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ギャン泣き確定!『異人たち』。


来月公開予定の「異人たち」

来月公開予定の「異人たち」が早く見たくてしょうがない。予告編を見てからその熱は高まり続けている。こちらがその予告編。
これはちょっともう、、、ギャン泣き確定だな。

ゲイと両親の話なんて反則

ゲイと両親の話をこの切り口でやるなんてある意味反則だろ。。。そして、この監督天才だろ。。。
原作は言わずと知れた脚本家・山田太一の「異人たちとの夏」。
大幅な舞台設定の変更は行われつつも主人公が若き日の両親になぜか出会うことになり・・・という本筋は変わっていないようだ。
まぁ親の話というのはゲイもストレートも関係ないほど重く大きなものではあるけれど、やっぱりゲイの痛みと切実さを考えるとちょっとこれはすごい。
いや~見たい。ヒリヒリするほど見たい。

80年代の名作「異人たちとの夏」がYouTubeで無料公開中

おそらくこの「異人たち」の公開に合わせてだと思われるが、松竹シネマPLUSシアターさんがYouTubeで80年代の名作「異人たちとの夏」を無料公開してくれている。こちらは2週間限定で3月14日まで。

あの名画が無料で見れていいの?と驚くのと同時に松竹さんに感謝の気持ちでいっぱいである。本当にいい時代になったものだ。
原作の山田太一の小説の発売が1987年発表で、翌年の1988年に大林宣彦がメガホンを取り公開された本作。市川森一によって脚色はされているようだが、純粋な原作の映画化となっている。
主演の風間杜夫のウマさは言うまでもないが、今はヨガ仙人になってしまった片岡鶴太郎の俳優としてのすばらしさを十二分に味わえるし秋吉久美子の息子との距離感の芝居も絶妙で良い。
そして、何より大林宣彦によりファンタジー色の強い80年代マジックがかかっておりそういう意味でも見応えがある。
これは「異人たち」との予習にはもってこいなので是非この機会にと松竹関係者でもないが宣伝したい。

シャーロット・ランプリング主演「さざなみ」の監督がメガホン

「異人たち」の話に戻ると、メガホンを取ったのはアンドリュー・ヘイという監督らしい。
知らない監督だと思っていたが、シャーロット・ランプリング主演「さざなみ」の監督だとわかった。
老夫婦に起こったある出来事をきっかけに変化していく心模様、そして二人の関係を静かに繊細に描いた良作だったと思う。
大女優・シャーロット・ランプリングの存在感を生かしながらもそれに頼り切っていない感じが素晴らしかった記憶。
「異人たち」もあの丁寧さで描いてくれていると思うと、否が応でも期待が高まる。

原作改変問題が大きな話題となる最中の公開

奇しくも日本では原作改変問題が大きな話題となる最中の公開になる。
「異人たち」では物語の舞台が日本からイギリスへ変更されたのはもちろん主人公をゲイにするなどかなり大幅な改変がなされている。
それでも昨年亡くなられた山田太一本人の許可は得ており、大幅な改変も作品の精神性は失われていないという原作者のお墨付きもついてのゴーサインのようだ。
この原作改変の側面からも「異人たち」は注目の作品ということになるのかもしれない。

これはもう見るっきゃない

「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベルも出演するようだしこれはもう見るきゃないな。
大分の田舎で見れるのはいつだろう。試写会は東京と仙台でしかやらないようだけども。
西日本にも!西日本にも早く見たい人はいるんですよ!!
ってどうでもいいか。
とにかく公開されたらなるはやで見にいきます。必ず。



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