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仕事と日常、そして昭和のタイムカプセル

ビル管理士試験の話がずいぶん長くなりましたが、これだけ書けたのに自分でびっくりしました。
文才無く、思いつくままにずるずるしただけとも言いますが、ビル管の仕事内容が日常にシトッと寄り添うからネタが多いですよね。

電線の揺れより屋内の結露の方が気になるし、「おー、ヒートブリッジ」とか言いたくなる。

そして、ロマンもあります
40年くらいならまだこれから、の鉄筋コンクリートの世界だから、設備更新のたび引っ張り出す図面は、手書きの青焼きだったりします。
かっこ良く言うとブループリント。昭和レトロではないですか? すごく見にくくてかさばって 天敵ですが、嫌いになれない。

「これを描いた建築士さんは、きっと素敵なおじいさま、いや?生きてるか微妙。
しかし贅沢に作ってるし私よりも長生きしちゃうんじゃない?このビル。 取り壊しの時まで生きてられると良いなー❤」、なんて、キュンとします。
 
他にもパイプスペースとかは昭和の宝箱で、「松下電工」のよく分からない部品の箱とか、妙に高価な食器とか、片づけるの面倒だけどいつもテンション上がります。

人の営み、ってやつですよね
建物が大きい程かかってきたエネルギーもハイレベルで、情念の残り火を感じられ、なんとも良い感じ。

最近家庭の事情で別の仕事してて、野良のビル管の私ですが、素敵なロートル大規模建築を任せてもらえるような実力つけて、残り人生 力尽きるまで寄り添う、そんな夢もいいですねー。

そうするなら、まずはやっぱり苦手の電気の克服は必要、趣味のITでのハク付け、さらに守備範囲広げるべくマンション管理士も欲しいなー、と衰えつつある脳が悲鳴をあげそうです。


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