳卒中のリスク

ざっと、記載さしていただきました。
また、孤独のストレスを感じるとタバコ15本分吸うことと同じことである、揶揄されています。
心理的ストレスだけではなく、身体的な問題まで引き起こしてしまうののが独居問題です。

ある研究では、「孤独が白血球の生成を阻害する」という報告が上がっています。
(孤独で早死にしてしまうという立証はされていません。)
白血球生成の阻害ということで、免疫力低下の問題も通じてきます。

元来、人間は集団で生活していた生き物です。
孤独=死に通じていた側面があったということは改めて理解出来るかと思います。
コミュニケーションは、めんどくさいと思うことは誰しもあることですが、我々はコミュニケーションをとらなければ自然と生命の危機を作り出す不思議な生き物であると、不思議な世界観を感じます。

ここ最近シルバー世代以上の方を注目していると何かしらの集団に属そうとしている傾向に窺えます。
それは、趣味の習い事であったり、スポーツジムの会員、ゴルフ、町内会の集まりなどなど。人とのコミュニケーションが大切であるという意識を持っているだけではなく、家にいても暇という考えも多いようです。
ですが、独居問題を考えるとコミュニケーションを取れる場にいることはとてもいいことであり、”何かやる””何かしらのタスクをこなす”という仕事的な側面があった方がより男性は集団にコミュニケーションを受け入れやすい傾向にあるようです。
もう一方で着目すべき点は、定年退職直後の方です。
人によってはとてもプライドが高い方もいます。肩書で生きてきた方は尚更そうでしょう。
偏屈になっている方もいます。
仕事という建前と作り笑顔をし続け人間関係に疲れ切った方も多くいます。
ですが、このような方々とお話しすると過去の栄光の話や仕事の成功、学生時代の話と、過去属していた集団で事柄について話す方々が大半です。

やはり集団での自身の立ち位置や頑張り、遣り甲斐は通年通して必要であると感じさせられます。
独居問題は健康へのリスクはとても高いです。
だからこそ緩やかに集団の中に溶け込みながら自身の立ち位置を見つけていくことがきっと大切であると改めて感じた今日この頃でした。
楽しみだけではなく、遣り甲斐を見つけることが健康を作り出すと思われます!

60歳からの健康学校 HP
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