THE YELLOW MONKEY全アルバムレビュー!
全アルバムレビューなんて頭悪い企画!俺がやらねば誰がやる!ってことで、大大大好きなイエモンことTHE YELLOW MONKEYの全アルバムレビューをさせてくださいな(『Bunched Birth』は除く)。
今回の採点基準には、
エログロ変態度(歌詞やサウンドが毒々しいか)
ハー度(ハードさ)
ポップ度(歌いやすさ、良メロの多さ)
メランコリー度(幻想的なサウンドか)
硬派度(玄人、ロックオタク向けか)
クオリティ(アルバム全体の質)
の6つを用意致しまして、
最大星5つで評価していきます!
どうしても小数点が欲しかったので✮を
0.5とさせてください。
(例)★★★✮☆なら3.5という意味です。
まあ売れたバンドなんで、ヒットしたシングルは知ってるけどっていう方がいると思うんですが、ヒットシングルが案外アルバム入りしてないんです、、、。
例えば「JAM」、「SPARK」、「プライマル。」
なんてアルバムに収録されていないんですよ!
じゃあアルバムで聴くのやだよォ!って方!
御安心ください。
彼ら、ちゃんと70年代周辺のアルバム時代からも影響バチバチに受けまくってるのでアルバムもかなりこだわって作られてます!
それにそもそもアルバムで聴くの自体ちょっと、、、な方も!最後に番外編として超絶オススメベストアルバムもご紹介させて頂きます!(ぼ、ぼくもそのベストから入った口だヨ、、、)
あと便宜上メンバーのあだ名を紹介させてください!
Vo.吉井和哉(LOVIN、ロビン)
Gt.菊地英昭(EMMA、エマ)
Ba.廣瀬洋一(HEESEY、ヒーセ)
Dr.菊地英二(ANNIE、アニー)
そう、ギターとドラム、兄弟なんです、、、。
兄弟がいるバンド、ハズレを知らない、、、。
(oasis、AC/DC、VAN HALEN、RIZE等々)
という訳で!魅惑のグラムでエロティックでハードで歌謡なイエモンのディスコグラフィをガッツリ見に行きやしょう!!
1.夜行性のかたつむりとプラスチックのブギー
〜THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE〜(1992)
お茶の間は知らない、イエモンのメジャーデビューアルバム。
時はグランジやパンクの旋風が吹き荒れ、ヴィジュアル系も入り乱れた90年代前半。完全に時代遅れの雰囲気でデビューを果たす。
それも確かな実力故のものだと、このアルバムを聴けば断言出来るはずだ。(ガンズのファーストだってそうだったよね!)。
吉井和哉は「僕はデヴィッド・ボウイになりたくてこのバンドを組んだ」と語ったことがあるが、正しくグラムなサウンドが一音目から。
優しいアコースティックギター。幻想的なリードギター。綺麗にまとまったピアノ。
ただ、ここで面白いのがベースの存在感。
そのサウンドがキャリア通してずっと変わらないのもイエモンの特徴。
ヒーセはKISSなどのスタジアムなアメリカンロックに影響を受けており、かなり主張が激しい!(車で聴くと、よりミックスふざけてることに気づけるゾ)
だが他のメンバーもジャパニーズメタルをやっていただけあって全く呑まれず、ドラムは余裕でそれに乗る、ギターもそれに乗れる、ボーカルはそれでも歌謡かグラムの域に留まる。
イエモンの数多い特異な魅力の一つ。
さて、バンドのことについて熱くなりすぎたのでそろそろアルバムのご紹介を。
艶っぽい1曲目からエロスと幻想を感じられるだろう。これはこのアルバムの名刺でもあり、エロスはイエモンの一貫したテーマでもある。
2曲目はそこにハードさが乗っかったような感じ。3曲目ではあろうことか80年代的なサウンドも聴かせてくれる。
ここでハズレ(とされてる)曲もちゃんと紹介するのが俺のいいところ。
6,11曲目がそれに当たるが、6は変態でキモキモ過ぎる為、11曲目はグラムとして硬派過ぎる為だろう。
いや、こういったジャンルに慣れている方ならなんてことないと思うのだろうが、他の曲のクオリティがポップスとして質高いのもあってか、これらがお耳に合わない人がいるのもしょうがない、、、。
全体的な総評としては、これをナンバーワンに挙げる人がいてもおかしくないくらい素晴らしい出来!世界観も統一されてるし。
最後の曲は蛇足だと思うけど、うん。
特に言及せざるを得ない必聴曲を挙げよう。
1曲目「Song For Night Snails」
日本人でこんなんを出せる勇気。お茶の間に受ける気ゼロ。オタクたち喜ばせる気満々。まったくやれやれだぜって感じ(褒めてる)。
いや、ポップなのに鬱な感じ、意外と現代人なら受け悪くないのかも。
4曲目「Neurotic Celebration」
初期イエモンのギターはエマちゃんの抑えきれないQUEEN好き、ブライアン・メイサウンドが出ちゃってるのも楽しめるポイント。ここまで露骨なモノマネ、逆に海外の方がやりづらいだろう。それもすげえはっちゃけてる部分。
9曲目「真珠色の革命時代(Pearl Light Of Revolution)」
デビューからこの落ち着きよう。貫禄。大人なサウンド。日本人にしかできないグラムがここにありました。
メロディはどこか懐かしくて、ベースもそのエモさに加担する。
だんだん重なっていくメロディも美し過ぎる。
ギターは結構ぶ厚くて、ソロが俺の中でロックバラード史に残るくらい絶品。確実に泣いてる。ただこのソロ、歳を重ねたエマちゃんの方が泣いちゃう仕上がりになってるので是非そちらも。3:11秒〜。
10曲目「Romantist Taste」
もうこの時期のイエモンを代表するアンセム。今でもライブの定番曲になるくらいキャッチーなのに。なのに!めっちゃエログロな世界観!
冒頭の不穏な始まり方はかっこよく、サビは爽やかささえ感じさせるポップさ。
この曲もギターソロやばいです。ワウの使いこなし。今の若い奴らと比べ物にならない。
ええ、そうですよ。老害ですとも。
でも聴けばわかるから。本物やこれ。って。
【総評】
エログロ変態度★★★★☆
ハー度★☆☆☆☆
ポップ度★★★☆☆
メランコリー度★★★★☆
硬派度★★☆☆☆
クオリティ★★★✮☆
2.EXPERIENCE MOVIE
(未公開のエクスペリエンス・ムービー)(1993)
ああもう!この辺のサブタイトルうっとおしい!!!!
はい二枚目も見た目通り中身がちょっとクセでして。
いきなりベートーヴェンの「月光」がダークに流れたかと思えば、そこへ割り込む前作以上のエログロサウンド。
全体的にエロチックもグロテスクもマシマシになっております。そういうのがお好みな変態達にはヨダレ必至な世界観。(やれ改造ペニスのロボトミーだの、この貝殻のカミソリで君の顔を切り裂いてやるだの、キリンの首をちょんぎって馬にするだの、君の彼はゲイでおまけにデブだの、、、、、)どうよ、この時期の吉井和哉にしか書けない超絶独創的な歌詞にぶん殴られてみませんか?
前作に比べ歌詞もサウンドも、狂った幻覚的表現から狂った現実的表現へちょいとズレた感じ。80年代感はなくなり、バンドサウンドがよりハッキリ聴けるだろう。具体的に言うと、ハードさが増した!な!
ほんでここでもQUEENみたいなおふざけをピアノと共に12曲目で。
アルバムとしてのまとまりは、正直言って
ファーストより落ちたかなという印象。
では必聴曲を。
2曲目「DRASTIC HOLIDAY」
このアルバムに特有なのがこういったキャバレーな雰囲気をまとってるロック。
サビとサビ以外の緩急がたのしい。
3曲目「LOVE IS ZOOPHILIA」
ハードなのにピアノもあるとか最高じゃん!!ルーツ的にリフ物も全然いけるバンド。
楽しませてくれるじゃねえか。
5曲目「VERMILION HANDS」
疾走感もありつつ、もはやヘヴィ。なのにメロディも歌えちゃう。意味不明な歌詞も最高。
とにかく爪を切られたくない男の歌。
7曲目「審美眼ブギ」
ファーストアルバムは私が絶賛した通りだが、あまりにも流行を無視した内容で、評論家やパンク小僧たちからは総スカン。
そんな審美眼の割れてる可哀想な人達にイエモンが送るブギー。ふざけてるように見えて、ポップスとしてとんでもないクオリティ。この後ちゃんと爆売れするんだからかっこいいよ。
11曲目「SUCK OF LIFE」
こちらが今作のライブ定番曲。イエモンの出しうる歌謡感もグラムロック感もスタジアム映え感も全開。先程の「Romantist Taste」が幻覚的なアンセムとすれば、それと対になる、ギラギラのドラマを描いたようなイエモンのアンセムだと思う。てかこのバンドマジでアンセム多過ぎな。
【総評】
エログロ変態度★★★★★
ハー度★★★★☆
ポップ度★★☆☆☆
メランコリー度☆☆☆☆☆
硬派度★★★★★
クオリティ★★★☆☆
3.jaguar hard pain
1944ー1994(1994)
3枚目にしてなんとキャリア唯一のコンセプトアルバム。
ジャガーという軍人は戦死するが、恋人のマリーが心配でさまよっているうちに、現代に辿り着いちゃった、おばけがそこに居ないはずのマリーを探し続けるというお話。(結構ゆる〜くストーリー仕立て、ガチガチではない)
コンセプトあるんか知らんけど大事なのはその内容ですよやっぱ。良いコンセプトアルバムは曲も良いってのが大前提だもの。
そんな本作なんとなんと曲めっちゃ良い。
普通にこれをモストフェイバリットに挙げる人もいるレベル。かくいう私も8.11曲目はハズレ認定(それも大ハズレ)としつつも、そこを除けば絶賛の内容。構成も完璧。大ハズレがなければ。
エログロな方向性のイエモンの集大成にして、ファーストのような艶っぽさに決別した作品。
前作よりハードに。前作よりポップに。
より昔ながらのバンドサウンドが聴ける仕上がり。全パート大暴れな瞬間多くて興奮できる。
必聴曲いってみよう!ちょっと量急に増えますが勘弁!!!!
1曲目「SECOND CRY」
このアルバムのコンセプトを表すドラマチックな一曲目。物憂げなアルペジオから、全パートかっこいい瞬間が連続し、歪んだギターがサビにドーン!ほんでソロはイエモンの中でもトップクラスに好き。一体どれだけの洋楽を聴けばそんなソロを弾けるというんだ、、、!
うう、ぼくこのソロ聴いてるとなんだかこのあたりがムズムズするんだ、、、。
3曲目「A HENな飴玉」
これまでのエログロを見事に残しつつ、もっとハードにした感じ。ベースがぶりんぶりん。
ソロは変な音出してんのにメタルかじってるのが出ちゃってて、それが独特の呪術感をもたらしてる。ソロ前のヘヴィなブリッジもたまらない。
5曲目「薔薇娼婦麗奈」
ハードなタンゴとでも言うべきか。既に有名な歌謡曲をロックカバーしたのかってくらい歌謡として素晴らしいメロディをしている。でも歌謡ってこんな気色悪ないな。やっぱイエモンの曲だわこれ。今まで積んできたキャリアふんだんに活かされてんなと感心する曲。
6曲目「街の灯」
今回のQUEEN枠。イエモンのギタリストこそ世界で私が1番好きなギタリストなのだが、彼が作曲したこの曲はいくらなんでもQUEEN。最高。本当にフレディが作曲してそこにブライアン・メイがギター載せたQUEEN(II〜オペラ座の夜くらいの時期)の感じ。サビがフランス語ってのも。もう!
7曲目「RED LIGHT」
吉井と女声の弾き語りユニゾンの直後、
ぶちこまれるヘヴィなオペラ座の怪人みたいなリフたち。
売上?知らね!まだまだエログロやったるもんねー!という気概すら感じる衝撃的なサビの歌詞(実際伸びるライブ動員に対してあまり伸びない音源の売上は問題だった)。
ホルモンとこいつらしか知りません。
堂々と女性器をまんま歌詞にしちゃう人たち。
9曲目「悲しきASIAN BOY」
なんか毎回入ってんなあ、これ今回のライブ定番曲ね。
この曲のシャッフル感がイエモン印の発明だとアニーがインタビューで言っていた。わかる。
ちょうどいい攻撃性。ちょうどいい歌いやすさ。ちょうどいい歌謡感。このバランスが拮抗している必要は無いが、その黄金比な曲なのかもしれない。
勇ましいのに情けない。エロいのに華麗。
スタジアム映え最強のイエモンアンセム代表格。
10曲目「赤裸々GO!GO!GO!」
前作収録の「審美眼ブギ」からお洒落さをちょっと減らして、ハードさを上げた感じ。やっぱりロックバンドなら踊れるナンバーもね。
12曲目「MERRY X'MAS」
ラストを飾るこちらも前作に入ってそうな空気感のバラードだが、クオリティが違う。さながら映画のクライマックスのような気持ちにさせられる一曲。壮大に、美しく締められたのも、このアルバムの評価を上げている一因だろう。
あなたがこの曲を聴いている時見えているのは
回想ですか?
エンドロールですか?
叫んでいる少年ですか?
それとも、、、?
【総評】
エログロ変態度★★★☆☆
ハー度★★★★★
ポップ度★★★★☆
メランコリー度☆☆☆☆☆
硬派度★★★☆☆
クオリティ★★★★✮
4.smile(1995)
賛否両論の4枚目。売上を伸ばす為に大方向転換を決意したTHE YELLOW MONKEY。
それまでの毒々しさを抑え、ポップな方向へ舵を切る。そして目論見通り、この頃からシングルヒットが少々飛ぶようになる。とはいえ後遺症のように気色悪さがずっと見え隠れしているのも本作の魅力。チラリズム。エロい。
方向転換シングルヒットを二曲続けてケツに置き、ド頭にはフランス語のポエムから始まる狂気的な楽曲「smile」を置くことで、このアルバムを構成するポップさに深い意味を持たせている。流石の構成である。
だがエログロが減量されたのも事実は事実。
そこお目当てでそこに惚れ込んでいた
ファンからは当然お叱りの声が飛んだ。
私はこのアルバム全然面白く楽しめちゃうが、AppleMusicよ。イエモン唯一の必聴アルバムこれ挙げてっけどよ。
おかしいよ。それは。
ここ入口ではないよ、決して。
必聴曲いきましょか。
1曲目「Smile」
幻想的、狂気的にアルバムの始まりを告げる、なくてはならない曲。
フランス語のポエムもだが、英語での煽りから2曲目への入りが最高。今まで通りのようで少し違う、新たなイエモンの幕開けの音。
3曲目「Love Communication」
このポップに振り切った時期で一番好きかも。
Aメロ、Bメロ、サビがはっきりしており、
リフもギターソロもある。
ザ・日本のロック。
このサビに「淋しい夜には裸になって」
という歌詞をつけた吉井和哉に拍手。嫉妬。
4曲目「サイケデリック・ブルー」
色んな技法もりだくさんの楽しい曲。あの頃を忘れさせない幻想的エロス。
5曲目「See-Saw Girl」
貴重な吉井和哉のデスボイスからはじまり、
エアロスミスばりのヘンッテコなリフとグルーヴを堪能できる。
エマちゃんエアロ大好きなのが匂わせどころじゃない。
8曲目「イエ・イエ・コスメティック・ラヴ」
この時代のイエモンを象徴する良い意味で浅くてポップなロック。頭カラにできる系。
ビギナー向け良曲。
10曲目「“I”」
リズムをキャッチーにするという思想。
本当に洋楽脳持ってる集団だと示す曲。
かなり中毒性高い。踊らせろ。
なんかもう反動で
「Fuck me!fuck me!fuck me!I need it!!」
とか言っちゃってる。頑張れ。
11曲目「Hard Rain」
どんどんバラードが上手くなってきてる。
個人的な思い入れがエグい曲(知るかボケ)。
「泣かないで」
「忘れないで」
探らないで。
13曲目「熱帯夜」
聴けば綺麗に方向転換したとわかる。
もうエログロ辞めてそっちに行っていいと
思わせるクオリティ。
さらに歌モノ感が強くなったことで吉井の歌詞の上手さが際立つようになり、ポップスとして素晴らしい仕上がりになっている。
【総評】
エログロ変態度★★☆☆☆
ハー度★★★☆☆
ポップ度★★★★★
メランコリー度★☆☆☆☆
硬派度★☆☆☆☆
クオリティ★★★★☆
5.FOUR SEASONS(1995)
私がイエモンで一番最初に聴いた、
一番お気に入りの一枚。
このアルバムはUKでレコーディングされたのもあってか、ここから音が明確に変わっている。
イエモン初心者がまずハマる名曲「太陽が燃えている」が入っていることもデカい。
硬派なリフ物もあれば、しっとりとした良バラードもある。だが、アコースティックな曲や
エログロ的な曲はもうない。
変態度は薄まったが、その代わり明るくて楽しい骨太で歌謡なロックに満ち溢れている。
前作「Smile」よりもクリアなのに、無理している感じはなく、のびのびとした澄んだ空気が
全体に流れている。
『FOUR SEASONS』とは銘打たれているものの、夏が最も似合う作品だ。
妄想の世界でなく、本当にスタジアムクラスのロックバンドにまで成長したオーラやカリスマ性を放つ傑作。
必聴曲いこう!
1曲目「Four Seasons」
開幕からアルバムで最も硬派な曲。決意表明のような音と内容で、こんくらいのクオリティ作れるんだから安心して欲しいという優しさや、
黙ってついてこいという自信も感じさせる。
2曲目「Overture~太陽が燃えている」
この曲が一番好きという人もいる。
イエモン入門ならこの一曲から薦めていいレベル。アクが全くない。故にイエモンにハマればハマるほど、この曲への関心が薄れていく、、、。
5曲目「ピリオドの雨」
音数の少ないシンプルな絶品バラード。
幻想的な男女の関係の表現には、ごちゃごちゃと音を足しまくる華やかさよりも必要最低限のものだけの方が胸に突き刺さる。
削ぎ落とされた美しさが切ない。
6曲目「Love Sauce」
5曲目と同じく男女のいやらしい関係を歌っているが、その音はゴージャスで、内容はバカらしく、完全に対極となっている。この表裏一体が気持ちいい。
かわいらしいメロディに載せて繰り広げられるエロス。「僕は淋しい」「少し淋しい」のにね。
ベースのHEESEY作曲。
7曲目「Sweet&Sweet」
イエモンの中でもトップクラスにかっこいいリフ物だと思う。邦洋問わず問題なのはリフ物におけるメロディだが、そこを華麗にクリア。
かと言ってAメロ、サビにもリフは用いられ、オルタナではなく、ちゃんとリフ物の曲になっている。
8曲目「月の歌」
上質な歌謡。リフ物の後にこんなお口直しを 提供できるのは世界中でもTHE YELLOW MONKEYだけだろう。本当に良い箸休め。
9曲目「追憶のマーメイド」
間違いなくこのアルバムの目玉。歌謡とロックのバランスが絶妙で、彼らの全ての曲の中でも異彩を放っている大名曲。
夏の暑苦しい欲望と溺れるような愛を全パート見事に表現しており、夏が来る度に聴きたくなること間違いなし。
10曲目「Father」
吉井が少年の頃亡くした父に向けた唯一のラブソング。切ないバラードやYOSHIKIみたいに病みまくって暴走している訳でもなく、明るくて穏やかなロックになっているのが暖かい。
「どこの空も 夕日は綺麗さ 星空も綺麗さ
本当だよfather」
「異国の大空の下でrock'n'roll,I love you」
それまでのエログロな方向性では、自身のだらしない恥部を晒すような歌詞が多かったが、
こんなにも美しくて純粋な感情をありのままに描くことも、彼にとっては勇気の必要な、
恥部を晒す行為に変わりないだろう。
そのどちらも、私は芸術だと思う。
11曲目「空の青と本当の気持ち」
ラストを飾るのは若干オルタナな、落ち着いたテンポの三拍子で進むかわいらしい楽曲。
エマちゃん作曲なこともあり、ソロの音圧が凄まじい。レスポールの粘り気にとろけそうになる。良曲だが、エマの作曲能力が爆発するのは次作から。
【総評】
エログロ変態度☆☆☆☆☆
ハー度★★★☆☆
ポップ度★★★★★
メランコリー度★★☆☆☆
硬派度★☆☆☆☆
クオリティ★★★★★
6.SICKS(1997)
1番のお気に入りではないが、最高傑作を挙げろと言われれば瞬速でこれ。迷う余地無し。
それもそのはず、吉井和哉がこの時期まで貯めていた約300曲を厳選して作り上げたアルバムなのだから。他の作品とはクオリティのケタが2つくらい違う。
全曲必聴なのでこれまでのように一曲についてダラダラ書くことはしない。
流れごとスパパパっと見ていこう。
冒頭のEコードの1音から繰り広げられる幻想とリアルの幕開け「RAINBOW MAN」。
よりリアルと深淵に近づく「I CAN BE SHIT, MAMA」。
今作唯一のヒットシングルだが、この流れで聴くと全く軽く聞こえず、人間的なのにファンタジーな魅力を放つ「楽園」。
一切の幻想を切り裂く硬派な骨太ロック。スターになった自分自身を嘲笑し続ける、エマの傑作「TVのシンガー」。
ジャジーかつハードなエロスに酔いしれる「紫の空」。
脱力しきって腑抜けたブルース。それまでの楽曲が作用して、先の何かを予感させるような名スキット「薬局へ行こうよ」。
その予感が的中するように轟く目玉、超絶ダークで芸術的なロックの神曲「天国旅行」。
混じり合う二重人格が音楽としても楽しい、エマによる、プログレハード的な旨みも持つ不思議な「創生児」。
ロックのかわいさ剥き出し。浮遊感と弾けるような明るいエロスに踊り出したくなるヒーセの名曲「HOTEL宇宙船」。
シームレスに突入する、暗くハードな絶品歌謡「花吹雪」。
グラムなのに90年代UKのメランコリーにも似たカタルシスを浴びられる、アコースティックな「淡い心だって言ってたよ」。
アップテンポな低偏差値哲学ロック
「見てないようで見てる」。
最も当時の時勢を汲んだような夢見るUK節も感じるし、昭和の名曲のような貫禄にも感情を揺さぶられる、甘いのに壮大なカーテンコール「人生の終わり(FOR GRANDMOTHER)」。
と、アルバム全体の構成も完璧な為、
全曲さらっと紹介した。
『FOUR SEASONS』同様ロンドンでレコーディングしたことに大変意義がある内容で、UKサウンドが陰の文脈で取り入れられており、
陽な前作と綺麗に対となる、イエモンの本物の魅力がある。
またエログロ期が長くなければ得られなかったであろう自然なダークさ、ポップ期への転換がなければなかったであろうユニークで美しい歌詞など、今までの何が欠けていても完成しなかったと思われる奇跡のような作品。
全てはここに到達するための物語だったのではないかと思うほどに。
具体的なその世界観としては、
イエモンが一貫して描き続けてきた「性」の表現を隅々までえぐり続けると、「生」の優しかったり激しかったりする輝きが燦々としはじめ、賛歌になるといった内容である。
ただ、賛歌とは言ったが、大部分がダークでメランコリックなサウンドに覆われており、間違いなくイエモンの音楽なのだが、万人受けする作品かと聞かれれば、そこには頷きかねる。
実際、100万枚売るつもりで作ったものの、累計売上は63万枚で、吉井は悔しい思いをしたと語っているが、後年他メンバー含め、この玄人向けな内容がここまで売れたのは誇れることだという旨を述べている。
それに私もイエモンを聴き始めた頃は、このアルバムに流れる空気感が苦手だった(天国旅行とか花吹雪とか人生の終わりとか)。
ただこの大名盤の魅力がわからないまま、聴かないまま死んでいくのは、ロックを愛する日本人としてもったいなさ過ぎるので、
せめて1度だけ、僕のせいにしていいのでこのアルバムを聴いて欲しいのです。
これは紛うことなき日本人の功績、
「日本のロックのマスターピース」
なんですから。
人肌恋しくなる冬によく合うアルバムだなとも思っているので、寒いうちに、さあ。
【総評】
エログロ変態度★★★☆☆
ハー度★★★★★
ポップ度★★★★★
メランコリー度★★★★★
硬派度★★★★☆
クオリティ スカウター壊れた。測定不能。
7.PUNCH DRUNKARD(1998)
前作のメランコリックだったりダークだったりした雰囲気から一転、
削ぎ落とされたバンドサウンドに
THE YELLOW MONKEYは移行する。
それまでどのような形であれ、色々なもので自身の楽曲を飾ってきた彼らだが、ここでは剥き出しになっているイエモンの核のようなものに触れられる。
それが好みとなるか味気なく感じるかは人次第だが、このアルバムにしかない肌感があるのは事実。
ズルだと思うのであまりこの言葉は使いたくないのだが、「スルメ盤」(聴けば聴くほど的なの)だと思う。
このアルバムが持つ温度と自身の体温が時間をかけて重なる時、この一枚はあなたにとって、かけがえのないものになるはず。
流れとしてはメロも良いリフ物の表題曲で勢いよくスタートし、本格派ロックバラード「球根」 でぐっとペースを落とす。そこから生感溢れるシンプルな楽曲が続き、波の音とピアノをバックにしたポエトリーリーディング「SEA」から空気が一変。そのまま文字通り突然燃えたかのように名曲「BURN」へ。その後またシンプルなバンドサウンドが二曲続き、アップテンポで最高に楽しげなポップロック「LOVE LOVE SHOW」で疾走して終わる。
シンプルなバンドサウンドのイエモンに慣れてしまえば、こっちのもの。かなりいい構成だと感じるはずだ。まあ裏を返せばとにかくアルバムとして素晴らしい形になっているので、必聴曲は多くない。
ではいってみよう。
1曲目「パンチドランカー」
攻撃的なドラムパターンからベース、リードギター、サイドギター、ボーカルと楽器が増えていく、ロック小僧みんな大好きなタイプの曲。サビは心に響くメロディだし、途中でジャズになったり、ヘヴィでない攻撃性に特化した
超かっけえ曲。
2曲目「球根」
かなり削ぎ落とされているロックバラードで、シンプルかつよく練られている。
アルバム全体で見られる剥き出しのアレンジが最も映える楽曲になっており、
ファンはもちろん、ロックミュージシャン達からの人気も高い。XJAPANのhideやエアロスミスのスティーブン・タイラーらも絶賛している。
8曲目「エヴリデイ」
陰鬱なイントロとAメロからは想像がつかないくらい元気を貰えるサビが、とにかく良い。
編曲によってはつまらなくもできる楽曲だと思うが、彼らは既にベテランバンド。達人の域。
10曲目「BURN」
ラテンなメロディやリフ、ドラムだが、完全なロックバンドサウンドで表現することにより、独特なわびさびさえ感じさせる。
ドラマに使われたことでお茶の間にもよく知られ、その確かな歌謡性やロック要素から、ファン人気も一二を争う名曲。
サビのメロディが「SPARK」に並んで天才的。
13曲目「LOVE LOVE SHOW」
徹底的なおちゃらけっぷりとキャッチーさ。
さらにアルバムバージョンでは疾走感も追加され、全パートが楽しんで演奏しているのも伝わってくる。
それまでの楽曲とは対照的に、色んなサウンドエフェクトが入っていて、イエモンの中でもトップクラスに楽しくなれる曲。
ずっとハジけているが、最後に
「散らない花はないけれども
花は咲き続けるだろう
それじゃさよならお元気で」
と、元気になれる深い言葉で見送ってくれる。
スタッカートでダッ!と終わるのも爽快。
余談だが、このアルバムを引っ提げたツアー「PUNCH DRUNKARD TOUR」は113本にも及ぶとんでもない規模のもので、98〜99年の間だけでTHE YELLOW MONKEYには約100億円の経済効果があったという。
しかし、このツアーでバンドは何かがぶっ壊れてしまう。その模様が、前年のトラウマになったフジロックからありありと映し出される映画『パンドラ ザ・イエロー・モンキー』(2013)はファン贔屓抜きで傑作なので、余裕があれば見て欲しい。予告編からクソかっこいいので。
【総評】
エログロ変態度★☆☆☆☆
ハー度★★☆☆☆
ポップ度★★★☆☆
メランコリー度☆☆☆☆☆
硬派度★★★★★
クオリティ★★★★☆
8.8(2000)
『Smile』どころじゃない問題作。前作の剥き出しサウンドから大幅に変わって、打ち込みサウンドマシマシで、デジタルでヘヴィな毒々しい仕上がりになった。
それはイエモンのロックと相性悪いでしょ〜って思うのもわかる。だが前作と同じく、慣れればこっちのもん。そういうのにアレルギーがある人は別だけれども。
昔メタルをやっていた人達なだけあってその妙をわかっているし、サウンドは違えども、元々毒々しいことを専門にしていたのはご存知の通り。毒物及び劇物の取り扱いは免許皆伝。
さらにクリーンな曲も後半に多く入っており、毒々しいロックと澄んだロックが互いを活かす形となっている。
まあただ、解散前のバンドのアルバム特有の
ギスギス感はやっぱりありますわな、、、。
でも名曲多い!必聴曲GO!
2曲目「サイキックNo.9」
毒々しい1曲目の後、
シンプルに正統派なリフ物をくれる。
こういうのがあるから毒も楽しめる。
6曲目「人類最後の日」
5曲目の少し毒されている歌謡の後の猛毒スキット。「オーイ」とか「タスケテー」とか言ってる。
「ワッ!クセッ!!」がリフレインして、その「ワッ!」から次の曲に入るのが、サウナから水風呂に浸かる
瞬間のような快感。
7曲目「SHOCK HEARTS」
明るいリフ物。メロディもめちゃくちゃ良い。『8』の後半の曲たちは単体で聴くのと、アルバムの中で聴くのとで雰囲気が全然変わっちゃうから面白い。
8曲目「聖なる海とサンシャイン」
シングルではもっとバンドサウンドなのだが、これ『8』の毒がちょっと回っちゃってる。
ただそこが毒ガスの蜃気楼に辿りつこうとしているみたいで素敵。
このオアシスも見間違いだったか、って切なさに浸れるし、普通に名曲。
9曲目「カナリヤ」
サウンドはデジタルな感じにまとわれているが、メロディや歌詞は暖かい。
毒を持った花ほど美しいみたいな境地へ。
ここで「毒薬変じて薬となる」的な感情になれた方から前半の毒の沼地ゾーンも愛せます。
10曲目「パール」
毒っ気ナシ。綺麗で透明な何かを追って走っているかのようなアップテンポのロック。
でもこの水の美味しさがわかるのは、それまでの汚染された空気のおかげ。
普通に全パートかっこいい大名曲です。
MVも真っ白で美しい。
11曲目「STONE BUTTERFLY」
え、毒の沼地終わったと思った?
ざんね〜ん!!!!!!とびっきりのやつくれてやるわ!!!と言わんばかりの一曲。
ただ全然ハズレではない。このヘヴィさ、
吉井和哉の語呂とリズムセンスや楽器隊の
メタル能力の高さも相まってクセになる。
文字通り中毒になるってワケ(うるせえ)。
12曲目「メロメ」
なんとバンドサウンドがゼロ。ストリングスとボーカル、あとはちょっとした打ち込みだけのバラード。
ロックでなく、ディズニー音楽みたいに
透き通るクリアさ。
いや、汚染とか散々言ったけどさあ、、、。
だって普段のイエモンよりクリアなんだもん。
違和感あるよお、、、でも悔じいッ!イグッ!
メロが良過ぎて恐ろしいことに聞けちゃうッ!
不自然な打ち込みサウンドが、ニセモノの透明の割れ目から毒がこぼれているようで、
吉井和哉の胸の内まで見えてきて、
本当に少し切なくなる楽曲。
13曲目「バラ色の日々」
そしてバラ色の日々に辿り着く。イエモンど真ん中の代表曲。ベストやシングルでしか聴いたことのない人はこんなアルバムに入っていることに、さぞ驚くだろう。
ここまで逃げずに進んで来た者だけが味わえるバラ色の日々の味。筆舌に尽くし難い。
「追いかけても追いかけても
逃げて行く月のように
指と指の間をすり抜ける
バラ色の日々よ」
まだかまだかという気分の中、あのバラ色の味を追いかけて追いかけて『8』を聴き、やっとの思いで「バラ色の日々」に辿り着いても、次の最後の曲は大ハズレの猛毒曲。本当にバラ色の日々は指と指の間をすり抜けていく。
アルバムとしての完成度で言うと次の曲は消すべきだが、
もしかすると、「バラ色の日々」を追いかけていた日々こそ、バラ色なのだというメッセージなのかも。
14曲目「峠」
ごめんね。ゴミ。逆必聴曲。取り上げなかった毒ゾーンは別に聴けるやつらなのだが、これはしっかりとしたクソ。必避曲。
こんなのをアルバムの最後に入れちゃう感じが、解散前のアルバムってのを象徴してると思う。辛いね。
【総評】
エログロ変態度★★★★★
ハー度★★★★★
ポップ度★★★★☆
メランコリー度★☆☆☆☆
硬派度★★★★★
クオリティ★★★✮☆
9.9999(2019)
再結成後にリリースされたアルバム。
『FOUR SEASONS』や『SICKS』といった名盤をロンドンでレコーディングしてきたTHE YELLOW MONKEYだが、この作品はロサンゼルスで録られた。
やはり心なしか乾いたような音が特徴的なアルバムだと思う。湿りに湿り倒し、濡れに濡れ、びしょびしょの音楽性だったイエモンも歳をとり、乾くことを覚えたのだろう。
ロックかロックじゃないかに過度にこだわってぶっ壊れたという側面も持っていたこのバンドは、純粋にいい音楽を届けたいという柔軟さを思い出して帰ってきた。
まあお察しの通りエログロだの毒々しさだのは
大幅に軽減され、大変聴きやすくなっている(むしろまだちょっとある事に驚き)。
血湧き肉躍る瞬間があまりない分、移動中や
リラックスタイムに聴くのに適している感じ。
ドラムの腕が少し落ちたなという感じはするが、他のパートはいぶし銀的な渋さがかっこよく、良い意味で枯れている故のパワーがある。
曲順も良く、ほんとに良作。
6曲目はほんとにハズレ。
では必聴曲。
2曲目「天道虫」
のびやかに始まりを告げる1曲目に続く、唯一のハイテンポなロックナンバー。
渋い攻撃性と表打ちのドラムがクソかっこいい再結成後のライブ定番曲。
フォウ!のタイミングが天才。
7曲目「Changes Far Away」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
久しぶり!!あぁ~!QUEENの音ォ〜!!
ピアノとドラムが中心となって心地よい三拍子を奏で、優しい気持ちになれるバラード。
9曲目「Balloon Balloon」
コンパクトにまとまった、昔ながらの妖しい色気を持っている曲。
「飛びます 飛びます Balloon Balloon」
なんてお茶目な歌詞も良いスパイス。
11曲目「Titta Titta」
可愛らしいクランチサウンドのギターと
小気味いいクラシックなロックのドラムで
ノリノリになれる、こどもの歌のような雰囲気すら感じさせるロックンロール。
ソロでサンプリングしてるのが悪魔を憐れむ歌ってのもイイ!
12曲目「ALRIGHT」
再結成後を代表する、若干のグロテスクな表現も含んでイエモンらしさを捨てきってないことに感動できる一曲。THE YELLOW MONKEYが帰ってきたことを皆で祝おうという
正統派良曲。
「何よりもここでこうしてることが
奇跡と思うんだ」
そうやなあ。おかえりなさい。
13曲目「I don't know」
ベースはぶりぶりに。ギターはアコースティックとクランチ。やはり『9999』の特徴は大人なギターのクランチサウンドだと思う。
このアルバムの根底に流れている美しさと妖しさの集大成を、この曲が務めている。良曲。
【総評】
エログロ変態度★☆☆☆☆
ハー度★☆☆☆☆
ポップ度★★★☆☆
メランコリー度☆☆☆☆☆
硬派度★☆☆☆☆
クオリティ★★★☆☆
番外編 THE YELLOW MONKEY IS HERE.NEW BEST
2017年にメンバーがアンケート上位曲を
再録したベストアルバム。
音やアレンジが良い意味で現代的で、ロック好きにも、既にイエモンが好きな方にも、オリジナルアルバムはちょっと、という方にもオススメできる。
がっつり聴くもよし。
ちょびっとかじるもよし。
若いギラギラしたイエモンも良いが、歳を重ねて、落ち着いた大人の色気があるイエモンも堪能して欲しい。
私もこのベストが聴きやすくて、ここから
イエモンに入った。ちなみに言い忘れたが、
初心者におすすめのオリジナルアルバムは
『FOUR SEASONS』。
収録曲は
1.悲しきASIAN BOY
2.パール
3.太陽が燃えている
4.プライマル。
5.WELCOME TO MY DOGHOUSE
6.追憶のマーメイド
7.BURN
8.SPARK
9.楽園
10.真珠色の革命時代~PEARL LIGHT OF REVOLUTION~
11.SO YOUNG
12.天国旅行
13.SUCK OF LIFE
14.花吹雪
15.JAM
16.バラ色の日々
この16曲で、アルバムのおいしい曲も、アルバムに入ってないヒットシングルもさらえる。
是非このベストを聴いて好きな曲があったら、オリジナルアルバムも聴いて欲しい。
凄い頑張って記事書いたからさ、、、ね?🥲
という訳で、すんげえ疲れました。
ここまで読んでくれた方々もお疲れ様でした。
でもまた全アルバムレビューやりますww
凄く気が充実するんです。
生きているって感じるんです。
THE YELLOW MONKEYが皆さんの人生のお供となれますように。
またね。
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