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My Favorite~大河ドラマ「光る君へ」

古文を学ぶ高校生にはいい教材


★0 はじめに

自分がいいと思うものをつれづれなるままに紹介する企画として書いている「My Favorite」。本当は色々書きたいものがたまっているのだが、書く時間がなかなか取れない。今日は少し時間が空いたので、短時間で一気にババット書いておこうと思う。今回は大河ドラマを取り上げる。

★1 私と大河ドラマ

私は基本的にドラマは見ない。特に連続ドラマは毎週見ないと筋が分からななくなるし、毎回エンディングを迎えて「次はどうなるんだ…ハラハラドキドキ」となるのがあまり好きではない。モヤモヤ感を一週間引きずるのが嫌なのだ。特に大河ドラマは一年間の長丁場だ。付き合っていられない。そう思ってずっと敬遠してきた。

それでも昔は見てはいた。多分、「秀吉」(96年)くらいまでは何となく見ていたと記憶している。そこから仕事が忙しかったり何だったりで見なくなっていた。

そんな私だが、今年の大河ドラマは見続けようと決意して第2話以降をずっと見ている。

★2 理由は仕事がら

今年の大河「光る君へ」は平安時代が舞台である。このこと自体、とてもレアだ。大河といえば、戦国時代など武士の時代を扱うのがド定番であって、平安時代が舞台なんて私は聞いたことがない(過去にはあったらしいけど)。これがまず興味を惹かれた第一の理由。

次に、私の仕事柄、見ておかないといけないだろうなと思ったのが第二の理由。それでも第一話は敬遠したのだが、「このドラマを見ると、当時の宮中の様子などがよく分かってよい」という、とある教師の一言が決め手になって、第二話から見始めた。

なるほど、確かに。当時の貴族や庶民の生活や風俗習慣、調度品などよく分かる。NHKのことだから、時代考証などはしっかりしていると思うし、これは受験のために古文の勉強をしている高校生(あるいは、中学生がこれを見るとより良いかもしれない。古文嫌いになる前に)が古文ワールドのイメージを持つには最適だろう。もしかしたら、学校の教師も推薦しているかもしれない。

連ドラにつきものの、次はどうなるハラハラドキドキについては、私はあまり感じない。史実は概ね知っているし、道長と紫式部が結ばれないことも知っているから色恋模様にも何も感じない。本当に史実通りにやったらドラマにならないからそこはアレンジや脚色はあるけれども、道長と式部が特に仲が良かったらしいという事実について、一つの仮説としてストーリーを組んでみました、という、実験的な物語として見ている感じだ。キャスティングもなかなかいいし、これなら一年間何とか見続けられそうだ。

★3 さ~て、来週の大河ドラマは?

次週10日(日)は、古文の教科書でも取り上げられる「花山天皇の出家」だ。高校生は見る価値ありますよ。

以上、私は別にNHKの回し者ではありませんが、一応リンクを貼っておきます。


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