意外な言葉
久々に話した友人がいます。
その友人は、友達である贔屓目を除いても「人に好かれそう」って勝手に思ってました。
特別仲が良いわけでも、頻繁に会うわけでもないので、相手に友人って思われているかどうかは一旦置いておきましょう。
私は昔から自分を受け入れてくれる人と仲良くする人で、自分のことが苦手な人がいるのは仕方ないと思っていて、
誰でも仲良くできるって感じのその人は、俗に言うクラスの1軍のような、
明るいですし、きちんと場を考えて発言している感じだったし、私から見たらキラキラしているような感覚だったので
「俺の良いところが思いつかない」
その一言を言われた時に驚きました。
この感覚も顔の話で考えたら、その人が私に見せている顔がそうだったってだけかもしれませんが。
いやいやいや待て待て。
流石に私でも自分のいいところ、すぐ出せって言われたら難しい可能性もあるけど、考えたら1つぐらい思いつくぞ?
私もネガティブだけど、
苦手とか短所の裏返しっていいところって言いますし…。
っていうか、自己紹介でも他のことでも「あなたの長所は?」とか「特技は?」って聞かれますし、なんとなく1つぐらい出せたりするものです。
私の偏見
その子がこれまでの人生が1軍であったのかという事実は知りません。
これはあくまで偏見ですが、
1軍っぽい人ってそもそも人と関わることが多いし、友達と呼べる人も多くて、妬まれることはあるかもしれませんが、褒められることも多くて、
自分のことが好きな人が多いと思っていました。
表立って「自分が好き」って言うとか、そういう行動をするかどうかはまた別の話ですが。
それでも人と付き合ってうまくいくって自信に繋がることも多いし、頼りにされることも多いし、
味方がいるって状況が多い中では、長所とか自尊心って磨かれるものだと思っていました。
もちろん、1軍だから人生楽勝とか辛いことがないとか、決してそんなことはないと思ってます。
1軍だから人間関係で何かあったり、目立ちやすかったり、人にも好かれたり突っ掛かられたり、損することもあると思います。
でも、同時に1軍だから得することも多いとは思います。
この法則自体は別に1軍でなくても変わりません。
でも、その何かある「得すること」は捉え方次第では確実に自信を与えてくれるものであったはずです。
でも、その人は普段から冗談を言うこともあるとはいえ、おそらくその言葉は本当だったのだと思います。
私の性格が「自分に自信はないけど、きちんと必要な時には長所も言うことができる」人なので私から見たら「何もない」って言葉は意外でした。
なんとなくキラキラしてて苦手な人が多かったけれど、イメージが打ち壊された感じがしました。
1番「立場」に偏見を持っていたのは私だったのかもしれません。ごめんなさい。
でもその人はきっと本当に、あくまで話した時間内では思いつかなかったんだと思います。
君の長所を一緒に見たい
おそらく「私の長所はどこ?」って友人たちに、昨日話したその人たちに聞いても答えてくれるでしょう。そういう人たちなので。
今いるコミュニティの人も答えてくれるでしょうし、友人も、家族もきっと答えてくれます。
家族は余計なひとことぐらいあるかもしれませんが。
でもそういう場があるって結構幸せなことなのでは?って、書いていて思いました。
私がいつか、今後きっと何回か起こる本当にしんどくて辛くて、逃げたくてもう現実と向き合えないって時に
「この人ならば、きっと根拠なんてなくても応援してくれるだろうな」って人がいるって結構幸せなことなのでしょうか。
それが甘えだって言われればそうなのでしょう。現実を見させてくれる人も必要なのは確かですが。
本当にしんどい時ぐらい夢の国に逃げたって良いと思うのです。それで散々甘えて、落ち込んで、また、現実と向き合えるのであれば、それでもいいと思います。
私がそう勝手に思っているだけで、本当にその人たちがそう言ってくれるかは分かりませんが。
私は少なくとも、その人たちの優しさが感じられる限りは、私はその人たちを好きでいたいと思います。
そう思うから、私も現実を話すこともあるけれど、誰かが疲れた時は夢の話もできるようになりたいと思います。
自分に余裕のある時しかできないのは申し訳ないところですが。
君が疲れた時ぐらいは、夢の話も、理想の話も物語でも一緒に理想を考えられる人になりたいと思います。
まぁ、そう思ったのは、割と最近に一緒にその辺を色々考えてくれる人たちに出会ったからです。
それが仕事の一環で、人生の先輩だからだったとしても、かっこいいと思ったからです。
その話はまた今度、いつかお酒の席ででも本人達に話せたらいいなと思います。
でもだからこそ、その子にも君の長所は沢山あって、私も周りもそれで助かってるんだよって伝えてあげられたらいいなって思いました。
私は誰かの長所に助けられて生きているので。
甘いかなぁ
その考えが甘いかなぁとか、先輩として現実を教えてあげるべきとか、ちょっと思わなくはないです。
時々、つい「それはちょっと現実的に…」って言いたくなっちゃうこともありますし、現実見た方がいいよ!流石に!ってほどの壮大な夢を見てる人もいます。
行動してない人も怠惰でその夢を言っている人もきっといると思いますし、私もその1人だとは思います。
でも、夢の話って楽しくないですか。妄想でも、創作物でもそれはそれで話として楽しいです。
現実はいつかどこかで見るでしょう。大人になるに連れて、いつかは見ざるを得ないでしょうと思うことが多くなりました。
だからこそ、優しくいたい。
現実を言うことで「恨まれる」とか「嫌われる」とか、そういうのもなくはないですが(笑)
優しくいることで、自分が見れる夢の幅も広がると思うのです。
まぁ、これを思えたのも最近なのですが。
だから少しだけ誰かの夢を分けて欲しいって気持ちで一緒にあなたの夢を見させてください。
それが怠惰の中で生まれたものであったとしても、君の夢とか長所とか、それはそれだ思うのです。
私はつい現実を考えてしまうけれど。
君の長所を自分でも見れると少し、楽になれるかなって思いました。
現実だけじゃ、つまらないよねってお話でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?