スイスへの一人旅、最近のこと
6月下旬に大学の授業が終了し、怒涛の旅行ラッシュ後、メキシコに帰国する親友を見送り、日本からはるばる訪ねて来てくれた友達のホストをして、、気がついたらドイツ生活は残りあと一週間弱。
バタバタと過ぎ去っていく一つ一つの出来事とそれにともなう感情の起伏を消化するのに必死で、後ろを振り返ることができていなかった。
帰国前にできた(作った)束の間の、何をしなきゃいけないわけでもないこの時間を、ここ数ヶ月の出来事を新鮮なうちに記録することに使おうと思う。
まずは7月初めに訪ねたスイスのローザンヌでの写真たち。
夜行バスで早朝到着、まだどこもお店は開いていないのでとりあえず歩いてみる。
ローザンヌはフランス語圏。どこか街並みもフランス味を感じる。
Barozzi Veiga設計、州立ローザンヌ美術館へ。
次は、ローザンヌを訪れた一番の目的、SANAA設計のロレックスラーニング・センター。
実際に使われているのその空間を五感で体感する、写真や図面から想像するのとはやっぱり違う。
開館時間はたっぷり夜中の12時まで。学生や地域の人がお昼寝したり、課題をしたり、ご飯を食べたり、のびのびと思いのままに過ごしている。
宿のチェックインを済ませてから、特にすることも無かったので再訪。
夜行バスでの疲れをじわじわと感じながら写真を撮ったりゴロゴロしたり、noteを書いたりぼ~っとしたり。
見るべきものが沢山ある土地に行くと、スタンプラリーみたいに有名建築を忙しなく巡ることも少なくないが、建築は滞在時間が長ければ長いほど見えてくるものがあるな〜と、建築に限らず。
そこで暮らしている人、その場を日常的に使っている人に目線を合わせて過ごす、一人旅で心がけていることの一つ。これからも大事にしたい。
翌日はバスでフランスのリヨンへ移動。
続きは次のnoteに☺︎
この一年(特に後半)の一人旅は、癒やしとか楽しいとかは二の次で、この経験から何かを学び取らなくては、という意識が常にあったように思う。
そのように気を張っていたせいか、この旅の最中は人恋しくなったり、どっと疲れたりなどした。ヨーロッパでの一人旅に慣れ、言語の壁を乗り越えた達成感や新しい土地の文化への好奇心が薄れてきたからなのか。自分の成長を実感しつつも、一年前と同じエネルギーで心動く瞬間が少なくなり、冷静で落ち着いている自分を客観視して淋しくもなった。
年をとる、経験を重ねる、ってこういうことなのかな、何かを越えてその先が見え隠れしているような、そんな気分でここでの残りの日々を過ごす最近です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?